ゲーミングPCレビュー

ドスパラ GALLERIA XF (RTX 2070 SUPER搭載) レビュー:ドスパラで人気ランキング1位の高コスパゲーミングPC

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ドスパラ GALLERIA XF (RTX 2070 SUPER搭載) レビュー

ドスパラのGALLERIA XFは、GeForce RTX 2070 SUPER搭載のゲーミングデスクトップPCです。2020年2月時点において、ドスパラ製ゲーミングデスクトップPCのなかでランキング1位の大人気モデル。ハイエンド向けながらも値段がお手頃である点が人気の理由です。
ドスパラ GALLERIA XF (RTX 2070 SUPER搭載)

ポイント

  • 価格と性能のバランスがイイ
  • 高い拡張性
  • 豊富なカスタマイズオプション

GALLERIA XFのスペック

CPU Core i7-9700F
メモリー 16GB
※無料アップグレード中
ストレージ 512GB PCIe SSD + 2TB HDD
※無料アップグレード中
グラフィックス RTX 2070 SUPER (8GB)
チップセット B365
電源 650W (80PLUS BRONZE)

※2020年2月10日時点。構成は変更される場合があります


フォームファクター ATX
SATAポート 6
M.2スロット 2
光学ドライブ
ドライブベイ 5インチ×5
3.5インチ×5
拡張スロット PCIe x16 ×1
PCIe x4 ×1
PCIe x1 ×4
光学ドライブ
有線LAN 1000Mbps
無線LAN
Bluetooth
USB3.1 Gen1 4 (背面)
USB3.0 2 (前面)
USB2.0 2 (背面)
USB Type-C
Thunderbolt 3
メモリーカード SD / microSD
HDMI 1
VGA (D-sub15)
DisplayPort 3
DVI
サイズ 幅207mm
奥行き520.7mm
高さ450.2mm
重量 約13.9kg

 

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

 

販売終了

このモデルはすでに販売が終了しています。2022年7月時点でのハイミドルレンジ機なら、Core i7-12700 / RTX 3070搭載のGALLERIA XA7C-R37がおすすめ。詳細は公式サイトでご確認ください。
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GALLERIA XF (RTX 2070 SUPER搭載)

GALLERIA XF

税込18万9178円~

※2020年2月10日時点、価格や構成は変更されることがあります

本体の外観と内部

存在感のある本体

GALLERIA XFは、ミドルタワー型のデスクトップPCです。本体は巨大ではあるものの、拡張性と冷却性能の高さが魅力。PCをトコトン活用したい人に向いています。

 

デスクトップの主な分類

ミドルタワー型 ミニタワー型 スリム型 コンパクト型
デスクトップのサイズ比較
機能:◎
拡張性:◎
省スペース性:×
冷却性能:◎
機能:◎
拡張性:○
省スペース性:△
冷却性能:○
機能:○
拡張性:△
省スペース性:○
冷却性能:△
機能:△
拡張性:×
省スペース性:◎
冷却性能:△

 

GALLERIA XF 外観

GALLERIA XFの外観

 

GALLERIA XF サイズ感

24.5インチディスプレイとの設置イメージ

 

GALLERIA XF 前面と背面

前面と背面。横幅は20.7cm

 

GALLERIA XF 側面

左右側面。奥行きは約52cmで、高さは約45cm

 

GALLERIA XF 天面

天面部には通気口と空冷ファン

 

GALLERIA XF 底面部

底面部にはゴム足と通気口

 

GALLERIA XF 前面

前面のインターフェース

  • ① USB3.0
  • ② microSD / SDカードスロット
  • ③ ヘッドホン出力 / マイク入力
  • ④ リセットボタン
  • ⑤ 電源ボタン

GALLERIA XF 背面

背面I/Oパネルのインターフェース

  • ① USB2.0
  • ② PS/2 ※マウス / キーボード接続用
  • ③ DVI ※非使用
  • ④ VGA (D-sub15ピン) ※非使用
  • ⑤ HDMI ※非使用
  • ⑥ USB3.1
  • ⑦ 有線LAN
  • ⑧ オーディオ端子類
  • ⑨ DisplayPort
  • ⑩ HDMI

