ポイント
- 価格と性能のバランスがイイ
- 高い拡張性
- 豊富なカスタマイズオプション
GALLERIA XFのスペック
CPU | Core i7-9700F |
---|---|
メモリー | 16GB ※無料アップグレード中 |
ストレージ | 512GB PCIe SSD + 2TB HDD ※無料アップグレード中 |
グラフィックス | RTX 2070 SUPER (8GB) |
チップセット | B365 |
電源 | 650W (80PLUS BRONZE) |
※2020年2月10日時点。構成は変更される場合があります
フォームファクター | ATX |
---|---|
SATAポート | 6 |
M.2スロット | 2 |
光学ドライブ | - |
ドライブベイ | 5インチ×5 3.5インチ×5 |
拡張スロット | PCIe x16 ×1 PCIe x4 ×1 PCIe x1 ×4 |
光学ドライブ | - |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | - |
Bluetooth | - |
USB3.1 | Gen1 4 (背面) |
USB3.0 | 2 (前面) |
USB2.0 | 2 (背面) |
USB Type-C | - |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | SD / microSD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | - |
DisplayPort | 3 |
DVI | - |
サイズ | 幅207mm 奥行き520.7mm 高さ450.2mm |
重量 | 約13.9kg |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。
販売終了
このモデルはすでに販売が終了しています。2022年7月時点でのハイミドルレンジ機なら、Core i7-12700 / RTX 3070搭載のGALLERIA XA7C-R37がおすすめ。詳細は公式サイトでご確認ください。
GALLERIA XA7C-R37の詳細をチェック
GALLERIA XF
税込18万9178円~
※2020年2月10日時点、価格や構成は変更されることがあります
本体の外観と内部
存在感のある本体
GALLERIA XFは、ミドルタワー型のデスクトップPCです。本体は巨大ではあるものの、拡張性と冷却性能の高さが魅力。PCをトコトン活用したい人に向いています。
デスクトップの主な分類
ミドルタワー型 | ミニタワー型 | スリム型 | コンパクト型 |
機能:◎ 拡張性:◎ 省スペース性:× 冷却性能:◎ |
機能:◎ 拡張性:○ 省スペース性:△ 冷却性能:○ |
機能:○ 拡張性:△ 省スペース性:○ 冷却性能:△ |
機能:△ 拡張性:× 省スペース性:◎ 冷却性能:△ |
前面のインターフェース
- ① USB3.0
- ② microSD / SDカードスロット
- ③ ヘッドホン出力 / マイク入力
- ④ リセットボタン
- ⑤ 電源ボタン
背面I/Oパネルのインターフェース
- ① USB2.0
- ② PS/2 ※マウス / キーボード接続用
- ③ DVI ※非使用
- ④ VGA (D-sub15ピン) ※非使用
- ⑤ HDMI ※非使用
- ⑥ USB3.1
- ⑦ 有線LAN
- ⑧ オーディオ端子類
- ⑨ DisplayPort
- ⑩ HDMI
本体内部とパーツ交換について
GALLERIA XFは大型のミドルタワー型ケースを採用しているだけあって、拡張スロットやドライブベイなどが豊富に用意されています。左側面のパネルを外すだけで内部にアクセスできるので、メンテナンスやパーツの交換 / 増設は簡単。パーツを交換しながら使えば、長期間利用できるでしょう。
拡張スロットの構成
- ① PCIExpress x1
- ② M.2スロット (PCIe対応)
- ③ PCIExpress x16
- ④ PCIExpress x4
GALLERIA XFのベンチマーク結果
試用機のスペック
CPU | Core i7-9700K ※アップグレード済み |
---|---|
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD + 2TB HDD |
グラフィックス | GeForce RTX 2070 SUPER (8GB) |
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ストレージ性能
ストレージ構成はSSD + HDDのデュアル仕様です。試用機で使われていた512GB SSDは、PCIe 3.0×4の超高速タイプ。512GBの容量であれば、ゲームを複数本インストールしても問題ないでしょう。
100GBを超える超大作ゲームだと容量を圧迫しがちなのでHDD側にインストールしたいものですが、データの読み込みに時間がかかることを考えると判断が難しいところです。よくプレーするゲーム、あるいは対戦 / 協力プレーを行なうゲームはSSD側に、ソロでじっくり楽しむゲームはHDD側へインストールすることをおすすめします。
CPU性能
CPU性能を計測するベンチマークテストでは、非常に優れた結果が出ました。さすがに上位のCore i9には及ばないものの、ゲーミングPCとしては上位クラスの性能です。
CPUの性能比較
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9900K |
4278
|
GALLERIA XF (Core i7-9700K) |
3526
|
Core i7-9700K |
3326
|
Core i7-9700F |
3231
|
Core i7-9700 |
3190
|
Core i7-8700 |
3026
|
Core i7-9700T |
2377
|
Core i5-9400F |
2334
|
Core i5-9400 |
2315
|
Core i3-9100 |
1592
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス性能
GALLERIA XFではグラフィックス機能として、GeForce RTX 2070 SUPERが使われています。3D性能 (DirectX 11)は前世代のRTX 2070を上回り、前世代のハイエンド向けGPUであるRTX 2080に迫るほど。非常に優れた結果です。
もっともRTX 2080 SUPERなどの上位GPUがリリースされているため、RTX 2070 SUPERは位置付け的にミドルハイ~ハイエンドあたりです。しかしRTX 2080 SUPERは値段が高く、コスパ的にはRTX 2070 SUPERをおすすめします。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 Ti |
34282
|
RTX 2080 |
25205
|
GALLERIA XF (RTX 2070 SUPER) |
25322
|
RTX 2070 |
22856
|
RTX 2060 |
