ThinkPad X1 Extremeは、非常にパワフルなノートPCです。CPUはデスクトップPC並みに高性能な第8世代のCore i5/i7で、最大メモリー容量は64GB。さらに2台のPCIe SSDを搭載できるほか、専用グラフィックス機能としてGeForce GTX 1050 Ti with Max-Qデザイン(4GB)を搭載しています。ディスプレイはAdobe RGBカバー率の100%の4Kディスプレイ対応で、発色の良さは抜群。高度な処理を行なう人や、動画編集/写真加工などを行なう人におすすめのモデルです。
ThinkPad X1 Extremeの注目ポイント
広色域&HDR対応
オプションとして用意されている4KディスプレイはAdobe RGBカバー率100%で色域が広く、プロレベルの動画/画像制作に向いています。またHDR(Dolby Vision)対応で、色が非常に鮮やか!
高性能CPU&GPU搭載
デスクトップPC並のパワーを持つCore i5-8300H / Core i7-8750Hを搭載。GPUはGeForce GTX 1050 Ti with Max-Qデザイン(4GB)で、高負荷なプロ向けのクリエイティブソフトも快適に動作します。
ThinkPad X1 Extremeの評価
総合評価: 4.6/5.0
(評者:こまめブログ)
デザイン | 質感に優れた薄型のボディで、ブラックのカラーは重厚感抜群。MIL規格適合で堅牢性も高い |
---|---|
性能 | 第8世代Core i5/i7 Hシリーズ搭載。GPU標準対応のほか、メモリー/ストレージの最大容量も大きい |
使いやすさ | 端子類は豊富で機能も十分。キーボードが非常に使いやすい |
軽さ | 重さは実測1.8kg。ノートPC全体で見れば軽いとは言えないものの、15.6インチの超高性能タイプとしては驚異的な軽さ |
画面 | オプションの4KディスプレイはHDR対応で非常に色鮮やか。フルHDでも十分なクオリティー |
こんな人にオススメ
- 👍 外出先で写真や動画を加工したい
- 👍 性能の高さにこだわりたい
- 👍 トラックポイントが手放せない
今回はメーカーからお借りしたThinkPad X1 Extremeの実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。
この記事の目次
ThinkPad X1 Extreme
税込21万円台~
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ThinkPad X1 Extremeのスペック
OS | Windows 10 Home Windows 10 Pro |
---|---|
CPU | Core i5-8300H Core i5-8400H (vPro対応) Core i7-8750H Core i7-8850H (vPro対応) |
メモリー | 8GB 16GB 32GB 64GB |
ストレージ | 256GB SSD (SATA) 256GB SSD (PCIe) 512GB SSD (PCIe) 1TB SSD (PCIe) ※2台搭載可能、RAID対応 |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti with Max-Qデザイン (4GB) |
ディスプレイ | 15.6インチ、 1920×1080 / 3840×2160ドット、 IPS、タッチ非対応 / 対応 |
光学ドライブ | なし |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB3.0 (フルサイズ) ×2、 Thunderbolt 3 / USB3.1 (Type-C) ×2、 HDMI、イーサネット拡張コネクター、 SDカードスロット、 ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM2.0、 指紋センサー |
カメラ | HD 720p (92万画素) 赤外線カメラ (オプション) |
サイズ | 幅361.8×奥行き245.7×高さ18.7mm (4K) 幅361.8×奥行き245.7×高さ18.4mm (フルHD) |
重量 | 約1.84kg (4K) 約1.71kg (フルHD) |
バッテリー駆動時間 | 約15.6時間 |
サポート | メーカー保証1年間 |
※2019年2月4日時点。構成は変更される場合があります
ThinkPad X1 Extremeのラインナップ
ThinkPad X1 Extremeは全モデル(パッケージ)でCPUやメモリー容量などをアップグレード可能です。ただしモデルによっては選択できないパーツもあります。まずは理想に近いモデルを選び、必要に応じてパーツを変更してください。
なおオフィスは標準では付属していません。必要に応じて追加してください。
ラインナップ
パフォーマンス | |
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税込21万円台 | |
プレミアム | |
税込24万円台 | |
プレミアム UHD搭載 | |
税込29万円台 | |
プレミアム (Pro OS選択可能) | |
税込33万円台後半 |
※2019年2月4日時点
Windows 10 Proを選べるのは「プレミアム (Pro OS選択可能)」モデルのみですが、このモデルはパーツのフルカスタマイズに対応しているぶん、値段が高めです。とりあえずOSのエディションはWindows 10 Homeで購入し、あとからMicrosoftストアでWindows 10 Proに変更(税込1万3824円)することをおすすめします。
本体の大きさやデザイン
ThinkPad X1 Extremeは高性能なCPUとGPUを搭載しながらも、非常にスタイリッシュな外観が特徴です。ブラックの本体カラーは重厚感があり、存在感は抜群。また米国国防省が定めるMIL規格に適合するなど、堅牢性(壊れにくさ)の点でも優れています。
