富士通のLIFEBOOK WU2/C3(LIFEBOOK UHシリーズ)は、超軽量なモバイルノートPCです。最軽量時の重さはなんと698g! 13.3インチタイプとしては世界最軽量で、実際に手に持ったらその軽さにビックリすることでしょう。思わず笑ってしまうほど軽い!
LIFEBOOK WU2/C3(LIFEBOOK UHシリーズ)は、単に軽いだけのノートPCではありません。キーボードは使いやすく、機能/端子類も豊富で、さらにパワフルです。また大手国内ブランドによるメイド・イン・ジャパンの高い品質と、充実したサポートによる安心感もあります。
注目ポイント
指でつまめるほど軽い!
充電可能なUSB Type-C搭載
駆動音が激減!
当サイトの評価
デザイン | スリムかつシンプルなデザイン。印象的なカラバリもマル |
---|---|
性能 | 最新のWhisky Lakeに対応。でも性能は前モデルから微増程度 |
使いやすさ | 端子類が豊富&キー配列が理想的。機能も豊富で使いやすい |
軽さ | 13.3インチとしては世界最軽量。これ以上はない軽さ |
画面 | スペックは標準的だが、映像は美しくて見やすい |
店頭モデルよりも直販モデルがお得!
LIFEBOOK WU2/C3(LIFEBOOK UHシリーズ)は、販売されている場所によって名前と買い方が変わります。
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LIFEBOOK UH-X/C3(店頭モデル)とLIFEBOOK WU2/C3(直販モデル)の違いについて
LIFEBOOK UHシリーズは店頭販売向けのモデルで、量販店や通販サイトで購入可能です。特徴は、マイクロソフトのオフィスが最初から付いている点。CPUやメモリー容量の異なる3種類が用意されています。
LIFEBOOK UHシリーズのラインナップ
LIFEBOOK UH-X/C3 | LIFEBOOK UH90/C3 | LIFEBOOK UH75/C3 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7 | Core i5 | |
メモリー | 8GB | 4GB | |
SSD | 512GB | 256GB | |
駆動時間 | 11.5時間 | 24時間 | 11.5時間 |
重さ | 698g | 898g | 747g(レッド)/758g(ホワイト) |
オフィス | Office Home and Business 2016 |
※2018年11月6日時点
LIFEBOOK WU2/C3は富士通の直販サイト「富士通WEB MART」で販売されている直販モデルで、外観や機能は店頭モデルと変わりません。特徴は、CPUの種類やメモリー/SSDの容量などを選べる点。店頭モデルよりも高いスペックに仕上げられるほか、逆に不要な機能を省くことで価格を抑えることもできます。
LIFEBOOK WU2/C3のラインナップ
最軽量モデル | 軽量モデル タッチパネル搭載 | 軽量モデル タッチパネル非搭載 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7 / Core i5 | Core i7 / Core i5 / Core i3 | |
メモリー | 8 / 16GB | 4 / 8 / 16GB | |
SSD | 256GB / 512GB / 1TB | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB | |
駆動時間 | 11.5時間 | 15.5時間 | 11.5時間(25Whバッテリー) / 24時間(50Whバッテリー) |
重さ | 698g~ | 934g | 747g~(25Whバッテリー) / 915g(50Whバッテリー) |
オフィス | なし / Office Home and Business 2016 |
※2018年11月6日時点
最軽量モデルと軽量モデルの違い
直販モデルのLIFEBOOK WU2/C3には、「最軽量モデル」と「軽量モデル」の2種類が用意されています。どちらもサイズや機能はほぼ同じですが、最軽量モデルのほうが軽量モデルに比べて49g軽量です。これは底面部で使われている素材の違いによるもの。最軽量モデルはマグネシウムリチウム合金で、軽量モデルで使われているマグネシウム合金よりも軽い金属が使われています。
当サイトとしては、スペックを変更可能なLIFEBOOK WU2/C3をおすすめします。自分の好みや用途に応じたモデルに仕上げられるほか、構成しだいでは店頭モデルよりも安く購入できるからです。
というわけで今回はメーカーからお借りしたLIFEBOOK WU2/C3の実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。
この記事の目次
※価格や構成は変更される場合があります
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LIFEBOOK WU2/C3のスペック