本体内部とパーツ交換について

GALLERIA XFは大型のミドルタワー型ケースを採用しているだけあって、拡張スロットやドライブベイなどが豊富に用意されています。左側面のパネルを外すだけで内部にアクセスできるので、メンテナンスやパーツの交換 / 増設は簡単。パーツを交換しながら使えば、長期間利用できるでしょう。

 

GALLERIA XF 右側面内部

右側のパネルを外した状態。裏側配線ではありません

 

GALLERIA XF 左側面内部

左側のパネルを外した状態。パーツの交換や増設はこちら側から

 

GALLERIA XF マザーボード

マザーボードはATX規格

 

GALLERIA XF 拡張スロット

拡張スロットの構成

  • ① PCIExpress x1
  • ② M.2スロット (PCIe対応)
  • ③ PCIExpress x16
  • ④ PCIExpress x4

 

GALLERIA XF 電源

電源は650W (80PLUS BRONZE)

 

GALLERIA XF CPUクーラー

CPUクーラーは大型の空冷タイプ。背面と天面側に空冷ファンが配置されています

 

GALLERIA XF ドライブベイ

3.5インチドライブベイは5つ

 

GALLERIA XF ドライブベイ

5インチドライブベイも5つ

 

GALLERIA XF グラボ

試用機で使われていたGeForce RTX 2070 SUPER

GALLERIA XFのベンチマーク結果

試用機のスペック

CPU Core i7-9700K ※アップグレード済み
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD + 2TB HDD
グラフィックス GeForce RTX 2070 SUPER (8GB)

※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります

ストレージ性能

ストレージ構成はSSD + HDDのデュアル仕様です。試用機で使われていた512GB SSDは、PCIe 3.0×4の超高速タイプ。512GBの容量であれば、ゲームを複数本インストールしても問題ないでしょう。

 

100GBを超える超大作ゲームだと容量を圧迫しがちなのでHDD側にインストールしたいものですが、データの読み込みに時間がかかることを考えると判断が難しいところです。よくプレーするゲーム、あるいは対戦 / 協力プレーを行なうゲームはSSD側に、ソロでじっくり楽しむゲームはHDD側へインストールすることをおすすめします。

 

GALLERIA XF アクセス速度

512GB SSD (左)と2TB HDD (右)のアクセス速度

 

ストレージのアクセス速度

ストレージのアクセス速度

CPU性能

CPU性能を計測するベンチマークテストでは、非常に優れた結果が出ました。さすがに上位のCore i9には及ばないものの、ゲーミングPCとしては上位クラスの性能です。

 

CPUの性能比較

CPU CINEBENCH R20 CPUスコア
Core i9-9900K
4278
GALLERIA XF (Core i7-9700K)
3526
Core i7-9700K
3326
Core i7-9700F
3231
Core i7-9700
3190
Core i7-8700
3026
Core i7-9700T
2377
Core i5-9400F
2334
Core i5-9400
2315
Core i3-9100
1592

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

グラフィックス性能

GALLERIA XFではグラフィックス機能として、GeForce RTX 2070 SUPERが使われています。3D性能 (DirectX 11)は前世代のRTX 2070を上回り、前世代のハイエンド向けGPUであるRTX 2080に迫るほど。非常に優れた結果です。

 

もっともRTX 2080 SUPERなどの上位GPUがリリースされているため、RTX 2070 SUPERは位置付け的にミドルハイ~ハイエンドあたりです。しかしRTX 2080 SUPERは値段が高く、コスパ的にはRTX 2070 SUPERをおすすめします。

 

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 2080 Ti
34282
RTX 2080
25205
GALLERIA XF (RTX 2070 SUPER)
25322
RTX 2070
22856
RTX 2060
17843
GTX 1660 Ti
15697
GTX 1650
8893
GTX 1050
6945
UHD 630 (Core i7)
1359
UHD 630 (Core i5)
1051

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

ゲーム系ベンチマーク結果

RTX 2070 SUPERはハイエンドクラスのGPUだけあって、ほとんどゲームを快適に楽しめます。ミドルレンジのGTX 1660 Ti / RTX 2060に比べて、ワンランク上の快適さを実現できるでしょう。

 