本体はB4サイズよりもひとまわり小さい程度。15.6インチタイプとしてはコンパクトです。薄さは公称値で18.4~18.7mm。15.6インチのスタンダートノートPCとしては標準(20mm前後)よりもやや薄い程度ですが、GPU搭載モデルでは30mmを超えることがあるので、超高性能タイプとしては非常にスリムです。
ノートPCの平均重量
画面サイズ | 平均重量 |
---|---|
11.6インチ | 1.06kg |
12.5インチ | 1.095kg |
13.3インチ | 1.209kg |
14インチ | 1.582kg |
15.6インチ (スタンダード) | 2.131kg |
15.6インチ (ゲーミング) | 2.413kg |
※2018年1月~12月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) の実測値より
画面の色と見やすさ
液晶ディスプレイのサイズは15.6インチ。解像度としては1920×1080ドット(フルHD)と、3840×2160ドット(4K)の2種類が用意されています。
液晶ディスプレイの違い
4K (UHD) | フルHD (FHD) | |
---|---|---|
解像度 | 3840×2160ドット | 1920×1080ドット |
タッチ操作/ペン入力 | 対応 | 非対応 |
Adobe RGBカバー率 | 100% | 75% |
パネル駆動方式 | IPS | IPS |
輝度 | 400nit | 300nit |
コントラスト比 | 1200:1 | 700:1 |
表面処理 | 光沢 (半光沢) | 非光沢 |
今回は4Kディスプレイモデルを試用したのですが、映像の色がとても濃くて派手というのが正直な感想です。コントラストも非常に高く、色のメリハリが強調されています。
また4Kディスプレイの映像は非常にきめ細かく、細部のディティールがフルHDとは比べものにならないほどです。線が細部までハッキリと描かれており、まるで現場の空気感までが伝わるようです。
4KディスプレイはAdobe RGBカバー率が100%と、色域が広い点も特徴です。グラフィックデザインや写真加工、動画編集など色にこだわる作業に向いています。
ただし、個人的には映像が鮮やかすぎる印象でした。これは筆者が色域の狭いディスプレイを見慣れているかもしれませんが、ほかのAdobeRGBカバー率100%のディスプレイと比べて色が派手なような気がします。
なおHDR方式はDolby Visionで標準収録のアプリでいろいろ調整できそうなのですが、検証中にはアプリが正常に反応しなかったためHDRを無効化できるかどうかは不明です。
4Kディスプレイの輝度は400nitで、非常に明るく感じます。一般的な250~300nitのディスプレイと比べると、映像が見やすく鮮やかです。
なお公式サイトには「10ビットカラー対応」と書かれていますが、液晶パネル(試用機ではAUO B156ZAN03)自体は8ビットカラーまでしか対応していません。Dolby Visionがソフトウェア的に12ビットカラーまで対応しているため、その点を持って「対応」と表現しているのでしょうか。またハードウェアキャリブレーションには非対応で、ソフトウェアキャリブレーションのみ利用可能です。
以上の点からAdobe RGBカバー率100%対応とは言え、厳密に言えばプロレベルの仕上げには不向きなディスプレイです。ただし外出先や現場での仕上がり確認、ちょっとした加工にはプロレベルでも十分なクオリティーと言えるでしょう。ThinkPad X1 Extremeをモバイル機として利用し、最終仕上げを職場にある10ビットカラー対応のディスプレイで行なうというのがクリエイティブ用途での最適解のような気がします。
キーボードの使いやすさ
ThinkPad X1 Extremeのキーボードは非常に使いやすく、ノートPCのなかでは最高クラスの仕上がりです。文書作成やプログラミングなど、キーボードを酷使する人に向いています。
キーボードはテンキーなしでバックライト対応です。標準仕様は日本語配列ですが、1080円の追加料金を支払うことで英字配列に変更できます(実際にはクーポン割引によって値引きされるので1000円未満で変更可能)。
キーピッチは19mmと十分なサイズで、配列にも違和感はありません。使い始めからスラスラと入力できるでしょう。強いて言うならFnキーとCtrlキーの位置が一般的なキーボードと逆である点が気になるのですが、慣れれば問題なく使えるはずです。
キーストロークは実測で1.7~1.8mm程度。ノートPCの標準(1.5mm)よりも深めに作られています。クリック感は若干柔らかく、押した瞬間にサクッとした心地よい反応が感じられました。押下圧はやや低めで、あまり力をいれなくてもサクサク入力できます。
タイプ音はとても静かです。軽いタッチなら「トクトクトク」という感じで、ほとんど気になりません。強めに打っても「トントントン」と控えめ。高音域のカチャカチャした音が聞こえないので、静かな場所でも気兼ねなく利用できるでしょう。
端子類の種類と使いやすさ
インターフェース(端子類)は十分な構成です。有線LANを利用するにはRJ拡張コネクター(標準オプションとして組み込み済み)を利用する必要がある点に注意してください。
左側面のインターフェース
- ① 電源アダプター
- ② Thunderbolt 3 / USB3.1兼用 Type-C
- ③ HDMI
- ④ イーサネット拡張コネクター ※アダプターでRJ45端子が利用可能
- ⑤ ヘッドホン出力
右側面のインターフェース
- ① スマートカードリーダー ※オプション
- ② SDカード
- ③ USB3.0
- ④ セキュリティースロット ※盗難防止用
セキュリティー機能としては指紋センサーに対応しています。あらかじめ指紋を登録しておけば、パスワードやPINを入力することなくWindows 10にサインインできるので便利です。
ベンチマーク結果
ここからは、ThinkPad X1 Extremeの性能について解説します。テスト機の主なスペックは以下のとおり。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります。あらかじめご了承ください。
