最新モデル発売中!
この記事で取り上げているHP ENVY 13-ad100/000は旧モデルで、現在は最新モデルのHP ENVY 13-ah0000が発売されています。詳しくは以下のリンクからレビュー記事をご覧ください。
HP ENVY 13-ah0000レビュー
日本HPのHP ENVY 13(エンヴィ13)は、軽量でコンパクトな13.3型のモバイル向けノートパソコンです。上品かつスリムなデザインでありながら、モバイル向けとしてはパワフルな性能が魅力。外出先でも作業を快適にこなせます。

高品質なデザインと長時間駆動が可能なスタミナ、そしてパワフルな性能と三拍子揃ったHP ENVY 13
重量は約1.24kgで、バッテリー駆動時間は13~14時間。軽くて持ち運びやすい上にスタミナも抜群と、モバイル性能については文句なしの仕上がりです。

重さは1.24kgで高さは16mmと軽量スリム
HP ENVY 13のポイント
ここがイイ! | ここが残念 |
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今回はメーカーからお借りした実機を使って、HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデルの本体デザインや使い勝手、実際の性能などをレビューします。
この記事の目次
- 1:軽量スリムでエレガントな本体
- 2:画面は色鮮やか&狭額縁
- 3:キーボードは使いやすい
- 4:インターフェースは種類が少ない
- 5:高性能で駆動時間も長い!
- 6:まとめ

HP ENVY 13
税込み9万円台から
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軽量スリムでエレガントな本体
質感が高く華やかなデザイン
HP ENVY 13の本体カラーは、シルクゴールドのみ。iPhoneなどで見られるシャンパンゴールドよりもやや暖色系ですが、ハデな色合いではありません。表面にはツヤ消し加工が施されており、華やかでも落ち着いた色合いです。

本体カラーはシルクゴールドのみ
ボディの素材には、質感と剛性(ねじれに対する強さ)に優れるアルミ素材が使われています。

天板はサラサラとした手触り。アルミ素材が使われており、見た目にも手触り的にも高級感があります

ヒンジ部分は鏡面仕上げ。ここだけエッジの立ったシャープなデザインです

底面部もアルミ製。ネジ穴が少なく、見た目がスッキリとしています

キーボード面のデザイン。キーボード周辺はアルミ素材ですが、個々のキーはプラスチック製です
薄くて持ち運びやすい
設置面積は幅305×奥行き215mmです。A4用紙よりもちょっと大きい程度で、13.3型としては標準的な大きさでした。

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

MacBook Pro 13インチモデルよりも幅が0.9mm、奥行きは2.6mm大きめ
高さ(薄さ)は最薄部で14mm、最厚部で16mmです。実際の厚みを測ったところ、スペック表と同じ16mmでした。13.3型としては、かなり薄めです。

ゴム足を含めた高さの実測値は16mmでした

実際に手に持つと、非常にスリムに感じます
重量は約1.24kg
カタログ上の公称値では、重さは約1.24kgとされています。実際の重さを測ったところ、1.233kgとほぼ公称値どおりの結果でした。13.3型としては最軽量というわけではありませんが、問題なく持ち歩ける重さです。

重量の実測値は1.233kg。ちなみにMacBook Pro 13インチモデルの重量は1.37kgです

電源アダプター込みの重さは1.514kgでした
アルミ素材は、剛性が高い代わりにやや重いのが特徴です。しかしHP ENVY 13ではアルミ素材を使っているにも関わらず、比較的軽いのが特徴。堅牢性と軽さを両立しています。

アルミ製ながらも、軽くて頑丈なボディが魅力
画面は色鮮やか&狭額縁
作業に集中できる狭額デザイン
HP ENVY 13の液晶ディスプレイは、サイズが13.3型で解像度は1920✕1080ドットのフルHD。同カテゴリーのモバイル向けモデルとしては、標準的なスペックです。

13.3型でフルHDの液晶ディスプレイ
注目したいのは、液晶ディスプレイのベゼル(枠)が非常に狭い点です。幅を測ってみたところ、左右が5mm程度で、上部は13mmでした。いわゆる「狭額デザイン」と呼ばれるものですね。このタイプは余計な枠が目につかないぶん、作業に集中しやすいと言われています。

