ポイント
- 本体がコンパクト
- 高級感のあるデザイン
- vPro対応CPUを搭載可能
Latitude 9410のスペック
OS | ・Windows 10 Home ・Windows 10 Pro |
---|---|
画面サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1280 |
CPU | ・Core i5-10210U ・Core i5-10310U ・Core i7-10610U ・Core i7-10810U |
メモリー | ・8GB ・16GB |
ストレージ | ・256GB SSD ・512GB SSD ・128GB~2TB SSD |
グラフィックス | UHD |
LTE | 対応可 |
幅×奥行き | 319.77×199.9mm |
厚さ | 14.89mm |
重量 | 1.36kg |
バッテリー | ・4セル 52Whr ・6セル 78Whr |
※2020年11月16日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | シルバー |
---|---|
画面の表面 | 低反射/防汚コーティング |
パネルの種類 | ※非公開 (IPS相当) |
タッチ / ペン | 対応 |
光学ドライブ | - |
テンキー | - |
有線LAN | - |
無線LAN | ・11a/b/g/n/ac ・Wi-Fi 6(11a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | 5.1 |
USB3.1 | 2 (Gen1) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | - |
USB Type-C | 2 |
Thunderbolt 3 | 対応 (2ポート) |
メモリーカード | microSD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | ー |
Webカメラ | ・なし (フルカスタマイズモデルのみ) ・92万画素 |
顔認証カメラ | 搭載 |
指紋センサー | オプション |
付属品 | ACアダプターなど |
オフィス | ※追加可能 |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶まとめ
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デザインと使いやすさ
スタイリッシュな外観
デルのLatitudeシリーズは、デザインとパフォーマンスを重視した法人向けPCです。そのなかでもLatitude 9410は、「9000シリーズ」と呼ばれる超高性能&コンパクトな最上位クラスのグループに属します。今回試用したLatitude 9410はディスプレイが回転する2-in-1モデルで、さまざまなスタイルで利用できる点が特徴です。
Latitude 9410の本体は非常にコンパクトです。同じ14インチタイプでビジネス向けノートPCとして人気のThinkPad X1 Carbonよりも、ひと回り小さくまとめられています。ボディは質感と強度に優れるアルミ製。落ち着いた雰囲気ながらも高級感のある仕上がりです。
見やすい14インチディスプレイ
画面サイズは14インチです。解像度は全モデル共通で1920×1080ドットのフルHDのみ。輝度は300nitで、色域はNTSC 72%(sRGB換算100%前後)。Latitudeシリーズでは標準的な仕様です。デスクトップの文字は2~2.7mm程度(スケーリング150%)で新聞よりもやや小さいのですが、特に見づらくは感じませんでした。
普通に使えるキーボード
キーボードは日本語配列か英字配列で、バックライト標準対応。バックライトはオプションで追加可能です。キーピッチは横19mm、縦18mmで若干横長ですが、特に違和感はありませんでした。ただキートップが若干小さい印象を受けます。配列については特殊な部分はなく、Enterキー周辺のキーがわずかに小さい程度。個人的には普通に利用できる範囲です。
十分なインターフェース
周辺機器接続用の端子類はフルサイズのUSB端子が2ポート、Thunderbolt 3対応のUSB Type-Cが2ポート、あとは映像出力用のHDMIとmicroSDカードスロット、ヘッドホン端子、セキュリティ認証用のスマートカードリーダーの構成です。多くはありませんが、普通に使うには十分でしょう。生体認証は標準で顔認証用のIRカメラに対応。指紋センサーはオプションです。
Type-C端子の機能
USB PD 18W充電 | × |
---|---|
USB PD 30W充電 | △ ※低速充電 |
USB PD 45W充電 | △ ※低速充電 |
USB PD 65W充電 | ◯ |
USB PD 100W充電 | ◯ |
映像出力 | ◯ |
ベンチマーク結果
試用機のスペック
モデル名 | 2in1 プラチナモデル |
---|---|
CPU | Core i7-10610U |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
グラフィックス | UHD Graphics (CPU内蔵) |