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 32GB |
ストレージ | 512GB SSD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti with Max-Qデザイン(4GB) |
ストレージ性能
試用機ではPCIe 3.0 x4タイプの爆速SSDが使われていました。アクセス速度が非常に速く、ファイルアクセスやウィンドウズの操作が快適です。ただしオプションとして用意されているSATA接続の256GB SSDでは、アクセス速度がグッと下がってしまう(シーケンシャルリードで500MB/秒程度)点に注意してください。
さらにストレージのオプションとしてRAID0またはRAID1の構成が用意されています。RAID0を選ぶと容量がひとつのドライブにまとまり(たとえば1TB+1TBのRAID0なら合計2TB)アクセス速度はほぼ2倍(おそらくシーケンシャルリードで6000MB/秒程度)になりますが、ストレージの信頼性(データやドライブの壊れにくさ)が下がる点に注意してください。
逆にRAID1なら信頼性(正確には冗長性)は向上しますが、SSD1台ぶんの容量しか利用できません(1TB+1TBのRAID1なら1TB)。
ウィンドウズの起動時間は、平均14.5秒でした。SSD搭載モデルとしてはそこそこ高速です。
起動時間の計測結果(手動による計測)
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
14.0秒 | 14.2秒 | 14.4秒 | 14.1秒 | 15.8秒 | 14.5秒 |
CPU性能
CPU性能を計測するベンチマークを実施したところ、ノートPCとしては非常に優れた結果となりました。さすがに現時点で最上位クラスのCore i9-9900Kには及びませんが、1年前から最近まで使われていたデスクトップPC向けのCore i7-8700に迫るスコアです。
Core i5-8300Hについては性能がやや劣るものの、2年前に使われていたデスクトップPC向けのCore i7-7700と同等レベルと考えていいでしょう。動画編集や高度なデータ処理など、負荷の高い作業でも十分活用できます。
CPUベンチマーク結果
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
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Core i9-9900K ※デスクトップ向け |
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Core i7-8700 ※デスクトップ向け |
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ThinkPad X1 Extreme(Core i7-8750H) |
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Core i7-8750H |
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Core i7-7700 ※デスクトップ向け |
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Core i5-8300H |
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Core i7-8565U |
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Core i7-8550U |
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※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
ThinkPad X1 Extremeで利用可能なCPUの違いは以下のとおりです。基本的には個人向けのvPro非対応CPUと、企業向けのvPro対応CPUの違いだと考えてください。社内システムがvPro対応であればCore i5-8400HやCore i7-8850Hをおすすめしますが、そうでない場合はCore i5-8300H / Core i7-8750Hのほうがコスパに優れています。
CPUの違い
Core i5-8300H | Core i5-8400H | Core i7-8750H | Core i7-8850H | |
---|---|---|---|---|
コア数 / クロック数 | 4 / 8 | 4 / 8 | 6 / 12 | 6 / 12 |
動作周波数 | 2.30GHz | 2.50GHz | 2.20GHz | 2.60GHz |
最大動作周波数 | 4.00GHz | 4.20GHz | 4.10GHz | 4.30GHz |
キャッシュ | 8MB | 8MB | 9MB | 9MB |
vPro | × | ○ | × | ○ |
グラフィックス性能について
ThinkPad X1 Extremeは全モデルでGeForce GTX 1050 Ti with Max-Qデザイン(4GB)を搭載しています。3Dグラフィックス性能はエントリー向けのゲーミングノートPCと同等レベルとかなり優秀。クリエイティブソフトの3D機能が快適に動作するほか、中量級クラスのゲームも楽しめます。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strikeのスコア |
---|---|
GTX 1060 |
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GTX 1060 Max-Q |
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GTX 1050 Ti |