OS | Windows 10 Home/Pro |
---|---|
CPU | Core i3-8145U / Core i5-8265U / Core i7-8565U |
メモリー | 4 / 8 / 16GB |
ストレージ | 128GB / 256GB SSD(SATA)または 512GB / 1TB SSD(PCIe) |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチ、1920×1080ドット、非光沢、タッチ非対応 または タッチ対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.1 Gen2 (Type-C)×1、USB3.1 Gen1(Type-C)×1、USB3.0(フルサイズ)×2、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
セキュリティ機能 | セキュリティースロット(盗難防止用ロック取り付け穴)、TPM 2.0、Windows Hello対応赤外線カメラ(顔認証用) |
カメラ | 92万画素 |
サイズ | 幅309×奥行き212×高さ15.5mm |
重量 | 698g~934g |
バッテリー駆動時間 | 11.5時間(25Whバッテリー) / 24時間(50Whバッテリー) / 15.5時間(タッチパネル搭載) |
※2018年11月6日時点。構成は変更される場合があります
本体の大きさやデザイン
LIFEBOOK WU2/C3最大の魅力は、なんと言っても本体が異様に軽い点です。重量の公称値は698g~で、指先でも持ち上げられるほど。筆者はこのシリーズを2年近く愛用していますが、この軽さに慣れるとほかのモバイルノートPCは使えません。
前モデルは重量790g(店頭モデルは最軽量時748g)だったのですが、新モデルではCore i7+大容量メモリーの構成でも698g~です。700gを切るなんて、ノートPCの重さじゃないですよね?
なお公称値の698g~は工場出荷時の平均値であるため、個体によっては公称値よりも重い/軽い場合があります。またスペックや本体カラーによって重量が変わる点に注意してください。たとえばホワイトやレッドのカラーはブラックよりも若干重くなるほか、50Whの大容量バッテリーを選択したときも重くなります。
ノートPCの平均重量
画面サイズ | 平均重量 |
---|---|
11.6インチ | 1.126kg |
12.5インチ | 1.131kg |
13.3インチ | 1.253kg |
14インチ | 1.518kg |
15.6インチ | 2.174kg |
ノートPC全体 | 1.551kg |
※2017年12月~2018年5月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) 50台ぶんの実測値より
本体カラーとしては、ピクトブラックとガーネットレッド、アーバンホワイトの3色が用意されています。ただし最軽量モデルはピクトブラックのみ。これは、レッドとホワイトでは多くの塗料が使われているため、そのぶん重くなってしまうからです。
本体の大きさは、A4用紙よりもちょっと大きい程度。13.3インチタイプとしては標準的な大きさで、書類の入るバッグならすっぽりと収まります。
これだけ軽くて薄いと、堅牢性(壊れにくさ)が気になるところ。しかしLIFEBOOK WU2/C3では約200kgfの天板全面加圧試験や約76cmからの落下試験をクリアーするほど頑丈に作られています。
※動画では前モデルを使用
画面の色と見やすさ
液晶ディスプレイのサイズは13.3インチで、解像度は1920×1080ドット。ハイエンド向けモバイルノートPCとしては、標準的なスペックです。デスクトップの拡大率は標準で150%に設定されているので、文字が大きすぎると感じるなら少し小さくするといいでしょう。
映像はコントラスト(色のメリハリ)が高く、とても鮮やか。文字が鮮明に表示されるので、読みづらさは感じませんでした。写真や動画を楽しむのにも向いています。
液晶ディスプレイの表面は、光沢なしのノングレアです。眼精疲労や集中力低下の原因と言われる「映り込み」を抑えられるので、長時間の作業に向いています。なおタッチパネル搭載モデルでもノングレア仕上げとのこと。
キーボードの使いやすさ
LIFEBOOK WU2(UH)シリーズのキー配列は、モバイルノートPCとしては理想的です。キーピッチ(キーとキーの間隔)は19mmで変則的に配置されたキーもなく、カーソルキーの大きさも十分。はじめから違和感なく使えるでしょう。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mmで、ノートPCとしては標準的です。押し込む力が弱いので、手応えはやや軽めに感じます。ただ1kgを切る超軽量ノートPCのなかで、LIFEBOOK WU2/C3以上のタイプ感を実現したモデルはありません。
