ドスパラのゲーミングデスクトップPC「GALLERIA(ガレリア) SG」の最大の特徴は、Core i7-6700+GeForce GTX 1080の高性能CPU&GPUを搭載しながらも、幅105mmのスリムなボディを採用している点です。筐体サイズは非常にコンパクトで、設置場所に困ることはありません。「ゲーミングPCは大きい」という常識を大きくくつがえすモデルです。
今回はメーカーからお借りした実機を使って、各種ベンチマークテストや実際のゲームの快適さなどを検証しました。結論から言うと、コンパクトなのにゲーミング性能は最高クラスでビックリしています。もちろん4K解像度でのプレーやVRにも申しぶんなし。コンパクトなゲーミングPCを探している方は、ぜひ参考にしてください。
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3D系ベンチマーク結果をチェック
まずは、GALLERIA SG3D性能についてレビューします。なお各種ベンチマークテストの結果は、パーツ構成や環境、タイミングによって大きく変わることがある点をあらかじめご了承ください。
3DMarkベンチマーク結果
ゲーム系ベンチマークテスト計測結果
フルHD(1920×1080ドット)解像度
ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク | ||
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17196(非常に快適)※平均138.2FPS | 1920×1080ドット、最高品質、DirectX 11 ※7000以上で平均60FPS超え | |
ドラゴンクエストXベンチマークソフト | ||
18795(すごく快適) | 1920×1080ドット、最高品質 | |
ドラゴンズドクマオンライン ベンチマークソフト | ||
11049(とても快適) | 1920×1080ドット、最高品質 | |
PSO2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4 | ||
30302 | 1920×1080ドット、簡易描画設定6(最高画質) ※快適に遊べる目安は5000以上 |
4K(3840×2160ドット)解像度
ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク | ||
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6374(とても快適)※平均49.1FPS | 3840×2160ドット、最高品質、DirectX 11 ※7000以上で平均60FPS超え | |
ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク | ||
8334(とても快適)※平均66.5FPS | 3840×2160ドット、最高品質、DirectX 9 ※7000以上で平均60FPS超え | |
ドラゴンクエストXベンチマークソフト | ||
17970(すごく快適) | 3840×2160ドット、最高品質 |
実際のゲームの快適さをチェック
Battlefield 1(オープンβ)のFPS計測結果
フルHD解像度
1920×1080ドット、DirectX 12、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
Ultra | 135.8 | 96 | 166 |
4K解像度
3840×2160ドット、DirectX 12、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
Ultra | 52.1 | 31 | 81 |
オープンβテスト実施中の「Battlefield(バトルフィールド) 1」を試してみたところ、フルHDでは非常に快適でした。4K解像度では平均FPSが60を割り込んでいますが、特にカクカクしたり動きが遅くなったりはしていません。
新しいBattlefield 1は、グラフィックスがこれまで以上にリアルです。特に爆炎や煙などの描写が向上しているように感じました。舞台は第1次世界対戦ということで武器のバリエーションに不安があったのですが、いろいろと制約のあるレトロな武器だからこその味わいがあり、より役割分担が重要になってくるかと思います。
Battlefield 1検証時のスクリーンショット ※クリックで4K解像度のスクリーンショットが開きます |
©2016 Electronic Arts, Inc.
DOOMのFPS計測結果
フルHD解像度
OpenGL、1920×1080ドット、FXAA、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
ウルトラ | 162.6 | 107 | 201 |
4K解像度
OpenGL、3840×2160ドット、FXAA、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
ウルトラ | 65.2 | 53 | 82 |
DOOMについては、OpenGLのフルHD(1920×1080ドット)と4K(3840×2160ドット)でテストしました。フルHDでのプレーは非常になめらかで、まったくストレスを感じません。4Kでは最小FPSが60を割り込んだものの、カクカクしたり引っかかるような動きは感じられませんでした。
4Kのゲーム画面は非常に広大かつ精細で、遠くの敵やアイテムまでハッキリと確認できます。本気で勝ちにこだわるなら4Kで60Hzディスプレイを使うか、それともフルHDで140Hzか、どちらを選ぶか判断の分かれるところ。自分のプレースタイルに応じて最適なほうを選んでください。
DOOM検証時のスクリーンショット ※クリックで4K解像度のスクリーンショットが開きます |
© 2016 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. Bethesda, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. DOOM, id, id Software, id Tech and related logos are registered trademarks or trademarks of id Software LLC in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.
NO MAN’S SKYのFPS計測結果
フルHD解像度
1920×1080ドット、FXAA、異方性フィルタリング:16、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
テクスチャ詳細:高 | 59.9 | 23 | 62 |
4K解像度
3840×2160ドット、FXAA、異方性フィルタリング:16、テクスチャ詳細:高、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
テクスチャ詳細:高 | 30 | 27 | 33 |
宇宙探索シムの「NO MAN’S SKY」では「MAX FPS」を「最大」にしても、フルHDで60FPS、4Kで30FPSの上限が設けられているようです。またグラフィックス設定を最高に設定しても品質が大きく変わるわけでなく、4K解像度にしてもより精細になるというわけではないようです。
NO MAN’S SKY検証時のスクリーンショット ※クリックで4K解像度のスクリーンショットが開きます |
© 2016 Hello Games Ltd. Developed by Hello Games Ltd. All Rights Reserved.
