ポイント
- そこそこ高性能で4~5万円台
- 最短1~2営業日で出荷
- コンパクト&スリムな本体
IdeaCentre 510A のスペック
CPU | ・Ryzen 3 3200G ・Ryzen 5 3400G |
---|---|
メモリー | 8GB ※最大32GB |
SSD | 256GB |
HDD | ・なし ・1TB HDD |
グラフィックス | ・Radeon Vega 8 (Ryzen 3) ・Radeon RX Vega 11 (Ryzen 5) |
チップセット | B300 |
電源 | 210W (80PLUS BRONZE) |
※2020年5月25日時点。構成は変更される場合があります
フォームファクター | ※独自仕様 |
---|---|
SATAポート | 2 |
M.2スロット | 2 (Wi-Fi用×1 + ストレージ用×1) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ドライブベイ | 3.5インチ×1 |
拡張スロット | PCI Express x16×1 PCI Express x1×1 |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
USB3.1 | - |
USB3.0 | 2 (前面) |
USB2.0 | 4 (前面×2 + 背面×2) |
USB Type-C | - |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | 1 |
DisplayPort | - |
DVI | - |
シリアルポート | - |
PS/2 | - |
サイズ | 幅145mm 奥行き285mm 高さ366mm |
重量 | 約6.85kg |
付属品 | USBマウス、USBキーボード、電源ケーブルなど |
オフィス | なし ※付属モデルあり |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。
※2020年5月25日時点、価格や構成は変更されることがあります
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”lenovopc:10002787″ title=”直販 デスクトップパソコン:Lenovo IdeaCentre 510A AMD Ryzen 5搭載(8GBメモリ/256GB SSD/AMD Radeon RX …”][wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”lenovopc:10002786″ title=”直販 デスクトップパソコン:Lenovo IdeaCentre 510A AMD Ryzen 3搭載(8GBメモリ/256GB SSD/AMD Radeon Veg…”]
本体の外観
IdeaCentre 510Aは、ミニタワー型のデスクトップPCです。一般的なミニタワー型に比べてデザインがコンパクトかつスタイリッシュである点が特徴。特に横幅が短く、スリム型のようにも見えます。デスクの上に配置しても、ジャマになりにくいでしょう。
デスクトップの主な分類
ミドルタワー型 | ミニタワー型 | スリム型 | コンパクト型 |
機能:◎ 拡張性:◎ 省スペース性:× 冷却性能:◎ |
機能:◎ 拡張性:○ 省スペース性:△ 冷却性能:○ |
機能:○ 拡張性:△ 省スペース性:○ 冷却性能:△ |
機能:△ 拡張性:× 省スペース性:◎ 冷却性能:△ |
前面のインターフェース
- ① 光学ドライブ
- ② SDカードスロット
- ② マイク入力 / ヘッドホン出力
- ④ USB3.0
- ⑤ USB2.0
背面I/Oパネルのインターフェース
- ① オーディオ端子
- ② HDMI
- ③ VGA (D-sub15ピン)
- ④ USB2.0
- ⑤ 有線LAN
分解方法とパーツ交換について
IdeaCentre 510Aはコンパクトではあるものの、一般的なミニタワー型に比べて拡張性はあまり高くありません。拡張スロットやドライブベイの数は少なく、パーツをドンドン追加するような使い方には不向きです。必要に応じて上位のパーツに交換しながら使用するといいでしょう。
拡張スロットの構成
- ① PCIExpress x16
- ② PCIExpress x1
IdeaCentre 510Aのベンチマーク結果
試用機のスペック
型番 | 90J0008HJP |
---|---|
CPU | Ryzen 5 3400G |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
グラフィックス | Radeon RX Vega 11 |
※グラフィックス機能内蔵のAMD製プロセッサーは本来「APU」と呼ばれますが、ここではわかりやすさ優先で「CPU」と表記します。ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ストレージ性能
ストレージ構成は256GB SSDまたは256GB SSD + 1TB HDDです。SSDはPCIe 3.0 (NVMe)の高速タイプで、アクセス速度はHDDよりもはるかに高速。ウィンドウズの起動も速く、サクサクとストレスなく利用できました。文書主体の作業なら256GB SSDでも容量的に問題ありませんが、動画や写真などを扱うなら1TB HDD付きのモデルを選ぶといいでしょう。
CPU性能
試用機で使われていたRyzen 5 3400Gのベンチマークテストを試したところ、デスクトップPC向けのCore i3よりもやや上程度の結果でした。Core i5よりもパフォーマンスは20%程度下回ります。
とは言え、実際のところはCore i5がかなり高性能であるだけで、Ryzen 5 3400Gでも普段使いやビジネスには十分です。プロ向けの重いソフトを使わないのであれば、問題なく利用できます。
