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富士通 LIFEBOOK WS1/B3 レビュー:DVD対応&メモリー増設も簡単な機能充実モバイルノートPC

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富士通 LIFEBOOK WS1/B3 レビュー

 

富士通のLIFEBOOK WS1/B3(SHシリーズ)は、豊富な機能を搭載したモバイルノートPCです。画面の大きさが13.3インチのタイプとしては珍しく、DVDスーパーマルチドライブやVGA端子などを用意。メモリーも簡単に増設できるので、購入後でも性能を手軽にアップグレードできます。

 

LIFEBOOK WS1/B3の概要

【主なスペック】CPU:第8世代Core i5/i7 / メモリー:4~20GB / ストレージ :128~512GB SSD/液晶ディスプレイ:13.3インチ フルHD/WQHD

 

標準構成時で重量は1.28kg、バッテリー駆動時間は16時間以上。多くの機能が盛り込まれていますがモバイル性能も高く、外出先で快適に作業できます。

 

モバイル性能

光学ドライブ搭載でも軽くて持ち運びやすい

今回は製品をお借りする機会がありましたので、LIFEBOOK WS1/B3実機を使って本体デザインや使い勝手、性能などをレビューします。

 

 

LIFEBOOK WS1/B3

LIFEBOOK WS1/B3

税込13万円台から

シークレットクーポン「PGG25LSJ」利用で28%オフ

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スペックとラインナップ

LIFEBOOK WS1/B3のスペック

OS Windows 10 Home / Pro
CPU Core i5-8250U / Core i7-8550U
メモリー 4 / 8 / 12 / 20GB
ストレージ 128 / 256GB SSD(SATA)または 512GB  SSD(PCIe)
グラフィックス Intel UHD Graphics 620
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ / ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ 13.3型、1920×1080(非光沢) / 2560×1440ドット(光沢)、タッチ対応(2560×1440ドットのみ選択可)
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース USB3.0(フルサイズ)×2、USB3.1 Gen1 (Type-C)✕1、VGA(D-sub15ピン)、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力
セキュリティ機能 TPM 2.0、指紋センサー、セキュリティースロット
カメラ 92万画素
サイズ/重量 幅315×奥行き214×高さ11~19.8mm/約1.18~1.65kg(パーツの組み合わせによって異なる)
バッテリー駆動時間 12.3~33.1時間(バッテリーの組み合わせによって異なる)

※2018年3月15日時点。構成や価格は変更される場合があります

おすすめカスタマイズ例

LIFEBOOK WS1/B3は購入時にCPUの種類やメモリー、バッテリーの容量などを選択できます。以下におすすめの構成例をピックアップしたので、選び方がよくわからない人は参考にしてください。

 

構成例と価格の目安

Core i5スタンダード構成
Core i5 8GBメモリー 128GB SSD 1920x1080ドット 税込14万円台前半
Core i7スタンダード構成
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD 1920x1080ドット 税込16万円台前半
Core i7ハイスペック構成
Core i7 20GBメモリー 512GB SSD 2560×1440ドット 税込20万円前後

※2018年3月15日時点。シークレットクーポン適用時

 

バッテリーについては、標準バッテリー(4セル51Wh)と大容量バッテリー(6セル77Wh)の2種類が用意されています。容量の大きいほうが駆動時間が長くなりますが、そのぶん重量も増える点に注意してください。

堅牢性に優れたボディ


LIFEBOOK WS1/B3の本体デザイン

落ち着きと華やかさがあるデザイン

本体カラーは、スパークリングブラックとアーバンホワイトの2色です。今回試用したのはスパークリングブラックで、落ち着いた雰囲気でありながら、各部できらびやかなワンポイントが組み込まれており、地味さを感じさせません。

 

またボディに強度の高いアルミやマグネシウムを使うことで、頑丈な作りに仕上がっています。

 

本体カラー

スパークリングブラックの本体カラー

 

スパークリングブラック

のっぺりとしたブラックではなく、パールパウダーのようなきらめきが見えます

 

天板の素材

天板には軽量でも頑丈なマグネシウム素材を使用

 

キーボード面のデザイン

キーボード面の素材は質感と剛性に優れるアルミニウム

 

