日本HPのHP 15-da0000は、1920×1080ドットのフルHDデイスプレイを搭載する15.6インチタイプのノートPCです。メーカーのラインナップ的にはエントリー(初心者)向けに位置付けられていますが、Core i7搭載の高性能なモデルも用意されています。
HP 15-da0000は、2017年に発売されたHP 15-bs000/100の後継モデルです。CPUが世代が変わって性能がアップしているほか、デザインも微妙に変わっています。
今回は、HP 15-da0000のスペックや特徴などについて解説&考察します。今後実機を検証する機会があればレビュー記事を公開するつもりです。
HP 15-da0000
税込5万円台から
※価格や構成は変更される場合があります
HP 15-da0000のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Celeron N4000 / Core i3-7020U / Core i5-8250U / Core i7-8550U |
メモリー | 4GB / 8GB |
ストレージ | 500GB / 1TB HDD または 128GB M.2 SSD+1TBHDD |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 600/620、Intel HD Graphics 600/620、GeForce MX130 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、非光沢、タッチ非対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.1 Gen1(フルサイズ)×2、USB2.0×1、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM 2.0、セキュリティースロット、マカフィーリブセーフ30日版 |
カメラ | 92万画素 |
サイズ/重量 | 幅377×奥行き247×高さ23~25mm/約2.0kg |
オフィス | オプション |
バッテリー駆動時間 | 約9~10時間 |
※2018年9月20日時点。構成や価格は変更される場合があります
HP 15-da0000のラインナップ
HP 15-da0000にはパーツ構成の異なる4種類のモデルが用意されています。それぞれの主なスペックと価格は以下のとおり。4GBメモリー搭載モデルでは追加料金を支払うことで、メモリー容量を8GBにアップグレード可能です。
HP 15-da0000のラインナップ
エントリーモデル | |
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税込5万円台前半~ | |
ベーシックモデル | |
税込7万円台後半~ | |
スタンダードモデル | |
税込9万円台後半~ | |
パフォーマンスモデル | |
税込11万円台~ |
※2018年9月20日時点
CPU性能について
CPUは前世代の第6/7世代から、第7/8世代に変更されました。新しいCPUを使うことで、特にCeleronモデルとCore i5モデルの性能が大きく向上していると予想されます。
CPU性能比較(マルチコア)
名称 | CINEBENCH R15スコア マルチコア |
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Core i7-8550U |
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Core i5-8250U |
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Core i7-7500U |
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Core i5-7200U ※2 |
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Core i3-7100U |
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Core i3-6006U ※2 |
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Celeron N4000 |
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Celeron N3060 ※2 |
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※スコアは当サイト計測の平均値で、HP 15-da0000の性能を表わすものではありません ※2 前モデルで使われていたCPU
個人的には、Celeronモデルがようやくパワーアップしたなという印象です。前モデルで使われていたCeleron N3060はかなり遅いCPUだったのですが、新しいCeleron N4000を搭載することで、低価格でもそこそこ使えるレベルになっていると思います。
また最上位モデルではGPU(専用グラフィックス機能)として、GeForce MX130が使われています。ちなみにこのGPUは3Dゲームを楽しむためのものではなく、画面の描画処理をちょっとだけサポートするものです。
HP 15-da0000のポイント
DVDや有線LANを利用可能
周辺機器接続用のインターフェース(端子)は、比較的充実しています。VGA(D-sub15ピン)やUSB Type-Cには対応していませんが、これだけあれば普段使いには十分でしょう。
こだわりのディティール
HP 15シリーズは毎年、天板のテクスチャーやパームレストのプリント柄が変更されています。前モデルの天板は平織りのリネン調でしたが、新モデルでは縦方向に長い織物風のテクスチャーです。またパームレストの柄は木目調からヘアライン調に変更されています。
画面の色はいまいち?
日本HPの製品では液晶ディスプレイにIPSパネルが使われていると、スペック表にそのことが明記されています。HP 15-da0000ではIPSの表記がなかったため、おそらくTNパネルが使われているはずです。前モデルでもTNパネルでしたので、ほぼ確定と考えていいでしょう。
TNパネルは色が青みがかっている上に、コントラストが低く映像にメリハリがありません。文字の色も薄く、小さな文字だとかすんで見える場合があります。とは言え内容は普通に確認できますし、下位モデルの値段が安いことを考えれば仕方がないかもしれません。
しばらくは様子見が吉
ということで、今回はHP 15-da0000のスペックや特徴について解説しました。ベンチマーク結果はほかの機種を使ったものですが、実際に検証する機会があればレビュー記事を公開する予定です。記事を公開しだい当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、フォローしていただくことをおすすめします。
HP 15-da0000は発売されたばかりということもあり、いまは割高感があります。たとえば同じ日本HPの製品ならHP 15-db0000のベーシックモデルがCore i3相当の性能で、HP 15-da0000のCore i3モデルよりも2万円程度安く買えます。またHP Pavilion 15-cu0000のCore i7モデルならHP 15-da0000のCore i7モデルと同程度のスペックで、差額はプラス5000円程度。ただしHP Pavilion 15-cu0000は液晶ディスプレイがIPSパネルなので、こちらのほうが品質は高くお買い得感があります。
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前モデルHP 15-bs000のときもそうだったのですが、HP 15シリーズのインテルCPU搭載モデルは始めは値段が高く、しばらくたってから値下がりする傾向にあります。そのため値下がりするまでしばらく様子を見るか、ほかのモデルを選んだほうがいいでしょう。
ただし前モデルのときと同様、8GBメモリー+SSD搭載の量販店向けモデルが発売される可能性があります。そのようなモデルであれば比較的お買い得ですので、選ぶのはアリかもしれません。
HP 15-da0000
税込5万円台から
※価格や構成は変更される場合があります
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