17843
|
GTX 1660 Ti |
15697
|
GTX 1650 |
8893
|
GTX 1050 |
6945
|
UHD 630 (Core i7) |
1359
|
UHD 630 (Core i5) |
1051
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ゲーム系ベンチマーク結果
RTX 2070 SUPERはハイエンドクラスのGPUだけあって、ほとんどゲームを快適に楽しめます。ミドルレンジのGTX 1660 Ti / RTX 2060に比べて、ワンランク上の快適さを実現できるでしょう。
特にFPS / TPSでは、240Hzの超高リフレッシュレートが実現可能です。解像度については60Hzでも4Kはおそらく厳しいものの、WQHD (2560×1440ドット)あたりまでならなんとかなるはず。ゲームの映像品質を重視したい人におすすめです。
RTX 2070 SUPERの目安
- ・重いゲームをフルHDの最高画質でプレー
- ・FPS / TPSを高画質で144Hz
- ・FPS / TPSを低画質で240Hz
- ・WQHDでプレー
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 9480 / とても快適 |
標準品質 | 13605 / 非常に快適 |
軽量品質 | 16580 / 非常に快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 17174 / 非常に快適 / 132.2 FPS |
高品質 | 17423 / 非常に快適 / 139.9 FPS |
標準品質 | 21005 / 非常に快適 / 189.6 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
モンスターハンターワールド:アイスボーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 103.5 FPS / 89 FPS |
中 | 116.5 FPS / 102 FPS |
低 | 119.7 FPS / 116 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 23194 / すごく快適 |
標準品質 | 23121 / すごく快適 |
低品質 | 23969 / すごく快適 |
PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)
簡易描画設定 | スコア |
6 (最高) | 91,907 |
3 | 144,587 |
1 (最低) | 227,325 |
※スコア5,000以上が快適に遊べる目安
リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)
モード | 平均FPS / 最低FPS |
サモナーズリフト (最高画質) | 325.3 FPS / 253 FPS |
TFT (最高画質) | 264.7 FPS / 204 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
フォートナイト (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 144.1 FPS / 119 FPS |
高 | 177.1 FPS / 143 FPS |
中 | 244 FPS / 178 FPS |
低 | 287.2 FPS / 240 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 135.9 FPS / 94 FPS |
高 | 133.5 FPS / 95 FPS |
中 | 159.8 FPS / 123 FPS |
低 | 153.3 FPS / 123 FPS |
非常に低い | 165.2 FPS / 135 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 146.9 FPS / 133 FPS |
ウルトラ | 195.2 FPS / 159 FPS |
高 | 234.3 FPS / 198 FPS |
NORMAL | 282 FPS / 244 FPS |
低 | 299.8 FPS / 298 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高設定 | 143.8 FPS / 143 FPS |
最低設定 | 143.8 FPS / 143 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。FPS上限はデフォルトのまま
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 71 FPS / 38 FPS |
中 | 108 FPS / 54 FPS |
低 | 116 FPS / 64 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 102 FPS / 71 FPS |
中 | 113 FPS / 89 FPS |
低 | 121 FPS / 94 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
最高 | 120 FPS |
中 | 127 FPS |
最低 | 148 FPS |
※DLSSオン、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ワンランク上を目指す人にピッタリなゲーミングPC
よかった点
ドスパラで人気ナンバーワンの機種だけあって、価格と性能のバランスに優れています。特に144Hz以上の環境でとことんプレーしたいワンランク上を目指すゲーマーにはピッタリ。パーツカスタマイズで静音性や冷却性能をガッツリ高められる点も高評価です。
気になる点
特に目立った欠点はありません。あえて言うなら、筐体が大きいという点ぐらいでしょうか。筆者もGALLERIA XFの旧機種をメインPCとして2年以上使っていますが、設置にはそれなりに場所を取ります。とは言え拡張性や冷却性能の高さを考えれば、仕方がないでしょう。
販売終了
このモデルはすでに販売が終了しています。2022年7月時点でのハイミドルレンジ機なら、Core i7-12700 / RTX 3070搭載のGALLERIA XA7C-R37がおすすめ。詳細は公式サイトでご確認ください。
GALLERIA XA7C-R37の詳細をチェック
GALLERIA XF
税込18万9178円~
※2020年2月10日時点、価格や構成は変更されることがあります
*
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能PCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、フォローしていただくことをおすすめします。
関連記事
- ゲーミングPCの記事一覧
- デスクトップPCレビュー一覧