日本HPのHP 255 G7 Notebook PC (以下、HP 255 G7)は、価格の安さが魅力の15インチノートPCです。128GB SSD搭載の最安モデルなら3万円台で購入できます。その代わり性能は低め。PCをできるだけ安く買いたい人向けのモデルです。
HP 255 G7は法人 (企業や自治体、各種団体など)向けのモデルですが、個人でも購入できます。注文時に所在確認などはありません。
HP 255 G7 Notebook PCのスペック
画面サイズ | 15.6インチ |
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解像度 | ・1366×768 ・1920×1080 |
CPU | ・E2-9000e ・Ryzen 5 2500U |
メモリー | ・4GB ・8GB |
ストレージ | ・128GB SSD ・256GB SSD |
グラフィックス | ・Radeon R2 ・Radeon Vega 8 |
幅×奥行き | 376×246mm |
厚さ | 24.5mm |
重量 | 約1.78~1.9kg |
バッテリー | 約14.5時間 |
※2019年5月7日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | ダークアッシュシルバー |
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画面の表面 | 非光沢 |
パネルの種類 | ※非公開 |
光学ドライブ | ・なし (E2) ・あり (Ryzen5) |
テンキー | あり |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
USB3.1 | 2 (Gen1 ) |
USB3.0 | ー |
USB2.0 | 1 |
USB Type-C | ー |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | ー |
Webカメラ | 92万画素 |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
オフィス | なし |
HP 255 G7の価格
HP 255 G7には、パーツ構成の異なる3種類のモデルが用意されています。それぞれのスペックと価格は以下のとおりです。
ラインナップ
ベーシックモデル | |
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税込3万円台後半~ | |
ベーシックプラスモデル | |
税込4万円台半ば~ | |
スタンダードモデル | |
税込7万円台後半~ |
※2019年5月7日時点
価格はタイミングによって変わります。最新の価格は別記事のセール情報をご確認ください。
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HP 255 G7のセール情報
外観について
HP 255 G7はビジネス向けモデルのため、派手さのない落ち着いたデザインです。見た目は少々安っぽいのですが、価格が安いことを考えれば納得できます。
本体カラーはダークアッシュシルバーで、公式サイトの写真ではほぼブラックに見えます。しかし同じカラーのバリエーションモデルでは、ブラックよりもダークグレーに近い色でした。
端子類は標準的な構成です。ただしVGA (D-sub15ピン)には対応していません。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブで、DVDの再生や書き込みを行なえます。なお下位モデルは光学ドライブ非搭載である点に注意してください。
キーボードは数値入力に便利なテンキー付きです。標準的なに日本語配列で、キーの大きさも標準的。違和感なく入力できるでしょう。
液晶ディスプレイの大きさは15.6インチで、解像度は1366×768ドット (ベーシックモデル)または1920×1080ドット (スタンダードモデル)です。ほぼ同型のHP 250 G7では画面が青みがかってしましたので、HP 255 G7でも同じだと思われます。
CPU性能について
HP 255 G7ではCPUとしてE2-900eまたはRyzen 5 2500Uが使われています。Ryzen 5 2500UはCore i5相当で非常に高性能ですが、E2-9000eの性能はかなり控えめです。
CPU性能比較(CPU Mark)
名称 | PassMark CPU Markスコア |
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Core i5-8250U |
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Ryzen 5 2500U ※2 |
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Core i3-8130U |
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Core i3-7020U |
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Celeron 3865U |
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E2-9000e |
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Celeron N4000 |
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※データは当サイトで計測したほかのPCの平均値で、HP 255 G7 Notebook PCの性能を表わすものではありません ※2の参照元はPassMark CPU Benchmarks
日常的な作業を快適にこなしたいのであれば、Ryzen 5 2500U搭載の上位モデルをおすすめします。E2-9000e搭載の下位モデルでは、ちょっとした処理でも時間がかかるでしょう。下位モデルはネットやメールのチェック、簡単な文書作成向きです。
SSDについて
HP 255 G7は値段が安いにも関わらず、ストレージ (ファイルの保管場所)に高速なSSDが使われています。SSDだとファイルのやり取りが早くなるだけでなく、ウィンドウズやアプリの起動が高速化します。HDDのみのモデルよりも、作業を快適にこなせるでしょう。
ただし、容量はあまり多くありません。128GBといってもドライブ全体の容量は100GB程度で、システム領域になどでも使われるため、実際に使える容量は60~70GB程度かもしれません。写真や動画は外付けHDDなどに保存するといいでしょう。
オフィスソフトについて
HP 255 G7には、マイクロソフトのオフィスは付属しません。エクセルやワードが必要なら、ソフトを別に購入する必要があります。
別途料金を支払うことで、オフィス互換ソフトのWPS Office Gold Editionを追加することが可能です。エクセルやワードの簡単なファイルなら閲覧 / 編集できますが、高度な機能を使った文書は正常に扱えない可能性があるので注意してください。
HP 255 G7は買うべきか?
業務で使うならRyzen 5 2500U搭載のスタンダードモデルがおすすめです。スペックも高く、日常的な作業を快適にこなせるでしょう。
しかし、ほぼ同じスペックのHP 15-db0000 スタンダードモデル (個人向けモデル)が7万円前後とこちらのほうが安く購入できます。日本HPの法人向けサポートなどのサービスにこだわらないなら、個人向けモデルを検討してはいかがでしょうか?
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HP 15-db0000のセール情報
3万円台で買えるE2-9000e搭載のベーシックモデルは魅力的ではあるものの、ビジネス業務をガッツリこなせるスペックではありません。あくまでもメールのチェックや簡単な文書作成向けです。業務用PCとして使うなら、8GB以上のメモリーを搭載したノートPCをおすすめします。ただし自分でメモリーを増設できるならアリです。