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SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホンレビュー:1万円台前半でMEMSドライバー搭載【PR】

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SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン

機材提供:SOUNDPEATS

SOUNDPEATSの「Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン」(以下、”Capsule3 Pro+”)は、1万円台前半で買えるハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンです。ポイントは、最新のトレンドである「MEMSドライバー」を搭載している点。半導体を利用した新型ドライバーとコイルを利用した従来のダイナミックドライバーを併用したハイブリッド構造によって、どの音域でもクリアーなサウンドを実現しています。

 

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン

 

実際に使ってみたところ、音質もANCの効き具合も十分満足できるクオリティーでした。特に音の伸びやかさについては、高級イヤホンにも負けていないように感じます。当サイトでは最近安いイヤホンばかり紹介していましたが、「やっぱり値段が違うと、音も違うよね」といったとことです。

というわけで、この記事ではメーカーから提供された実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン

おことわり

このレビュー記事では、機材を短期間試用した上で作成しています。長期にわたって試用した際の耐久性については検証していません。あらかじめご了承ください。

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アマゾン(販売元:SoundPEATS 〔メーカー直営店・1年保証付〕)にて下記のクーポンコードを利用すると、Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホンを1万2386円で購入できます。ぜひご利用ください。

クーポンコード

CP3PL10PR26

スペック

発売日 2024年7月11日
形状 カナル型
重さ 5g(片耳) / 48g(ケース収納時)
ハイレゾ 対応(ハイレゾワイヤレス認証取得)
周波数特性 20Hz~40KHz
ドライバー 高音域:MEMSドライバー「Cowell」、中低音域:12mmダイナミックドライバー
インピーダンス ※表記なし
Bluetoothバージョン 5.3
通信範囲 10m
プロファイル HSP / HFP / A2DP / AVRCP
コーデック SBC / AAC / LDAC
再生時間(イヤホンのみ) 約6.5時間 ※音量60%時
再生時間(ケース充電合計) 約43時間 ※音量60%時
防水性能 IPX4(イヤホンのみ)
ノイズキャンセリング 最大45dBのアダプティクANC
タッチ操作 対応
外音取り込み
ワイヤレス充電 × ※充電はType-C
マルチポイント
マルチデバイス ×
低遅延モード ○ (70ms 低遅延)
専用アプリ
片耳モード
装着センサー
通話

パッケージ

Capsule3 Pro+

Capsule3 Pro+のパッケージ

Capsule3 Pro+

パッケージの中身

Capsule3 Pro+

S / M / Lサイズのイヤーピースが付属

Capsule3 Pro+

おなじみのパンダのシールが付いていました

外観とサイズ・重量

Capsule3 Pro+

Capsule3 Pro+の充電ケース。素材はおそらく樹脂(プラスチック)製ですが、ツヤ消しのしっとりした手触りで高級感があります。ただ指紋の跡は少し残りました

Capsule3 Pro+

ケースのサイズ感はこんな感じ。大きさはこの向きで横幅67.31mm、縦方向は50.07mm、厚さは25.9mm

Capsule3 Pro+

重さは公称値で48g、実測で49.6gでした

Capsule3 Pro+

底面には充電用のType-C端子と接続ボタン。ワイヤレス充電には非対応です

Capsule3 Pro+

ケースのフタを開けた状態

Capsule3 Pro+

イヤホンのサイズ感

Capsule3 Pro+

装着イメージ ※肌年齢は気にしないこと

Capsule3 Pro+

Soundpeats製品ではわりとよくあるブラックとゴールド(ブロンズゴールド)のカラーリング。ブラックの部分はサラサラとしたツヤ消しで、安っぽさは感じられません

Capsule3 Pro+

左右ふたつずつのマイクによりノイズを的確に捉えANCとして反映。周囲の状況や利用スタイルによって効果を調整するAdaptive ANCにも対応しています

Adaptive ANC

充電はこの部分

Adaptive ANC

高音域用のMEMSドライバーと、中低音域用の12mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構造を採用。MEMSドライバーとは半導体を用いたドライバーで、2023年末ごろから話題になりはじめています

Capsule3 Pro+

ハウジング(「S」の字のある部分)をタップすることで操作を行ないます

Capsule3 Pro+

重さは2個で9.5gでした。高音質タイプとしては比較的軽量だと思います

接続と専用アプリ

接続はスムーズ

今回はiPad ProとAndroid(Pixel 9 Pro XL)で利用しました。どちらも接続処理はスムーズです。ただし、最近のワイヤレスイヤホンで見かける「Google Fast Pair」には非対応のようです。

Capsule3 Pro+

通常のBluetoothペアリングで接続。Android端末ではバッテリー残量を確認したり、音響効果を変更したりできます

Capsule3 Pro+

対応コーデックはSBC、AAC、LDAC

専用アプリで設定を変更

Capsule3 Pro+はスマホ用アプリ「PeatsAudio」に対応しています。プリセットからオーディオ効果を選んだり、タッチ操作時のアクションを変えたりなど、さまざまな機能を利用できます。