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、環境、個体差などさまざまな要因により結果が大きく変わる場合があります
vPro対応の高性能CPU
CPUとしてはインテルの第10世代Core i5 / Core i7が使われています。このうち標準モデルで使われているCore i5-10310UとCore i7-10610Uは、企業向けのPC管理機能であるインテルの「vPro」に対応している点が特徴。社内システムに接続する上でvPro対応であることが必要なケースに向いています。
Core i7-10610U搭載の試用機でCPUベンチマークテストを行なったところ、スタンダードノートPC向けCPUとしてはなかなか優秀な結果でした。資料制作や調べ物、データ処理などビジネス作業には十分なパフォーマンスです。下位のCore i5-10210UやCore i5-10310Uは多少パフォーマンスが劣りますが、標準的なビジネス作業であれば問題なく使えるでしょう。
CPUの性能差
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Ryzen 7 4700U |
15264
|
Ryzen 5 4500U |
12892
|
Core i7-1165G7 |
12116
|
Core i7-1065G7 |
12016
|
Core i5-1035G4 |
10844
|
Latitude 9410 (Core i7-10610U) |
10580
|
Core i7-10510U |
10257
|
Core i5-10310U |
10179
|
Core i5-1035G1 |
9667
|
Core i5-10210U |
9329
|
Ryzen 3 4300U |
9154
|
Core i3-10110U |
5553
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ビジネス利用には快適
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
目安:4100
9156
|
Productivity (ビジネス利用) |
目安:4500
7074
|
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
目安:3450
3241
|
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10では、一般利用 (ビデオチャットやWeb閲覧)とビジネス利用 (表計算とワープロの利用)のテストで快適に使える目安を大きく上回りました。ただしコンテンツ制作 (写真加工や3D制作、動画編集)のテストについては目標値に達していません。普段使いやビジネス利用向けです。
高速タイプのSSDを搭載
基本モデルのストレージは256 / 512GB SSDですが、フルカスタマイズ対応モデルでは128GBから2TBのあいだで容量を変更できます。試用機の512GB SSDはSamsungのPM991シリーズで、公称スペックはシーケンシャルリード2200MB/秒、シーケンシャルライト1200MB/秒。公称値に近い結果が出ていることから、サーマルスロットリングは発生していないと考えられます。
ウィンドウズの起動は14秒程度
Core i7モデルでウィンドウズの起動時間を計測したところ、平均14.44秒でした。最近のSSD搭載機種は15秒前後が標準的ですので (筆者調べ)、標準的な結果です。待たされる感はほとんどありません。
起動時間の計測結果(手動計測)※Core i7モデル
1回目 | 14.8秒 |
---|---|
2回目 | 14.2秒 |
3回目 | 14.5秒 |
4回目 | 14.5秒 |
5回目 | 14.2秒 |
平均 | 14.44秒 |
電源管理とAIでさらにパフォーマンス向上
標準収録の「Dell Power Manager」では、PCのパフォーマンスを調整できます。今回の検証では標準の「最適化」でテストを行ないましたが、「超高パフォーマンス」を選べばより快適に利用できるでしょう。
またLatitude 9410では、AIによるパフォーマンスの最適化に対応しています。アプリの利用やバッテリー消費、サウンド再生に関してクラウド経由でAIが処理を判断し、自分の使い方に合ったパフォーマンスに調整可能です。PCを購入したら、機能をオンにしておきましょう。
高品質なビジネスエリート向け2-in1-
よかった点
14インチ2-in-1としては非常にコンパクトである点がポイントです。2-in-1は画面を相手に見せるのに適していることから営業ツールとしても人気ですが、本体これだけ小さいと取り回しも簡単。もたつくことなくスムーズに扱えるでしょう。
また高いパフォーマンスや豊富な機能も魅力。そのぶんそれなりの値段ですが、エグゼクティブ感の演出できることを考えれば業種によってはアリだと思います。ビジネスエリート向けの満足感の高い機種です。
気になる点
ハイエンド志向向けのエグゼクティブユーザー向けとは言え、やはり値段の高さが気になります。ただ企業が導入する場合電話で相談すると値段が大きく変わることもあるので、まずは問い合わせてみるといいかもしれません。
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