機材貸し出し:株式会社日本HP
複数の液晶ディスプレイを使った「マルチディスプレイ」環境ではゲームの画面が大きく表示され、臨場感や没入感が増すと言われています。そこでGeForce GTX 980を搭載したパソコンと2台の液晶ディスプレイを使った「デュアルディスプレイ」環境で、「GTA5」こと「Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)」を試してみました。
検証に使用したパソコン
今回の検証では、日本HPからお借りした「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」を利用しています。CPUはCore i7-4790Kで、GPUとしてGeForce GTX 980を搭載しています。
パーツ構成やベンチマーク結果については下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。
関連記事
- 日本HPの水冷ゲーミングデスクトップPC「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」をレビュー!
- PC版GTA5のベンチマークをGTX980搭載のHP ENVY Phoenix 810-480jp/CTで試してみました!
- GTX980でマインクラフトの影MODを試す!さらにデュアルディスプレイ化でもはや別作品!?
お知らせ
この機種はすでに販売が終了しています。以下のリンクから、別の記事をご覧ください。
HP製品のレビュー一覧
2015年発売のパソコンのレビュー一覧
NVIDIAの設定ツールでふたつのデスクトップをひとつに統合!
ふたつの液晶ディスプレイを接続しただけでは、どちらか片方にゲーム画面が表示されてしまいます。そこでNVIDIAの設定ツールを使って、ふたつのデスクトップをひとつにまとめました。
GTA5のオプション画面は片方のディスプレイにしか表示されませんでしたが、解像度は「3840×1080」に設定されています。
デュアルディスプレイの映像は迫力満点! なんだけど……
まずはデュアルディスプレイでベンチマークを試してみました。結果は以下の表のとおりで、平均では60FPSを超えられなかったものの、平均52FPSなら許容範囲内です。ちなみにグラフィックス設定は「GeForce Experience」で最適化した高めの設定を使っています。「高度なグラフィックス」設定の項目をオフにすれば、FPSはかなり向上するでしょう。
デュアルディスプレイ+GeForce Experience最適化時 | |||
最小 | 最大 | 平均 | |
---|---|---|---|
Pass 0 | 7.23 | 74.12 | 55.67 |
Pass 1 | 15.84 | 61.88 | 45.35 |
Pass 2 | 17.79 | 84.62 | 51.46 |
Pass 3 | 21.95 | 95.71 | 59.78 |
Pass 4 | 14.91 | 89.07 | 52.41 |
3840×1080ドットの画面はかなり広大で、映像の迫力は抜群です。1920×1080ドットのフルHDでは見えていなかったものが、いろいろ見えるようになっています。
しかし画面のメイン部分が右側に表示されるので、ちょっとバランスが悪いんですよね。
画面の真ん中に表示されても液晶ディスプレイのベゼルがジャマになりますから、この表示は仕方がないのでしょう。今回は2画面で試してみましたが、臨場感のあるプレーを楽しむなら3画面は欲しいところです。
デュアルディスプレイでGTAオンラインを試す!
せっかくの2画面プレーですので、ストーリーモードとは別にGTAオンラインを試してみました。
実は筆者は、GTAオンラインを試したのがこれがはじめて。なにをすればいいのかよくわからなかったので、とりあえず通行人に向かって発砲したところ(ヒドすぎる)、パトカーが集まってきたので逃走しました。その途中で、なぜかこんな感じに。
あまり気にせずにプレーを進めていたところ、今度は同じ外観のキャラがしがみつくようになってしまいました。
車に乗り込むと、非常にシュールです。
2画面では非常に広い範囲を見渡せます。敵が近づいたときにすぐ気づけるので、プレーを有利に進められるのではないでしょうか。ただし2画面ではバランスが悪いので、3画面でのプレーをおすすめします。
ということで、今回は「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」のデュアルディスプレイ環境でGTA5の大画面プレーを試してみました。前述のように、臨場感や没入感を高めるなら2画面ではなく3画面がおすすめです。
なお、ほかの記事では「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」のスペックや外観などについて詳しく紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてください。
関連記事