Capsule3 Pro+

専用アプリ「PeatsAudio」

Capsule3 Pro+

用意されている音質プリセット

Capsule3 Pro+

イコライザーで自分好みの設定に調整可能

Capsule3 Pro+

音を聞いて自動調整することも可能ですが、筆者の環境ではなぜか利用できませんでした

Capsule3 Pro+

音声ガイダンスを日本語に変更すると、ガイダンスの内容がわかりやすくなります。ところでSoundpeatsのガイダンス音って、なんであんなにエコーがかかっているんでしょうか? あと日本語にするとカタカナ的に「コネクテッド」とか言ったりするのが少し気になりました

Capsule3 Pro+

マルチポイントで利用できますが、LDAC時はシングルポイントでしか利用できません

着け心地と音質

装着感は標準的

グッと耳のなかへ押し込むカナル型のため、人によっては圧迫感があるかもしれません。筆者もちょっと圧迫感があったのですが、イヤーピースをSサイズに変えたらだいぶ軽減しました。ただしそのぶん密着感も薄らぎ、音の聞こえ方にも影響するかもしれません。そこは人それぞれなので、各自で調整してください。

 

重さは、個人的には標準的だと思います。普段軽量タイプを使っているなら、多少の違和感があるかもしれませんが、スグに慣れるでしょう。スティックがあるため頭を激しく動かすと落ちてしまうかもしれませんが、普通に使うぶんには問題ないはずです。ハウジング部分は小ぶりではあるものの、いわゆる「寝フォン」タイプではないので、それなりの装着感はあります。

Capsule3 Pro+

イヤーピースで着け心地はけっこう変わりますが、個人的には軽くもなく大きすぎでもなくといったところでした

 

ANCの効き具合には満足

ANCの印象をひと言で表わすなら「自然な効き具合」といった印象です。ホワイトノイズもなく、格安タイプよりも音がしっかりキャンセルされています。ただ高級イヤホンで感じられるような「完全にシャットアウト」したような状態ではありません。キーボードや風の音といった高音域の音はそこそこ聞こえます。とは言えその状態こそが、「違和感のない自然な静かさ」と言えるのではないかと感じました。

 

Capsule3 Pro+

騒音はしっかり消えるものの、完全にシャットアウトするタイプではなく、高音域は少し残ります

外音取り込みも自然な音

周囲の音を聞き取りやすくする外音取り込み機能について、違和感のない音に聞こえます。イヤホンをしたままでも普通に家族と会話できましたし、人の声はとてもクリアーに聞こえます。ただ低音域が微妙にカットされているので、物音は少し軽く聞こえるかもしれません。とは言え、格安タイプの機械音っぽさと比べると、とても自然に聞こえました。

MEMSドライバー+12mmドライバーでどの音域もクリアー

音質については、事前に10時間程度のエイジングを行なってからチェックしています。

Capsule3 Pro+

iOSアプリの「オーディオエージング」を利用

 

まずハイレゾ / 非ハイレゾの違いは、楽曲のすべて音が個別のボリューム感をもって次々と連続的に押し寄せてくるか、均一にならされた平面で迫ってくるかに表われると思います。ハイレゾ対応のCapsule3 Pro+はまさに前者で、各パートの音がとても表情豊かに感じられました。このあたりが「臨場感」とも呼ばれるところでしょうか。

 

音はどの音域も非常にクリアーです。特に高音がよく通って聞こえます。たとえば女性ボーカル+ロック調の曲で楽器の激しい音にボーカルが目立たなくなってしまうことはよくあるのですが、Capsule3 Pro+ではどちらもハッキリかつ伸びやかに聴き取れました。

 

このあたりはおそらく、xMEMS製「Cowell」MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーのハイブリッド構成によるものでしょう。電圧で音を再生するMEMSドライバーには専用のアンプが必要で、Capsule3 Pro+では「XAA-2000 Aptosパワーアンプチップ」が使われています。どちらも非常にコンパクトで、バッテリー消費もごくわずか。この小さなイヤホンにふたつのドライバーを内蔵することで、優れた音質を実現しているのだと思います。

バッテリー駆動時間は6時間13分

再生時間はイヤホンのみで6.5時間(6時間30分)、ケースで充電しながらだと43時間とされています。前述のiOS用アプリを使って音声が消えるまで再生し続けたところ、6時間13分でバッテリー残量がなくなりました。公称値よりもわずかに短いですが、これだけもてば十分でしょう。ケースで6.6回は充電できる計算ですから、よっぽどのことがない限りバッテリー切れで困ることはなさそうです。

遅延はあり

ゲームモードは遅延が70ms(0.07)です。一般的に100ms(0.1秒)以上の遅延で音のズレを感じるとのことなので理論上は音のズレを感じないはずなのですが、ゲームでは微妙な音のズレを感じました。ゲームによっては影響がないかもしれないものの、音が微妙に遅れてくると違和感があるので、気になる人はゲームで使わないほうがいいかもしれません。