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ThinkPad X1 Extreme (GTX1050Ti Max-Q) |
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GTX 1050 |
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※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
ゲーム系ベンチマーク結果
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
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1980×1080 | 最高品質 | 7364(非常に快適) ※49.633 FPS |
高品質(ノートPC) | 10608(非常に快適) ※72.277 FPS | |
標準品質(ノートPC) | 12821(非常に快適) ※91.375 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
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3840×2160 | 最高品質 | 8221(とても快適) |
標準品質 | 10768(すごく快適) | |
低品質 | 13883(すごく快適) |
※FF14は平均60FPS以上が理想
バッテリー性能
バッテリー駆動時間を計測したところ、電力消費の少ないテストで3時間6分という結果でした。さすがにこの結果は短すぎるので、計測時にバッググラウンドでなにか動作していたり設定にミスがあったのかもしれません。
バッテリー駆動時間のテスト結果
公称値 | 最大15.6時間 |
---|---|
BBenchによる計測 | 3時間6分 |
PCMark 8による計測 | ※未計測 |
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
クリエイティブ性能
アドビのクリエイティブ系ソフトを使ったところ、動きはキビキビとしていて快適に使えました。たとえばLightroomではブラシやフィルターの反応が速く、100枚程度に同期(同じ効果を反映)するのも1~2秒程度です。トリミングや角度調整もスムーズに操作可能で、快適に作業できました。
動画の書き出しやRAW現像は非常に高速です。クリエイティブな作業で十分活用できるパフォーマンスと言っていいでしょう。
クリエイティブソフトを使った検証結果
ThinkPad X1 Extreme (Core i7-8750H + GTX1050Ti) | Inspiron 13 7000 (Core i7-8565U) | Dell G5 15 (Core i7-8750H + GTX1060) | |
---|---|---|---|
動画の書き出し ※1 | 4分27秒 (CUDA) | 6分04秒 (ソフトウェア) | 4分12秒 (CUDA) |
動画変換 ※2 | 2分57秒 (CUDA) | 9分43秒 (ソフトウェア) | 3分10秒 (CUDA) |
RAW現像 ※3 | 1分18秒 | 1分44秒 | 1分23秒 |
※1 Adobe Premiere Pro CC 2018を使って、FF14ベンチをキャプチャーした6分44秒のフルHD動画に画像とテロップ、音声を追加した合計7分のゲーム実況風動画を作成。書き出し設定は「H.264」で、「YouTube 1080p HD」のプリセットを使用したときにファイル出力にかかった時間/※2 Adobe Media Encorder CCで5分間の4K映像(XAVC-S、3.51GB)をプリセット「YouTube 1080p HD」で変換するのにかかった時間/※3 Adobe Photoshop Lightroom Classic CCで5184×3456ドットのRAW画像を長辺1920ドット、画質80%、解像度240、シャープ出力 強のJPEGファイルに出力するのにかかった時間(フィルター類適用なし)
PCMark 10ベンチマーク結果(一部抜粋)
ThinkPad X1 Extreme (Core i7-8750H + GTX1050Ti) | Inspiron 13 7000 (Core i7-8565U) | Dell G5 15 (Core i7-8750H + GTX1060) | |
---|---|---|---|
Digitala Content Creation(総合スコア) | ※ | 3076 | 6435 |
Photo Editing(写真編集) | 6323 | 3934 | 7629 |
Rendering and Visualization(3D制作) | ※ | 1929 | 7724 |
Video Editing(動画編集) | 3660 | 3837 | 4523 |
※PCMark 10のエラーによって計測できませんでした
持ち歩ける超ハイスペックノートPC
ということで、今回はThinkPad X1 Extremeのレビューをお届けしました。
ベンチマーク結果をご覧いただければおわかりのとおり、パフォーマンス面は非常に優秀です。エントリークラスのゲーミングノートPCと同等レベルでありながら、本体は比べものにならないほど軽量&スリム。しかも堅牢性が高いので、超ハイエンドノートPCを持ち歩きたい人に向いています。プログラミングや動画編集、写真加工などの負荷の高い作業を、自宅や職場以外でも行なう人におすすめです。
ちなみにThinkPadシリーズとしてはモバイルワークステーションのThinkPad P1シリーズが販売されていますが、外観はThinkPad X1 Extremeとほぼ同じです。こちらはグラフィックス機能がQuadro P1000 / 2000ですので、3D制作やCAD/CAMメインならThinkPad P1をおすすめします。