自宅で作業していると、ついつい長時間座りっぱなしになってしまうことってありますよね。
長時間座ったままでの作業が健康に与える影響については、昔からいろいろ議論されてきました。座ったままだと体に悪いかどうかは実際のところわかりませんが、長時間同じ姿勢を保ち続けると体が硬くなったり思考が鈍ってくることがあるのは確かです。
そこで近年注目されているのが、立ったままで作業できる「スタンディングデスク」。立ちながら作業を行なうことで姿勢を正せるほか、眠気を抑制し集中力をアップできると人気を集めています。今回取り上げる「FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7」もそんなスタンディングデスクのひとつです。

FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7
ただいくらスタンディングデスクがいいとは言え、ずっと立ちっぱなしで仕事をするのもツライもの。足がむくんだり疲れを感じたりすることもあるでしょう。
そこで最近取り入れられているのが、デスクワークとスタンディングワークを一定時間で切り替えるスタイルです。基本はデスクワークですが、途中で立ち姿勢に切り替えることで気分をリフレッシュできると言われています。この切り替えを行なうのに必要なのが、スタンディングデスクの昇降機能です。

FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7は126cmまで天板を上げられます

下は60.5cmまで下げられます
天板の上げ下げ方法にはいろいろありますが、もっとも手軽なのは電動型です。ハンドルやダイアルをグルグル回す必要がなく、ボタンをポチッと押すだけでOK。女性や小さな子供でもワンタッチで簡単に操作できます。
FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7ではさらに高さのメモリー機能とボタン類のロック機能、なにか物に当たったら自動的に止まる障害物検知機能をサポート。お手軽かつ安全に運用可能です。

さまざまな安全 / 便利機能を備えたコントロールパネル
このようにFLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7は、自宅で効率的に作業を行ないたい人におすすめのデスクです。テレワーク時代には必須の家具と言ってもいいでしょう。今回はメーカーからご提供いただいた実機を使って、組み立て方法や実際の使い心地などをレビューします。

※2020年11月19日時点
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組み立てについて
FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7を注文すると、フレームや天板がバラバラの状態で到着します。自分で組み立てる必要がありますが、作業自体は難しくありません。筆者の場合だとひとりでゆっくり作業して40分くらいかかりました。
ただしフレーム部分が非常に重いので注意してください。タイプによって重さは変わりますが、E7タイプだとフレーム部分の箱だけで34kgもあります。よっぽどの力持ち出ない限り、ひとりで階段を昇るのは厳しいでしょう。作業はふたり以上で行なうことをおすすめします。

フレームと天板の箱。フレームは34kg、天板は体感で7~8kgぐらいありました

フレームの部品。今回はブラックのフレームを選んでいますが、ホワイトも用意されています

作業は同梱の六角レンチで行ないます。フレームや床を傷めないよう、梱包材をうまく使いながら作業するといいでしょう

標準付属のアジャスター。別売りのキャスターにも変更できます。ネジの部分は直径7.5mm程度

今回は140×70cmのメープル天板を選択。公式サイトではほかのサイズやカラーを選べます

天板の取り付けにはプラスのドライバーまたはインパクトドリアバーが必要。作業自体は簡単ですが、パーツが重い点にひと苦労

一部のケーブルがまとまらなかったのでテープで留めました。電源ケーブルは昇降のため遊びが必要なのでまとめていません

完成したところ。重さは全部で40kg以上あると思います

梱包材が多いので、ゴミもそれなりに出ました
実際の使用感
天板の大きさは120×60cmと140×70cm、160×70cmの3種類が用意されています。今回使用したのは、140×70cmで、中間の大きさ。しかしデスクとしてはかなり広く、作業スペースはたっぷりと確保されています。ただし設置にはそれなりのスペースが必要になるので注意してください。

メープルの天板は色も手触りも自然な雰囲気です

11インチiPad Proを配置した様子

13.3インチのThinkPad X13を配置してもまだスペース的にかなりの余裕があります

31.5インチディスプレイと小型PCを配置した状態。24インチ前後ならトリプルディスプレイもイケるかもしれません

大型ディスプレイにゲーム機を設置しても余裕です
FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7では、コントロールパネルの形状が従来から変わりました。ボタンはタッチ式で、軽く触れるだけで操作できます。そのぶん簡単に操作できるので子供やペットが触って動いてしまうこともありますが、ボタン長押しで操作をロックできるので心配な場合は利用するといいでしょう。

FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク E7の操作パネル

上下ボタンで高さを無段階に調整できるほか、高さを最大4つまで記録することもできます
実際に使ってみたところ、高さを手軽に調整できるのは非常に便利です。0.1mm単位で上下できるので、オフィスチェアに座ったときにピッタリくる高さに調整できます。筆者の場合は75cmがしっくりくる高さでした。

なかなか決まらないオフィスチェアとの高さ調整も瞬時にピタッとハマります
立ちながらの作業は、確かに気分がリフレッシュされます。特に眠気が瞬時に覚めるので、お昼過ぎのアンニュイになりがちな時間帯にはピッタリです。また座っているときよりも背筋を伸ばしやすく、腰への負担が軽減されるように感じました。だいたい15~30分くらいでデスクワークに戻すのがいいと思います。

立ち姿勢に変えることで気分がリフレッシュされ、作業がはかどります
気になったのは、デスク本体やディスプレイなどのケーブルについて。デスクが上下するため、ケーブルには多少の遊び(余裕)を確保する必要があります。そのままではケーブルがむきだしで、さらにブラブラとぶら下がっているのです。これはあまり見た目がよくありません。
ただし公式サイトではケーブルをひとまとめにできる「ケーブルダクト」がオプションとして販売されています。ケーブルが気になる人は、購入するといいでしょう。
ちなみにオプションとして用意されている「バイクチェア」を追加すると、エアロバイクをこぎながら作業できます。集中して作業するには多少の慣れが必要ですが、運動不足も解消できるのでおすすめです。

作業効率の向上にもおすすめ
スタンディングデスクは以前から使ってみたいと思っていまして、そのときはせいぜい「気分を変えて仕事ができるんだろうな」程度にしか考えていませんでした。しかし実際に使ってみたところ、眠気が覚めるのにビックリ。意外な効果があることに気がつきました。値段は多少高いですが、作業効率がアップすることを考えれば長期的にはお得と言えます。

作業効率がアップすればスグに元を取り返せるので、実質タダみたいなもの(暴論)
また立ちながらの作業に集中できるか心配だったのですが、思いのほか問題ありませんでした。ただ人によっては慣れが必要な場合があるかもしれません。もし合わない場合でも高さを電動で調整できる点は便利ですし、テレビやゲームを楽しみながら運動するのにもいいでしょう。
ちなみに筆者の自宅には振動するタイプのエクササイズマシンがあるので、今度使いながら作業してみようと思います。外出が減って最近お腹まわりがヤバイことになってますので……。
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※2020年11月19日時点
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