キーのタイプ音は控えめです。「カタカタ」という音が聞こえますが、気になるほどではありませんでした。筆者が所有している旧モデルのLIFEBOOK WU2/B3とほぼ同じキーボードなのですが、これまでタイプ音がうるさくて気になったことはありません。
タッチパッドは誤操作の少ないボタン分離型です。このタイプは普通パッド部分が小さいのですが、LIFEBOOK WU2/C3では十分なサイズが確保されておりダイナミックな操作も楽々と行なえました。
端子類の種類と使いやすさ
インターフェース(端子類)は、超軽量タイプとしては非常に充実しています。USB端子は合計4ポートで、そのうち2ポートはUSB Type-C。さらにそのうち1ポートは10Gbpsの高速なデータ転送に対応しているほか、USB Type-C端子からの充電にも対応しています。なお光学ドライブには対応していないので注意してください。
左側面のインターフェース
- ① 電源コネクター
- ② USB 3.1 Gen2 Type-C
- ③ USB 3.1 Gen1 Type-C
- ④ HDMI
- ⑤ USB3.0
- ⑥ ヘッドホン出力
右側面のインターフェース
- ① SDカードスロット
- ② USB 3.0
- ③ 1000BASE-T対応有線LAN
- ④ セキュリティーロック(盗難防止用)
セキュリティー機能としては、新たに赤外線カメラを使った顔認証サインインに対応しています。その代わりに、前モデルまで採用されていた指紋センサーはなくなりました。
スピーカーの音質も大きく向上しています。前モデルではいかにもノートPC的なサウンドでしたが、新モデルでは音の厚みが増し、個々の音がクリアーになりました。さらに音に広がりが出て、こもったような感じはなくなっています。ビデオチャットの音声がより聞きやすくなり、音楽もBGMとしてそこそこ楽しめるでしょう。
駆動時間や発熱、騒音
ここからは、LIFEBOOK WU2/C3の性能テストの結果を紹介します。試用機の主なスペックは以下の表のとおり。検証/ベンチマーク結果はパーツ構成や個体差、環境、タイミングなどによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8565U |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(SATA) |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
バッテリー駆動時間計測結果
バッテリー駆動時間のテストをいつもどおりに行なったのですが、バッテリー残量が62%に達するとなぜかシャットダウンしてしまいました。テストを3回実施して3回とも同じだったので、もしかするとなにか別の設定が有効になっていたのかもしれません。
バッテリー残量の推移から駆動時間を予測したところ、6時間40分という結果でした。ただし実際の結果とは異なる可能性があります。また別に検証する機会があれば、この結果を更新します。
バッテリー駆動時間のテスト結果
公称値 | 11.5時間(25Whバッテリー) |
---|---|
BBenchによる計測 | 2時間42分で残量62% |
エクセルを使った予測値 | 6時間40分 |
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
本体の温度について
負荷の軽い処理では表面温度はそれほど高くはありませんが、動画変換などの重い処理では40度を超えました。高い温度に触れ続けると低温やけどになる可能性があるので、ヒザの上で高負荷な処理を長時間行なうのは避けましょう。
表面温度(室温24.0℃) ※画像クリックで拡大
待機時 | 動画視聴 | 動画変換 | 3Dゲーム |
---|---|---|---|
キーボード面最大31.1℃ | キーボード面最大35.7℃ | キーボード面最大44.8℃ | キーボード面最大40.8℃ |
底面最大36.8℃ | 底面最大39.1℃ | 底面最大40.3℃ | 底面最大42.0℃ |
駆動音の計測結果
低負荷時の駆動音(ファンの回転音や通気口からの排気音)は控えめですが、まったくの無音というわけではありませんでした。高負荷な作業では少し音が聞こえましたが、気にならない程度です。
駆動音の計測結果(室温24.0℃)
電源オフ | 37.1dBA | - |
---|---|---|
待機中 | 37.3dBA | 「ジジジ」という回転音が少し聞こえる |
動画視聴 | 37.6dBA | 同上 |
動画変換 | 44.2dBA | 排気音がはっきりと聞こえるが、うるさくはない |
3Dゲーム | 41.5dBA | 同上 |
消費電力について
さまざまな状況下での消費電力は以下のとおりです。パワフルなCPUであるにも関わらず、省電力性能は優秀です。
1分間の平均消費電力(REX-BTWATTCH1による計測)
待機中 | 動画視聴 | 動画変換 | 3Dゲーム |
---|---|---|---|
7.8W | 12W | 29.4W | 28.2W |
※消費電力の計測方法はコチラ
起動時間について