パームレストのデザイン

キーボード面のエッジはダイヤモンドカット加工が施されており、きらびやかな印象です

 

底面部

底面部はマグネシウム

 

バッテリーは取り外し可能

バッテリーは取り外し可能

厚いけど持ち歩きには支障なし

本体の大きさは、A4用紙よりもやや大きい程度。13.3インチのモバイルノートPCとしては、標準よりもわずかに大きいといったところです。これくらいの大きさであれば、普通のバッグには難なく収まります。

 

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

 

高さは公称値で11~19.8mmですが、実測では最厚部で29mmでした。モバイルノートPCとしてはかなり厚めです。ただしこれはVGA端子(D-sub15ピン)を搭載しているため。この端子を搭載するとどうしても本体が厚くなってしまいます。

 

高さの実測値

高さは公称値で11~19.8mmですが、実測値では22~29mmでした。これはゴム足やバッテリーによって底面部が持ち上げられているためです

重さはフレキシブルに変更可能

重量はパーツ構成によって異なります。最軽量構成では1.18kgと軽いのですが、もっとも重い構成だと1.65kgです。用途や移動距離などに応じて、重量からパーツ構成を決めるのもいいでしょう。

重量の組み合わせ

重量はパーツ構成によって異なります。大容量バッテリーは表の値よりも70g重くなる点に注意してください ※クリックで拡大

 

重量の実測値

大容量バッテリー装着時の重量は実測で1.35kg。標準バッテリーなら70g程度軽くなります

 

 

アクセサリー類の重さ(実測値)

電源アダプター 237g

バリエーション豊富なディスプレイ


 LIFEBOOK WS1/B3の液晶ディスプレイ

13.3インチでフルHDとWQHDに対応

液晶ディスプレイのサイズは、モバイルノートPCとしては標準的な13.3インチです。解像度は購入時に1920×1080ドットか2560×1440ドットのどちらかを選べます。一般的なのはフルHDで映像は十分精細ですが、WQHDのほうがドット感がなく映像が美しく感じるでしょう。

 

液晶ディスプレイのサイズと解像度

試用機は画面の大きさが13.3インチで、解像度は1920×1080ドット

 

またタッチ対応のWQHDディスプレイも選択可能です。ただしタッチ対応ディスプレイは重量が重くなる点に注意してください。

見やすくて自然な色合いの映像

液晶ディスプレイの映像はコントラストが高く、自然な色合い。写真の色合いに違和感はなく、文字もはっきりと読むことができました。スマホやタブレットなどに比べると多少暗く感じるかもしれませんが、作業には十分な明るさです。

 

液晶ディスプレイの映像

写真を表示した様子。画面がやや暗い気がしますが作業には十分な明るさ

 

ガンマカーブ

i1 Display Proで計測した液晶ディスプレイのガンマカーブ。RGB各色が斜め45度の理想的な線を描いています

作業にはノングレアがおすすめ

タッチ非対応のディスプレイ(フルHD/WQHD)は、表面が光沢なしのノングレア仕上げです。映り込みがないので目が疲れにくく、集中して作業できます。タッチ対応ディスプレイは光沢ありのグレア仕上げで映り込みはそれなりに生じますが、映像がより鮮明に映し出されるのがメリットです。

 

光の映り込み

タッチ非対応ディスプレイは、光沢なしのノングレア仕上げ

 

グレアパネルの映り込み

光沢ありのグレア加工の場合だと光や室内が映り込むことがあり、眼精疲労や集中力低下の原因となると言われています ※写真は別の機種

使い勝手のいいキーボード

LIFEBOOK WS1/B3のキーボード

いい意味で標準的な配列

キーボードのキーピッチ(キーとキーの間隔)は、理想とされる19mmです。キー配列に変則的な部分はなく、いい意味で標準的。使い始めからスラスラと入力できました。

 

LIFEBOOK WS1/B3のキーボード

LIFEBOOK WS1/B3のキーボード。キーピッチは19mm

 

LIFEBOOK WS1/B3のキーボードでは、スペースキーやEnterキー、周辺の特殊キーを押す力が弱めに設定されています。これにより小指でも軽いタッチでしっかりとキーを押すことが可能です。またキーボード全体が傾斜しているため、手首を自然な角度に保ったまま作業できます。