液晶ディスプレイのベゼル(枠)は左右5mmで、上部13mm。見た目がスッキリしています
映像はコントラストが高く色鮮やか
IPSパネルが使われた液晶ディスプレイの映像は、とても色鮮やかです。コントラストが高いので写真は鮮明に、文字はハッキリと見やすく表示されます。色にメリハリがあり、動画も鮮明かつ精細に表示されました。

実際に写真を表示した様子。色合いは非常に鮮やかで、メリハリが効いています

液晶ディスプレイのガンマカーブ。明部が大きく歪んでいることから、若干色が調整されているようですが、RGBのバランスは悪くありません
映り込みが目立つグレアパネル
液晶ディスプレイの表面は、光沢ありのグレア仕上げです。コントラストが高く色が鮮やかである反面、照明や光の反射が画面に写り込んでしまう場合もあるので注意してください。映り込みが気になる場合は、液晶ディスプレイの角度を変えるといいでしょう。

光沢ありのグレアディスプレイはコントラストが高いのがメリットですが、光が写り込んでいますこともあります

写真ではやや暗く写っていますが、映像を斜めから見てもコントラストや色合いはあまり変わりません。視野角は広めです
キーボードは使いやすい
入力しやすいが一部特殊な配列も
キーボードはテンキーなしの89キー構成です。キーピッチ(キーとキーの間隔)は、理想とされる19mmよりもやや短い18.6mm。キートップは15.5mmでした。キー同士の間隔はやや狭いものの、キーが比較的大きいので入力しやすく感じます。

HP ENVY 13のキーボード
気になるのは、Enterキーの右側に特殊キーが並んでいる点です。筆者は打ち間違えることはありませんでしたが、人によってはEnterキーの代わりにPage Upキーなどを押してしまうかもしれません。この点については、ユーティリティーなどでキーを無効化できればよかったと思います。

Enterキーの右側に4つの特殊キーが並んでいます

キーボードはバックライト対応

液晶ディスプレイを開とキーボードの奥が持ち上がります。傾斜によって、自然な角度でタイプできます
タイプ感と静音性に優れる
キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.8mmで、標準値である1.5mmよりも深めです。実際に入力してみると確かにストロークが深く、確かな手応えが感じられました。また入力時に「カクッ」としたやや強めのクリック感があります。個人的にはタイプ感がよく、好印象です。

キーストロークは約1.8mmと深く、クリック感も強め。モバイルノートとしては打ち心地に優れています
HP ENVY 13のキーボードは、静音性にも優れています。Enterキーを押したときだけ「タッ」と音が響きますが、ほかのキーはタッチが軽めだとタイプ音がほとんど聞こえません。強めに打っても「トクトクトク」という感じで、音はかなり抑えられています。静かな場所でも気兼ねなくタイプできるでしょう。

電源ボタンはキーボードの左上
タッチパッドとパームレストに違和感
タッチパッドはサラサラとした手触りで、カーソルの追従性は問題なし。比較的大きいので、ダイナミックな操作が可能です。マルチジェスチャーもキビキビと動作しました。

タッチパッドはボタン一体型タイプ
しかし気になるのは、パッドに軽く触れただけでも「カチッ」と音がなる点です。クリックには強く押し込む必要があるので軽く触れただけでは動作しないのですが、音がなるのでクリックしたと勘違いする場面がありました。
また手のひらが触れただけでもクリックのような音が聞こえるほか、天板を閉じた状態でも軽く押すと「カチッ」と聞こえます。

天板を軽く押すとタッチパッドから「カチッ」と音が聞こえます ※クリック操作としては扱われません
さらにパームレストが、ほかのモデルと比べて狭く感じました。これは、キーボードの上部にスピーカーが配置されているため。個人的にはパームレストがもう少し広いほうが使いやすいと思います。