特にFPS / TPSでは、240Hzの超高リフレッシュレートが実現可能です。解像度については60Hzでも4Kはおそらく厳しいものの、WQHD (2560×1440ドット)あたりまでならなんとかなるはず。ゲームの映像品質を重視したい人におすすめです。

RTX 2070 SUPERの目安

  • ・重いゲームをフルHDの最高画質でプレー
  • ・FPS / TPSを高画質で144Hz
  • ・FPS / TPSを低画質で240Hz
  • ・WQHDでプレー

FF15ベンチ (重量級 / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 9480 / とても快適
標準品質 13605 / 非常に快適
軽量品質 16580 / 非常に快適

※スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 評価 / 平均FPS
最高品質 17174 / 非常に快適  / 132.2 FPS
高品質 17423 / 非常に快適 / 139.9 FPS
標準品質 21005 / 非常に快適 / 189.6 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

モンスターハンターワールド:アイスボーン (中重量級 / DX11)

モンスターハンターワールド:アイスボーン
画質 平均FPS / 最低FPS
最高 103.5 FPS / 89 FPS
116.5 FPS / 102 FPS
119.7 FPS / 116 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 23194 / すごく快適
標準品質 23121 / すごく快適
低品質 23969 / すごく快適

PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)

PSO2ベンチ
簡易描画設定 スコア
6 (最高) 91,907
3 144,587
1 (最低) 227,325

※スコア5,000以上が快適に遊べる目安

リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)

リーグ・オブ・レジェンド
モード 平均FPS / 最低FPS
サモナーズリフト (最高画質) 325.3 FPS / 253 FPS
TFT (最高画質) 264.7 FPS / 204 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

フォートナイト (中量級 / DX11)

フォートナイト
画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 144.1 FPS / 119 FPS
177.1 FPS / 143 FPS
244 FPS / 178 FPS
287.2 FPS / 240 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

PUBG (中量級 / DX11)

PUBG
画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 135.9 FPS / 94 FPS
133.5 FPS / 95 FPS
159.8 FPS / 123 FPS
153.3 FPS / 123 FPS
非常に低い 165.2 FPS / 135 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)

オーバーウォッチ
画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 146.9 FPS / 133 FPS
ウルトラ 195.2 FPS / 159 FPS
234.3 FPS / 198 FPS
NORMAL 282 FPS / 244 FPS
299.8 FPS / 298 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)

Apex Legends
画質 平均FPS / 最低FPS
最高設定 143.8 FPS / 143 FPS
最低設定 143.8 FPS / 143 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。FPS上限はデフォルトのまま

アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)

アサシンクリード オデッセイ
画質 平均FPS / 最低FPS
最高 71 FPS / 38 FPS
108 FPS / 54 FPS
116 FPS / 64 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)

ファークライ ニュードーン
画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 102 FPS / 71 FPS
113 FPS / 89 FPS
121 FPS / 94 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
画質 平均FPS
最高 120 FPS
127 FPS
最低 148 FPS

※DLSSオン、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ワンランク上を目指す人にピッタリなゲーミングPC

GALLERIA XF 感想

よかった点

ドスパラで人気ナンバーワンの機種だけあって、価格と性能のバランスに優れています。特に144Hz以上の環境でとことんプレーしたいワンランク上を目指すゲーマーにはピッタリ。パーツカスタマイズで静音性や冷却性能をガッツリ高められる点も高評価です。

気になる点

特に目立った欠点はありません。あえて言うなら、筐体が大きいという点ぐらいでしょうか。筆者もGALLERIA XFの旧機種をメインPCとして2年以上使っていますが、設置にはそれなりに場所を取ります。とは言え拡張性や冷却性能の高さを考えれば、仕方がないでしょう。

販売終了

このモデルはすでに販売が終了しています。2022年7月時点でのハイミドルレンジ機なら、Core i7-12700 / RTX 3070搭載のGALLERIA XA7C-R37がおすすめ。詳細は公式サイトでご確認ください。
GALLERIA XA7C-R37の詳細をチェック

GALLERIA XF (RTX 2070 SUPER搭載)

GALLERIA XF

税込18万9178円~

※2020年2月10日時点、価格や構成は変更されることがあります

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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