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまで)は平均13.78秒(高速スタートアップ有効)でした。SSD搭載機の標準は16秒前後ですので、なかなか優秀な結果です。アクセス速度がより高速なPCIe接続のSSDなら、さらに早くなるかもしれません。
起動時間の計測結果(手動による計測)
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
15.9秒 | 13.2秒 | 13.2秒 | 13.3秒 | 13.3秒 | 13.78秒 |
ベンチマーク結果
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8565U |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(SATA) |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ性能
試用機で使われていた256GB SSDはSATA接続タイプで、アクセス速度は標準的です。一般的なSATA接続のSSDに比べて高速です。512GB / 1TBのSSDはPCIe接続なので、より高速なアクセスを期待できます。
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LIFEBOOK WU2/C2 メモリー20GB+512GB SSD構成のベンチマーク結果
CPU性能について
CPUには、第8世代のCore i3-8145U / Core i5-8265U / Core i7-8565Uが使われています。前モデルで使われていたCore i5-8250UやCore i7-8550Uも同じ第8世代ですが、新モデルのほうは「Whisky Lake(ウィスキーレイク)」という開発コードが異なる新しいCPUです。
新しいCPUのほうがターボブースト時の最大動作周波数が高いため性能が向上しているはずだと思っていたのですが、ベンチマーク結果はそれほど変わりませんでした。マルチコア性能を計測するCINEBENCH R15で4%、総合的な計算性能を計測するPassMarkで1.3%程度のパフォーマンスアップです。
とは言えモバイルタイプとしては十分高性能ですし、なによりこれだけ軽いことを考えれば納得できる範囲でしょう。
CPUベンチマーク結果 その1
CPU | CINEBENCH R15のCPUスコア |
---|---|
Core i7-8550U |
|
Core i5-8250U |
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LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U) |
|
LIFEBOOK WU2/C2(Core i7-8550U) |
|
Core i7-7500U |
|
※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
CPUベンチマーク結果 その2
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
---|---|
Core i7-8550U |
|
LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U) |
|
LIFEBOOK WU2/C2(Core i7-8550U) |
|
Core i5-8250U |
|
Core i7-7500U |
|
※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
グラフィックス性能について
総合的な3D性能を計測する「3DMark」でもパフォーマンスは微増しています。CPU内蔵のグラフィックス機能としてはそこそこ高めですが、重い3Dゲームを快適に遊べるほどではありません。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strikeのスコア |
---|---|
GTX 1050 |
|
LIFEBOOK WU2/C3(Intel UHD Graphics 620) |
|
LIFEBOOK WU2/C2(Intel UHD Graphics 620) |
|
Intel UHD Graphics 620(Core i7) |
|
※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
ゲーム系ベンチマーク結果
ゲーム系ベンチマークテストでは、ごく軽いドラクエ10で画質を落とせば快適という結果でした。少し重いFF14はかなり厳しい結果です。2D描画主体のゲームや軽めのブラウザーゲームなら問題ありませんが、3Dゲームについてはごく軽いものだけと考えたほうがいいでしょう。
ゲーム系ベンチマーク結果
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
|
||
---|---|---|