パームレストが狭く、手のひらを置くとはみ出てしまいます
インターフェースは種類が少ない
ポイント
USB端子中心で利用
インターフェース(端子類)としては、USB3.1 Type-A(Gen1)×2、USB3.1 Type-C(Gen1)✕2、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力が用意されています。映像出力端子は用意されていませんが、USB3.1 Type-CをDisplay Port 1.2で利用可能です。

左側面にはUSB3.1 Type-A、ヘッドホン出力、USB3.1 Type-C、microSDメモリーカードスロット

右側面はUSB3.1 Type-C、USB3.1 Type-A、電源コネクター
端子の種類は多くありません。ただしUSB端子はType-Aが2ポート、DisplayPort対応のType-Cが2ポートの合計4ポート用意されていますので、これらを活用することになるでしょう。個人的にはメモリーカードはSDサイズがありがたいのですが、microSDカードはスマホでも使われているので写真や動画の転送に便利です。

液晶ディスプレイ上部のWebカメラは92万画素
クアッドスピーカー搭載
スピーカーはキーボード上部にふたつ、底面部にふたつの合計4つ配置されています。いわゆる「クアッドスピーカー」と呼ばれる仕様です。

キーボード上部のスピーカー

底面部のスピーカー
ユーザーの正面にスピーカーがあるため、音の広がりは素晴らしく感じました。ただし低音部には、それほど迫力が感じられません。また曲によってはいわゆる「ビビリ音」と呼ばれる振動が聞こえることもあり、パームレストがかすかに振動するように感じました。動画視聴やビデオチャットでの利用には問題なさそうです。

標準収録のオーディオユーティリティー
分解には非対応
HP ENVY 13は基本的に、ユーザー自身によるパーツ交換には対応していません。底面部のカバーを取り外せば内部にアクセスできるはずですが、その場合メーカー保証のサポート外となる点に注意してください。

底面部にはパーツ交換用のカバーは用意されていません
なおメモリーはオンボード(基板上に直付け)であるため、メモリー増設は不可能です。またストレージ容量も標準で256~512GBですので、特に増設する必要もないでしょう。
高性能で駆動時間も長い!
HP ENVY 13のスペック
HP ENVY 13には2017年7月に発売された「HP ENVY 13-ad000」と、2017年11月発売の「HP ENVY 13-ad100」の2種類があります。両モデルの主な違いはCPUとストレージ容量の2点。第8世代のCPUを搭載した新モデルのほうが高性能です。
HP ENVY 13-ad100 | HP ENVY 13-ad000 | |
発売 | 2017年11月 | 2017年7月 |
OS | Windows 10 Home/Pro | |
CPU | Core i5-8250U または Core i7-8550U | Core i3-7100U または Core i5-7200U |
メモリー | 8GB ※オンボード | 4GB または 8GB ※オンボード |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe) | 256GB または 512GB SSD(PCIe) |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 | Intel HD Graphics 620 |
光学ドライブ | なし | |
ディスプレイ | 13.3型、1920×1080ドット、IPS、光沢、タッチ非対応 | |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2 | |
インターフェース | USB3.1 Gen1(Type-A)×2、USB3.1 Gen1(Type-C)×2、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 | |
カメラ | 92万画素 | |
サイズ/重量 | 幅305×奥行215×高さ14~16mm/約1.24kg | |
バッテリー駆動時間 | 14時間(Core i5)/13時間(Core i7) | 14時間 |
HP ENVY 13のラインナップ
HP ENVY 13のラインナップは、以下の4種類です。それぞれCPUの種類とストレージ容量が異なる点に注意してください。
Envy 13のラインナップ
HP ENVY 13-ad100 スタンダードモデル(第8世代) | |
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税込み14万円台 |
HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデル(第8世代) | |
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税込み16万円台 |
HP ENVY 13-ad000 ベーシックモデル(第7世代) | |
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税込み9万円台 |
HP ENVY 13-ad000 スタンダードモデル(第7世代) | |
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税込み12万円台 |
HP ENVY 13の価格は、そのとき実施されているキャンペーンによって大きく変動します。最新価格は以下のリンクから確認してください。
関連リンク
- HP ENVY 13のセール情報
HP ENVY 13のベンチマーク結果
今回のテストでは、Core i7-8550U搭載の「HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデル」を試用しました。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミングによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。