Rise of the Tomb RaiderのFPS計測結果
フルHD解像度
1920×1080ドット、FXAA、DirectX 12無効、画質:最高、フルスクリーン | ||||
山頂 | シリア | 地熱谷 | 総合スコア | |
---|---|---|---|---|
151.78 | 108.92 | 91.85 | 118 |
4K解像度
3840×2160ドット、FXAA、DirectX 12無効、画質:最高、フルスクリーン | ||||
山頂 | シリア | 地熱谷 | 総合スコア | |
---|---|---|---|---|
51.92 | 42.06 | 41.20 | 45.24 |
高いグラフィックス性能を要求する「Rise of the Tomb Raider」では、4Kで総合スコアが45.24FPSという結果でした。4Kの最高画質では、ちょっとパワーが足りないかもしれません。ただ4KだとフルHDよりもリアルさが増すので、画質を少し落としてでも4Kでプレーしたいところです。
Rise of the Tomb Raider検証時のスクリーンショット ※クリックで4K解像度のスクリーンショットが開きます |
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The Witcher 3: Wild HuntのFPS計測結果
フルHD解像度
1920×1080ドット、後処理プリセット:高、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
最高 | 74.7 | 66 | 88 |
4K解像度
3840×2160ドット、後処理プリセット:高、フルスクリーン | ||||
画質 | 平均FPS | 最小FPS | 最大FPS | |
---|---|---|---|---|
最高 | 33.8 | 29 | 37 |
「The Witcher 3: Wild Hunt」ではフルHDで、常時60FPSオーバーという結果となりました。4Kではその半分程度になりますが、遊べないレベルではありません。特にもたつくわけでもありませんが、やはりフルHDのほうがいくらか動きがスムーズであるように感じました。
The Witcher 3: Wild Hunt検証時のスクリーンショット ※クリックで4K解像度のスクリーンショットが開きます |
The Witcher® is a trademark of CD Projekt S. A. The Witcher game © CD Projekt S. A. All rights reserved. The Witcher game is based on a novel by Andrzej Sapkowski. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.
NVIDIA Anselを試してみた
「NVIDIA Ansel」とは、ゲームを一時的に停止して好きな角度&場所からスクリーンショットを撮影できる機能です。8/22に「The Witcher 3: Wild Hunt」がAnselに対応したとのことで、試用機で試してみました。
「The Witcher 3: Wild Hunt」にはカメラの移動制限がないようで、障害物にぶつからない限りどこまでも移動することができます。遠距離までズームアウトするとかなりデータは重くなっているはずですが、動作が遅くなることはありませんでした。360度全方位のスクリーンショットも撮影できるので、いろいろ試してみるとおもしろいでしょう。
VR性能をチェック
基本性能のベンチマーク結果をチェック!
Windowsエクスペリエンスインデックス
試用機のWindowsエクスペリエンスインデックス | |
プロセッサ(CpuScore) | 8.5 |
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メモリ(MemoryScore) | 8.5 |
グラフィックス(GraphicsScore) | 9.1 |
ゲーム用グラフィックス(GamingScore) | – |
プライマリハードディスク(DiskScore) | 8.1 |
CINEBENCHベンチマーク結果
CrystalDiskMarkベンチマーク結果
PCMark 8ベンチマーク結果
PassMark PerfomanceTest 8.0ベンチマーク結果
本体の外観をチェック!
内部の熱をチェック!
これだけ本体がスリムだと、冷却性能が気になります。そこでGALLERIA SGの内部の熱を詳しくチェックしてみました。
ゲーム中においてはCPUの熱は50度を超えることはなく、高度な計算処理などで高い負荷をかけたとしても55度前後を推移していました。CPUの冷却性能については、まったく問題ありません。
GPUについては、80度を超える場面が見られました。GTX 1080の限界温度は94度なので、やや不安を感じます。しかし各種ベンチマークの結果を見る限りでは、パフォーマンスに大きな影響を及ぼしていないようです。
スリムでちっちゃくても4K&VRレディ!
ということで、今回はドスパラのゲーミングデスクトップPC「GALLERIA SG」についてレビューしました。実機を見ると感じるのですが、筐体が本当に小さくてスリムです。なのに、ゲーム性能は最高クラスなので驚きます。そのぶん拡張性は低いものの、パーツ交換を考えないなら大いにアリではないでしょうか。コンパクトでもパワフルなので、巨大なPCケースに場所を取られたくない方におすすめします。
GALLERIA SGは、ドスパラの公式サイトで購入できます。価格やカスタマイズオプション、支払い方法や納期などについては、製品詳細ページでご確認ください。
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