ポイント
- シンプルなデザイン
- RTX 2060搭載
- 144Hzの高リフレッシュレート
GALLERIA GCL2060RGF5のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 |
CPU | Core i5-10300H |
メモリー | 16GB |
SSD | 500GB |
HDD | なし ※オプションで追加可能 |
グラフィックス | RTX 2060 |
LTE | 非対応 |
堅牢性テスト | - |
幅×奥行き | 359.8×244.3mm |
厚さ | 25.8mm |
重量 | 2.1kg |
バッテリー | 3.9時間 |
※2020年8月6日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | ブラック |
---|---|
画面の表面 | 非光沢 |
パネルの種類 | 表記なし ※IPS相当 |
タッチ / ペン | - |
光学ドライブ | - |
テンキー | あり (3列) |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | 5 |
USB3.2 | 2 (Gen1) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | 1 |
USB Type-C | 1 (3.2 Gen1) |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | - |
DisplayPort | 2 (Mini) |
Webカメラ | HD (92万画素) |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
付属品 | ACアダプターなど |
オフィス | なし ※オプションで追加可能 |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
※2020年8月6日時点
デザインと使いやすさ
シンプルな外観
GALLERIA GCL2060RGF5のデザインは、ゲーミングノートPCとしてはシンプルです。LEDや装飾、エンブレムなどは一切ありません。一見すると、普通のノートPCのようです。もっと派手なカッコよさを求める人もいるかもしれませんが、これはこれでアリと言えるでしょう。
15インチゲーミングノートとしてはコンパクト
フットプリント (接地面積)は幅359.8×奥行き244.3mmで、B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりもひと回り小さい程度です。15インチクラスのゲーミングノートPCとしては非常にコンパクト。エントリー向けのスタンダードノートPCより小さく、サイズにビックリしました。ただし若干厚みはあります。高性能パーツと冷却機構が組み込まれていることを考えれば仕方がないでしょう。
144Hz対応の15.6インチフルHD
画面サイズは15.6インチで、解像度は1920×1080ドット。ゲーミングノートPCしては標準的なスペックです。リフレッシュレートは144Hzで、画面の動きはとてもなめらか。ゲームだけでなく、ウィンドウや画像、アイコンなどをデスクトップ上でドラッグ&ドロップしたときにもスムーズに動きます。
映像は自然な色合い
映像はやや暗いため若干青みがかったように見えますが、基本的には自然な色合いです。パネルの種類は不明ですが、型番を調べたところIPS相当のパネルが使われていました。視野角が広い上にコントラストが高く、見やすいディスプレイです。
ややクセのあるキー配列
キーボードは英字配列を日本語配列仕様に変更したタイプです。正式な日本語配列とはEnterキー周りの形状が異なるので注意してください。キーストロークは実測18.6mmで、標準的な19mmよりもやや狭め。また「ろ」キーが最下段にあるほか、テンキーが一般的な4列構成ではなく3列構成です。特殊な配列なので慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、ゲームに大きな影響はないでしょう。
十分なインターフェース
周辺機器接続用のインターフェース類は、十分な数と種類が用意されています。電源コネクターや一部の映像出力端子が背面に設置されているため、ケーブルをつなぎっぱなしにしても側面があまりゴチャつきません。USB端子は左右それぞれに用意されているので、複数のゲーミングデバイスを利用する際でも取り回しで困る場面は少ないでしょう。
ベンチマーク結果
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります
CPU性能は十分
CPUの性能差 (マルチコア性能)
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i7-10875H |
3293
|
Core i7-10750H |
2861
|
Core i7-9750H |
2684
|
Ryzen 7 4700U |
2661
|
Ryzen 5 4500U |
2274
|
GALLERIA GCL2060RGF5 (Core i5-10300H) |
2241
|
Core i7-10710U |
2214
|
Core i5-9300H |
1922
|
Ryzen 5 3550H |
1680
|
Core i7-1065G7 |
1625
|
Ryzen 3 4300U |
1560
|
Core i7-10510U |
1486
|
Core i5-1035G4 |
1480
|
Core i5-1035G1 |
1456
|
Core i5-10210U |
1435
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUとしては、インテルのCore i5-10300Hが使われています。ゲーミングノートPCにCore i5で大丈夫なのかと心配に思うかもしれませんが、ベンチマークテストを行なったところ性能的には十分な結果でした。上位のCore i7に比べて2~3割程度劣るものの、この程度の差であればゲームに大きな影響は出ないと思われます。むしろ価格が安いことを考えればアリです。
グラフィックス性能は高い
GPUの性能差
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 |
23762
|
RTX 2070 Super Max-Q |
20438
|
RTX 2080 Max-Q |
20066
|
RTX 2070 |
19918
|
RTX 2070 Max-Q |
17933
|
GALLERIA GCL2060RGF5 (RTX 2060) |
16234
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1660 Ti |
14392
|
GTX 1650 Ti |
10417
|
GTX 1650 |
8513
|
Radeon (Ryzen 7) |
3612
|
MX250 |
3400
|
Iris Plus (Core i7) |
2890
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス機能としては、外付けのGeForce RTX 2060を使います。3D性能を計測するベンチマークテストでは、RTX 2060の平均値よりも高い結果が出ました。GPUの位置付け的にはミドルレンジですが、非常に高性能です。
ビジネス利用にはOK
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
4100
8950 |
Productivity (ビジネス利用) |
4500
8310 |
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
3450
4392 |
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10のテストでは、すべてのテストで目標値をクリアーしました。特に一般利用とビジネス利用においては、とても快適に利用できるでしょう。
500GB SSDは超高速
ストレージには500GBのNVMe SSDが使われています。アクセス速度が超高速で、容量も十分。特に問題なく使えるでしょう。容量が足りない場合はSSDをアップグレードするよりも、パーツカスタマイズでHDDを追加することをおすすめします。
ゲーム性能について
ゲーム系ベンチマークを試したところ、処理の重い重量級ゲームでも高画質で書いて快適に遊べるとの評価でした。ゲームによっては多少画質を調整する必要があるかもしれませんが、概ねストレスなく楽しめるでしょう。
※テストはフルHDで実施
FF15ベンチ (重い / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 6367 / 動作困難 |
標準品質 | 8443 / 快適 |
軽量品質 | 10268 / とても快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (やや重い / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 13541 / 97.2 FPS |
高品質 | 15002 / 118.9 FPS |
標準品質 | 16613 / 140.5 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 19505 / すごく快適 |
標準品質 | 19537 / すごく快適 |
低品質 | 20390 / すごく快適 |
税込14万円台のお手頃ミドルレンジ
よかった点
ミドルレンジのRTX 2060を搭載しながらも、価格が税込14万円台とリーズナブルな点が魅力です。他社製品ならCore i7搭載で税込16万円程度が相場。性能的にはまったく問題なく、手軽に買えるRTX搭載モデルです。本体がシンプル&コンパクトな点もポイント。
気になる点
キーボードの配列が特殊である点が気になります。ゲームにはあまり影響ないのですが、文書やプログラムを作成する際に違和感があるかもしれません。
※2020年8月6日時点
*
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