512GB SSDのアクセス速度。PCIe接続のSSDが使われているだけあって、アクセス速度はとても高速です

ストレージ別アクセス速度の目安

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果。第7世代のCore i7-8500Uに比べて性能が1.5倍程度向上していますが、発熱を抑えるためか、CPU本来のパフォーマンスは出し切れていないようです

パーツごとの性能を計測する「PassMark PerfomanceTest 9.0」結果。特にCPUとストレージのスコアが優秀です

作業の快適さを計測する「PCMark 10」の結果。ソフトの起動や表計算ソフトの快適さなどが特に優れています

3D性能を計測する「3DMark」の結果。グラフィックス性能は高くありませんが、軽めの3Dゲームなら1280✕720ドットでそれなりに楽しめるでしょう

PCMark 8による評価。デスクトップPCを含めたパソコン全体のなかで、上位44%以内の性能とのこと。ノートパソコンとしては優秀です
バッテリーは驚異の14時間半駆動
HP ENVY 13のバッテリー駆動時間は、公称値で13~14時間とされています。PCメーカー各社で実施されている標準的なテストと近い内容でテストを行なったところ、実働14時間35分と驚きの結果となりました。ほかのモバイルノートパソコンと比べると、非常に優れた結果です。
バッテリー駆動時間計測時のテスト条件
- 電源モードは「バッテリー節約機能」
- 液晶ディスプレイの明るさを40%に設定
- 輝度(明るさ)の自動調節機能はオフ
- 無線LANとBluetoothはオン
- ボリュームは50%に調整
- 「BBench」で10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
- 満充電の状態からテストを行ない、休止状態へ移行するまでの時間を計測

バッテリー残量の推移
ただしこのテストはバッテリー消費量が少ないため、普通に利用すると駆動時間がもう少し短くなる可能性があります。筆者の経験では2~3割短くなることが多いので、実際には10時間程度かもしれません。しかしそれでも十分なスタミナだと言えます。
本体の熱は気にならない
ベンチマーク中のCPU温度を確認したところ、最大で99度に達する場面がありました。本体内部はかなり高温になっているようです。

ベンチマーク中のCPU最大温度
しかし、キーボード面はそれほど温かいわけではありませんでした。3Dゲームや動画編集など負荷の高い処理では40度を超えますが、ややぬるい程度です。ネット利用や動画視聴など負荷が軽いときは、熱はほとんど気になりません。

通常時(左)と高負荷時(右)における、キーボード面の表面温度
通常時はほぼ無音
簡易騒音計で利用中の駆動音を計測したところ、ネットや文書作成、動画視聴時はファンレス並みに静かでした。3Dゲームや動画変換などで高い負荷がかかると駆動音が聞こえますが、気になるほどではありません。本体の静音性は非常に高く、静かな場所でも気兼ねなく使えます。
駆動音の計測結果(室温20度前後)
電源オフ時 | 36.8dBA | – |
---|---|---|
通常時 | 36.8dBA | ほぼ無音 |
YouTube動画再生時(スピーカーオフ) | 36.9dBA | ほぼ無音 |
FF14ベンチ実行時 | 40.6dBA | やや甲高いファンの音がわずかに聞こえる |
モバイル性能の高さに注目!
ということで、今回はHP ENVY 13のレビューをお届けしました。
各種検証結果をご覧いただくとおわかりのように、HP ENVY 13はモバイルノートパソコンとして重要な”携帯性(持ち運びやすさやバッテリー駆動時間)”と”堅牢性(頑丈であること)”、そして”静音性(静かさ)”に優れています。新モデルならCPU性能が高くSSD容量も大きいので、快適に作業できるでしょう。外出先でパソコンを使う機会が多い人におすすめします。

軽くて丈夫で駆動時間が長いモバイルノートPC
HP ENVY 13のまとめ
- 頑丈なのに軽くて薄い
- キーボードの静音性とタイプ感がイイ
- バッテリー駆動時間が長い
- ファンレス並みに静か
- SSDの容量が大きい
- キー配列にやや違和感
- タッチパッドの余計な音