なおRyzen 3 3200Gについては未検証ですが、CPUベンチマーク結果の集計サイトを見る限りではCore i3よりもわずかに下回る程度だと思われます。
CPUの性能比較
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i7-9700 |
17114
|
Core i7-8700 |
15412
|
Core i7-9700T |
12558
|
Core i5-9400 |
11392
|
Core i5-8400 |
11229
|
IdeaCentre 510A (Ryzen 5 3400G) |
9370
|
Core i3-9100 |
8784
|
Core i3-8100 |
8027
|
Celeron G4930 |
3377
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
普段使いには十分な性能
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
目安:4100
7580
|
Productivity (ビジネス利用) |
目安:4500
4626
|
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
目安:3450
2596
|
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCMark 10は、PCを使った各種作業の快適さを計測するベンチマークテストです。Ryzen 5搭載の試用機でテストを行なったところ、一般的な利用にはまったく問題ないとの評価でした。ビジネス利用のテストはかろじて目安をクリアーしています。やはり普通に使うぶんには十分な性能だと言えるでしょう。
ただしコンテンツ制作のテストについては、目標値を大きく下回っています。3D制作や動画編集などは基本的に考えないほうが無難です。またRyzen 3搭載機ではさらにスコアを下回ると予想されます。
グラフィックス性能
グラフィックス機能としては、CPU内蔵のRadeon RX Vega 11を使います。CPU内蔵タイプとしては高性能ですが、外付けGPUに比べるとパフォーマンスはイマイチです。インテル系CPUを搭載したGPUなしの機種に比べて、ゲームやクリエイティブツールなどでの効果を少し感じられるかも、といったレベルでしょう。これらのソフトを使わないのであれば気にする必要はありません。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
GTX 1650 |
8893
|
GTX 1050 |
6945
|
IdeaCentre 510A (Radeon RX Vega 11) |
2037
|
UHD 630 (Core i7) |
1359
|
UHD 630 (Core i5) |
1051
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
価格について
IdeaCentre 510Aには、パーツ構成の異なる複数のモデルが用意されています。CPUやストレージ構成のほか、オフィスの有無などが異なる点に注意してください。
ラインナップ
90J0008MJP | |
---|---|
4万1859円 | |
90J0008HJP ※今回の試用モデル | |
4万6218円 | |
90J0008JJP | |
5万2747円 | |
オフィス付き 90J0008NJP | |
6万2823円 | |
オフィス付き 90J0008LJP | |
6万7500円 | |
オフィス付き 90J0008KJP | |
7万3856円 |
※2020年5月25日時点、価格は税込
おすすめはRyzen 5搭載モデルです。メモリー容量が十分かつストレージは高速なSSDで、ちょっとした作業であれば快適に利用できます。普段使いやオフィスを使ったビジネス作業であればパフォーマンス的には十分でしょう。
ちなみにCore i5搭載の同クラスモデルは、税込6~7万円台で販売されています。Core i5よりもパフォーマンスはやや劣るものの、税込4万円台後半の価格は魅力です。
驚くほど高コスパな即納デスクトップPC
よかった点
今回はRyzen 5搭載機を試用したのですが、価格が4万円台半ばであるにも関わらず、驚くほど普通に使えました。この価格でこの快適さは本当に驚き。コスパ高すぎてヤバいレベルです。しかもいまなら注文から最短1~2営業日で出荷されるとのこと。そこそこ使える安いPCをいまスグ入手したい人におすすめします。
気になる点
パーツカスタマイズ非対応である点は残念。とは言えパーツアップグレードに対応するとコストが高くなるので仕方がないでしょう。拡張性は必要最低限ですが、パーツを交換できるのである程度長くは使えるはずです。
※2020年5月25日時点、価格や構成は変更されることがあります
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”lenovopc:10002787″ title=”直販 デスクトップパソコン:Lenovo IdeaCentre 510A AMD Ryzen 5搭載(8GBメモリ/256GB SSD/AMD Radeon RX …”][wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”lenovopc:10002786″ title=”直販 デスクトップパソコン:Lenovo IdeaCentre 510A AMD Ryzen 3搭載(8GBメモリ/256GB SSD/AMD Radeon Veg…”]
*
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能PCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、ぜひフォローをお願いします。
関連記事
- デスクトップPCレビュー一覧