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 1151(設定変更が必要) ※7.037 FPS |
高品質(ノートPC) | 1711(設定変更を推奨) ※10.994 FPS | |
標準品質(ノートPC) | 2582(やや快適) ※17.169 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 4729(普通) |
標準品質 | 6011(快適) | |
低品質 | 7363(とても快適) |
動画変換や写真加工の快適さ
動画出力(書き出し)
動画出力にかかった時間
かかった時間 | |
---|---|
LIFEBOOK WU2/C3 (Core i7) | 6分04秒 (ソフトウェア) |
Core i7-8750H+GTX 1050 | 4分23秒 (CUDA) |
※「Adobe Premiere Pro CC 2018」を使って、FF14ベンチをキャプチャーした6分44秒のフルHD動画に画像とテロップ、音声を追加した合計7分のゲーム実況風動画を作成。書き出し設定は「H.264」で、「YouTube 1080p HD」のプリセットを使用。
動画変換
動画変換にかかった時間
CUDA | ソフトウェア | |
---|---|---|
LIFEBOOK WU2/C3 (Core i7) | ※非対応 | 9分43秒 |
Core i7-8750H+GTX 1050 | 3分47秒 | 6分46秒 |
※Adobe Media Encorder CCで5分間の4K映像(XAVC-S、3.51GB)をプリセット「YouTube 1080p HD」で変換するのにかかった時間
RAW現像
RAW画像の現像にかかった時間
LIFEBOOK WU2/C3 (Core i7) | Core i7-8750H |
---|---|
1分44秒 | 1分20秒 |
※Adobe Photoshop Lightroom Classic CCで5184×3456ドットのRAW画像を長辺1920ドット、画質80%、解像度240、シャープ出力 強のJPEGファイルに出力するのにかかった時間(フィルター類適用なし)
総合的なクリエイティブ性能
PCMark 10では各スコアが3000を超えれば本格的な作業をなんとか行なえるレベルです。写真加工と動画編集では多少時間がかかるものの、小規模な作品なら問題ないでしょう。より快適に作業するならCore i7+16GBメモリーのモデルをおすすめします。
PCMark 10ベンチマーク結果(一部抜粋)
Digitala Content Creation(総合スコア) | 2744 |
---|---|
Photo Editing(写真編集) | 3426 |
Rendering and Visualization(3D制作) | 1787 |
Video Editing(動画編集) | 3377 |
LIFEBOOK WU2/C3とLIFEBOOK WU2/C2の違い
LIFEBOOK WU2/C3は、2018年7月に発売されたLIFEBOOK WU2/C2の後継モデルです。ただLIFEBOOK WU2/C2は2017年10月に発売されたLIFEBOOK WU2/B3のリネームモデルですので、実質的には1年以上たってからのモデルチェンジと言えます。
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新モデルと前モデルでは、大きさやキーボードなどはあまり変わっていません。しかし実際にふたつを並べて詳細に見比べると、多くの点が異なっていました。
たとえば外観面を見るとLIFEBOOK WU2/C3は深いブラックで統一されており、デザインがシンプルになっています。
また排気口が大型化し空冷ファンにも改良が加えられたことで、駆動音がとても小さくなりました。前モデルで計測した際には52.5dBAとかなり大きく聞こえたのですが、新モデルでは最大でも44.2dBA程度で、うるさく感じるほどではありません。
そのほかの違いについては、別の記事で詳細にまとめています。ぜひこちらも参考にしてください。
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「軽さこそ正義」ならコレしかない!
ということで、今回はLIFEBOOK WU2/C3のレビューをお届けしました。
個人的に素晴らしいと思うのはより軽くなった点と強度が増した点、そして駆動音が激減した点です。特に重さについてはクラムシェルで700g切りを達成したことで、もはや何者にも追いつけない領域にまで達しています。
軽さこそすべてと考えるなら、LIFEBOOK WU2/C3以外にあり得ません。使いやすさも抜群なので、ぜひ検討してみてください。
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※価格や構成は変更される場合があります
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