 

キーボードの傾斜

キーボードが傾くことでキー全体を見渡しやすくなり、さらに手首を自然な角度で保てます

タイプ音は静か

キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.2mmで、ノートPCの標準である1.5mmと比べるかなり浅め。実際に入力してみると、確かにストロークが浅く感じました。とは言うものの入力時に軽めのクリック感があるので、弱いながらも手応えは感じます。

 

タイプ音は非常に静かでした。指を横に滑らせるようにして打つと、音はほとんど気になりません。上から打ち下ろすように入力すると「カタカタカタ」と響くので、静かな場所では弱めのタッチを心がけるといいでしょう。

 

タイプ感

キーストロークが浅くタイプ感が軽めですが、タイプ音は静か

 

誤操作の少ないタッチパッド

タッチパッドは、誤クリックが少ないと言われるボタン分離型です。ボタンのクリックは非常に軽く、クリック音は小さめでした。ただしボタンが分離しているぶんパッド部分の奥行きが小さく、カーソルを上方向に動かすときに何度か往復する場面がありました。

 

タッチパッド

誤操作の少ないボタン一体型。奥行きが狭いので、ダイナミックな操作には向いていません

豊富なインターフェース


LIFEBOOK WS1/B3のインターフェース

VGAと有線LANを搭載

インターフェースはUSB3.0(フルサイズ)×2、USB3.1 Gen1 (Type-C)✕1、VGA(D-sub15ピン)、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力の構成。13.3インチのモバイルノートPCとしては非常に充実しています。特に古いディスプレイやプロジェクターなどで使うVGA(D-sub15ピン)が用意されている点がポイント。変換アダプターなしでも利用できるのはとても便利です。

 

左側面

左側面には電源コネクター、有線LAN、VGA(D-sub15ピン)、HDMI、USB3.1 Gen1(Type-C)、ヘッドホン出力

 

右側面

右側面にはUSB3.0、光学ドライブ、USB3.0、セキュリティースロットが用意されています

 

光学ドライブ

DVDの再生と書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブを標準搭載。ブルーレイディスクへのアップグレードも可能

 

正面

本体正面の右にはSDメモリーカードスロット

指紋センサーを標準搭載

セキュリティー機能として、指紋センサーを標準で搭載しています。あらかじめ指紋を登録しておけば、指で軽く触れるだけでサインインできるので非常に便利です。

 

指紋センサー

スライド式の指紋センサー

メモリーの増設が簡単

底面部のカバーを外せば、メモリーを簡単に交換できます。使い続けているうちに処理が遅く感じるようになっても、メモリー容量を増やすことで快適に使うことができるでしょう。

 

ただし自分でメモリーを交換すると、メーカー保証のサポート外となる点に注意してください。心配な人はあらかじめメモリー容量を多くしておくことをおすすめします。

 

底面部のメモリースロット

底面部のカバーを開ければ、メモリーを簡単に増設できます

光学ドライブを取り外せる

LIFEBOOK WS1/B3では、「モバイル・マルチベイ」と呼ばれる特殊な構造を採用しています。底面部のスイッチを操作することで、光学ドライブを簡単に取り外し可能。空いた部分にカバーをセットすれば、本体重量を軽くできます。

 

またオプションとして用意されているHDDやバッテリーを購入すれば、光学ドライブ部分にセットすることで本体の機能をパワーアップさせることも可能です。

 

光学ドライブの取り外し

光学ドライブは引き出し式で、簡単に取り外せます

 

カバーの取り付け

普段はカバーを付けておき、必要なときだけ光学ドライブを利用するといいでしょう

 

増設ユニット

モバイル・マルチベイに装着できる増設用内蔵バッテリ・ユニット(写真左)

しっかり使える確かな性能


LIFEBOOK WS1/B3のパフォーマンス

LIFEBOOK WS1/B3のベンチマーク結果

今回のテストで使った試用機の主な仕様は以下のとおり。メモリー容量が最大の20GBでストレージがPCIe接続の512GB SSDと、かなりハイスペックな構成です。ほかの構成ではベンチマークテストの結果が多少低くなるものと思われます。