 

Capsule3 Pro+

ゲームモードでWindows PCに接続した上で、FPSをプレー。気のせいかもしれませんが、音がわずかにズレているように感じます

Capsule3 Pro+

音のズレが気にならないゲームであれば、多少の違和感があっても問題ないでしょう

Bluetooth接続感度は未確認

今回はまだ、電車や繁華街での利用を確認していません。検証する機会があったら、追記します。

他機種との違い

Redmi Buds 6 Liteと比較

Capsule3 Pro+との比較対象として、Xiaomiの「Redmi Buds 6 Lite」を選んでみました。1万円以上の価格差がある格安タイプのほうが劣っているのは当然なのですが、どれくらいの違いがあるのか興味がありましたので。

Redmi Buds 6 Liteレビュー:2480円でANC対応のXiaomi製激安ワイヤレスイヤホン
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Capsule3 Pro+とRedmi Buds 6 Liteの違い

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホンCapsule3 Pro+ Redmi Buds 6 LiteRedmi Buds 6 Lite
1万3800円 2480円
カナル型
5g(片耳)
48g(ケース含む)
4.2g(片耳)
38.5g(ケース含む)
高音域:MEMSドライバー「Cowell」、中低音域:12mmダイナミックドライバー 12.4mmダイナミックドライバー
Bluetooth 5.3
SBC / AAC / LDAC SBC
約6.5時間(イヤホンのみ)
約43時間(ケース充電合計)
約7時間(イヤホンのみ)
約38時間(ケース充電合計)
IPX4 IP54
最大45dBのアダプティクANC 40dBのANC対応

 

価格が5.5倍違うから音質も5.5倍違うのかというと、当然そんなわけはありません。しかし音の良さを感じたときの心の動きは、かなりあると思います。まずハイレゾ / 非ハイレゾで全然違いますし、個々の音域のクリアーさもまるで異なりました。Redmi Buds 6 Liteでは「まあこれでも十分」という妥協感があるのですが、Capsule3 Pro+「やっぱりそこそこ高いと違うわ」という感動があります。

ANCではRedmi Buds 6 Liteではちょっと不自然かつ高音域が弱いのに対して、Capsule3 Pro+のほうが自然な静かさです。高音域ノイズの聞こえ方については、あまり変わらないように感じました。ただRedmi Buds 6 Liteのほうがシャカシャカ感は抑えられています。着け心地はRedmi Buds 6 Liteのほうが小さくて軽いぶん、耳への負担が少ないという意味で優れているように感じます。

Capsule3 Pro+

いまどきは格安イヤホンもそこそこイイけど、値段が高いとやっぱり違うよねという感想

SONY WF-1000XM4との違い

手持ちのワイヤレスイヤホンのなかでもっとも高級な「WF-1000XM4」(現時点で2万5000円前後)と音を聞き比べてみました。音質はやはり良好ではあるものの、Capsule3 Pro+のほうが低音が強調されているような印象です。このあたりはバランスの好みにもよるでしょう。音も非常にクリアーなのですが、個々の音域のクリアーさではCapsule3 Pro+も負けていないと思います。前述の女性ボーカル+ロック調の楽曲では、やはりCapsule3 Pro+のほうがボーカルがハッキリと聞こえるに感じました。ちなみに同価格帯の「Xiaomi Buds Pro 4」も同じように感じたので、ここは確実にCapsule3 Pro+の優位点だと思います。

ただ機能面ではワイヤレス充電などに対応するWF-1000XM4のほうが勝っており、ANCについても圧倒的な静かさです。このあたりが値段の差といったところでしょうか。

Capsule3 Pro+

音質では負けていないものの、機能面では2~3万円クラスの高級イヤホンには及びません

 

考察とまとめ

Capsule3 Pro+

ワンランク上のイヤホンを狙いたい人に

最近は安いイヤホンばかり試していて「もうこれでいいんじゃない?」とか思ったりもしましたが、やはり値段が高いものには高いなりの良さはありますね。いやまあ、当たり前のことなのですが。

それはともかく、格安イヤホンを使っていて「もうちょっと音質を良くしたいナ」とか「ANCを効かせたいナ」とか考えている人には、1万円台前半はちょうど手頃な価格帯ではないでしょうか。5000円クラスのものを使っていたなら確実にワンランクアップしますし、2000~3000円クラスならツーランクはアップするはずです。2~3万円台だとなくしたときのショックもかなり大きいですし、いろんな意味でコスパは高いと思います。

MEMSドライバーが強力

Capsule3 Pro+とほかのワイヤレスイヤホンとで聞き比べてみて大きく違うと感じるのは、やはり個々の音域のクリアーさです。中低音域に埋もれがちな高音域が、高級イヤホンよりも伸びやかに感じられました。楽曲としては、ポップスやロックなどでその傾向を感じられると思います。MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーによるハイブリッド構造のたまものと言っていいでしょう。個人的にはとても気に入ったので、常用しようと考えています。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン

記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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