 

テスト機の主なスペック

CPU Core i7-8550U
メモリー 20GB
グラフィックス Intel UHD Graphics 620(CPU内蔵)
ストレージ 512GB SSD(PCIe)

 

SSDはPCIe接続だけあって、アクセスが超高速です。

 

CrystalDiskMark

512GB SSDのアクセス速度

 

基本性能を計測するベンチマークテストでは、なかなか優秀な結果です。

 

CINEBENCH R15

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果

 

PassMark PerformanceTest 9.0

基本性能を計測する「PassMark PerformanceTest 9.0」の結果

 

3D性能のテストでは控えめな結果が出ていますが、3Dゲームをプレーするのでなければ気にする必要はありません。

 

3DMark

3D性能を計測する「3DMark」の結果

 

作業の快適さを計測する「PCMark 10」では、一般的な作業は快適に行なえる結果が出ています。ただし3D制作や高度な写真加工はやや苦手のようです。

 

PCMark 10

作業の快適さを計測する「PCMark 10」の結果

バッテリー駆動時間は長い

当サイトでの計測方法でバッテリー駆動時間のテストを行なったところ、以下の結果となりました。ほかのモデルに比べて2~3割程度駆動時間が長く、なかなか優秀です。

 

バッテリー駆動時間のテスト結果

BBenchによる計測 12時間36分
PCMark 8による計測 6時間42分

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

CPUはかなり高温

ベンチマーク中のCPU温度を確認したところ、CPUの限界温度である100度にまで達している場面がありました。内部はかなり高温になっているようです。

 

CPUの最大温度

PCMark 10実行時に、CPUの最大温度が100度にまで達しました

 

ただし、キーボード面はそれほど熱くはありません。触るとほんのり温かい程度です。使用中に熱が気になることはないでしょう。

 

キーボード面の温度

キーボード面の温度

※本体温度の計測方法はコチラ

標準利用なら音は静か

負荷の低い作業では、駆動音(ファンの回転音や排気音)が気になることはありません。高負荷の処理では通気口からの排気音が聞こえますが、気になるほどではありませんでした。

 

駆動音の計測結果(室温20度前後)

電源オフ時 36.6dBA
待機中 36.7dBA ほぼ無音だが、耳を近づけるとリズミカルな音がわずかに聞こえる
動画視聴 37.3dBA ファンの回転音と思われる音が不規則に聞こえるが、あまり目立たない
動画変換 ※未計測
3Dゲーム 42.1dBA 排気音がけっこう目立つ

※駆動音の計測方法はコチラ

起動時間はかなり早い

起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまで)は、平均で10.38秒でした。起動が早いので、使いたいときにすぐに使い始められます。

 

起動時間の計測結果(手動による計測)

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
10.6秒 10.4秒 10.2秒 10.4秒 10.3秒 10.38秒

消費電力は標準的

消費電力は低めですが、テストでは負荷が低いはずの動画視聴でなぜか電力消費が大きくなっていました。もしかすると、バックグラウンドでなにか動作していたのかもしれません。

 

1分間の平均消費電力(REX-BTWATTCH1による計測)

待機中 動画視聴 動画変換 3Dゲーム
8.4W 43.2W ※未計測 31.8W

※消費電力の計測方法はコチラ

機能豊富な全部盛りモバイル

ということで、今回はLIFEBOOK WS1/B3のレビューをお届けしました。

 

最大の特徴は、とにかく機能が豊富である点です。パソコンを使っていて「機能が足りない!」と困ることはないでしょう。またメモリー交換が簡単なので、「8GBじゃ足りなかった……」というケースにも対応できます。長期間使い続けられるパソコンとしておすすめします。

 

LIFEBOOK WS1/B3のまとめ

豊富な機能と拡張性の高さが魅力の手堅いモデル

LIFEBOOK WS1/B3のまとめ

  • 光学ドライブ搭載
  • 端子が豊富
  • メモリー増設が簡単
  • 本体が厚い

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  • PGG25LSJ

 

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※記事中の価格や構成は、2018年3月15日時点のものです。予告なく変更される場合もございますので、あらかじめご了承ください。

記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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