ポイント
- 軽量スリムなボディ
- 法人モデルでもスタイリッシュ
- Core i5でも手頃な値段
Vostro 13 5000 (5391)のスペック
画面サイズ | 13.3インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | ・Core i5-10210U ・Core i7-10510U |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
グラフィックス | ・UHD ・MX250 |
LTE | 非対応 |
幅×奥行き | 307.6×204.5mm |
厚さ | 14.9mm |
重量 | 最小1.18kg |
バッテリー | 4セル 45Whr |
※2020年3月9日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | アーバングレー |
---|---|
画面の表面 | 光沢 |
パネルの種類 | ※非公開 (IPS相当) |
タッチ / ペン | - |
光学ドライブ | - |
テンキー | - |
有線LAN | - |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB3.1 | 1 (Gen1) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | - |
USB Type-C | 1 (3.1 Gen1) |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | microSD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | ー |
Webカメラ | 720p (92万画素) |
顔認証カメラ | ー |
指紋センサー | オプション |
付属品 | ACアダプターなど |
オフィス | ※追加可能、オフィス付きモデルあり |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶価格について
- ▶まとめ
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デザインと使いやすさ
スタイリッシュな外観
Vostro 13 5000 (5391)の本体カラーはアーバングレー。実際の色合いは、メタリックなダークグレーに近い雰囲気です。落ち着いた雰囲気ながらも、スタイリッシュな印象を受けました。ボディの素材は天板が樹脂 (プラスチック)で、パームレスト (キーボード面)がアルミ合金です。パームレストについてはとても頑丈に作られています。
コンパクトな本体
接地面積は幅307.6×奥行き204.5mm。面積比ではA4サイズよりも0.8%大きい程度ですので、ほぼA4サイズと言っていいでしょう。実際に手で持つととても小さく、さらに薄く感じます。重量は1.18kg (公称値)と軽く、快適に持ち運べる重さです。
モバイルに適した13.3インチのフルHD
画面サイズは13.3インチで解像度は1920×1080ドットのフルHD。モバイルノートPCとしては一般的なスペックです。最近はWQHD (2560×1440ドット)や4K (3840×2160ドット)の機種も存在しますが、フルHDはバッテリーのもちに優れる点がメリット。モバイル向けに適した解像度です。デスクトップの文字は標準 (スケーリング150%)で1.9~2.5mm程度。やや小さいのですが、読みづらくはありませんでした。
やや暗めながら自然な色合い
ディスプレイの映像は自然な色合いです。パネルの種類は公開されていませんが、発色に優れるIPSパネル相当でした。ただし画面は若干暗めで、鮮やかというほどではありません。とは言え、調べ物や資料作りなどの作業には十分な明るさです。
映り込みありのグレアタイプ
ディスプレイの表面は光沢ありのグレアタイプです。画面の角度によっては光や背景が映り込む場合があります。使用中はそれほど目立ちませんが、気になる場合はディスプレイの角度を調整するか、反射防止効果のある液晶保護フィルムを利用するといいでしょう。
ややクセのあるキーボード
キーボードはテンキーなしの日本語配列で、バックライト非対応です。キーピッチ (キーとキーの間隔)は横18.7mm縦18mmで若干小さくて横長ですが、特に違和感はありませんでした。
しかしEnterキー周辺で一部のキーが隣接している点が気になります。特に「¥」キーとBackSpaceキーが小さく、間違えて隣のキーを押してしまうことがありました。慣れないうちはタイプミスがあるかもしれません。
タイプ感は非常に軽い
キーのタイプ感はとても軽く、軽い力で入力する人向きです。キーストローク (キーを押し込む深さ)は実測で平均1.07mm。一般的なノートPCよりも、ストロークが浅く作られています。これは本体を薄くするためでしょう。もともと軽めのタッチで入力する人なら問題ないと思われますが、押し込むようにして打つ人には物足りなく感じるかもしれません。
タイプ音はカチャカチャと聞こえるものの、軽い力で入力しているなら気になるほどではありませんでした。ただし打ち下ろすようにしてタイプすると、タンタンと響きます。全体的な仕上がりから考えて、軽い力で入力する人向きのキーボードです。
インターフェースは必要十分
周辺機器接続用のインターフェース (端子類)は多くはありません。しかしモバイル用としては十分と言っていいでしょう。必要最低限の構成です。
Type-Cは充電と映像出力に対応
USB PD 18W充電 | × |
---|---|
USB PD 30W充電 | △ |
USB PD 45W充電 | △ |
USB PD 65W充電 | ◯ |
映像出力 | ◯ |
Type-C端子は映像出力 (DisplayPort)とUSB PD対応機器による充電に対応しています。ただしワット数の低い充電器では充電できなかったり、充電に時間がかかる場合があるので注意してください。65W以上の充電器やモバイルバッテリーの利用をおすすめします。
スピーカーはビデオチャット向き
スピーカーは底面部の左右に配置されています。音の出る部分が接地面でふさがれているので、ややこもったように聞こえました。音質はそれほど高くはなく、標準的なノートPCよりもちょっといい程度です。ビデオチャットや音声通話には問題なく利用できます。
少し気になったのは、音の再生中にパームレストがわずかに震える点です。BGMを再生しながらの作業では気になるかもしれません。
ベンチマーク結果
試用機のスペック
モデル名 | プレミアムモデル(大容量メモリー・SSD・グラフィックス搭載) |
---|---|
CPU | Core i5-10210U |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
グラフィックス | GeForce MX250 (2GB) |
CPUは十分高性能
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i7-10710U |
13685
|
Core i7-1065G7 |
11872
|
Core i5-1035G4 |
10844
|
Core i7-10510U |
10412
|
Vostro 13 5391 (Core i5-10210U) |
9892
|
Core i5-10210U |
9815
|
Core i7-8565U |
9814
|
Core i5-8265U |
8593
|
Ryzen 5 3500U |
8447
|
Core i3-10110U |
5550
|
Core i3-8145U |
5549
|
Ryzen 3 3200U |
4609
|
Celeron N4100 |
2569
|
Celeron 4205U |
2021
|
Celeron N4000 |
1550
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUとしては第10世代のCore i5-10210U、またはCore i7-10510Uが使われています。Core i5-10210U搭載の試用機でCPU性能を計測するベンチマークテストを試したところ、モバイルノートPCとしては優れた結果でした。Core i7-10510U搭載の上位モデルであれば、さらに高いパフォーマンスを期待できそうです。
MX250ならグラフィックス性能はやや高め
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
GTX 1650 |
8513
|
GTX 1050 |
5912
|
MX250 |
3400
|
Vostro 13 5391 (MX250) |
3191
|
Iris Plus |
2846
|
Radeon Vega 8 (Ryzen 5) |
2344
|
UHD |
1335
|
UHD 620 |
1265
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
一部のモデルには専用グラフィックス機能として、GeForce MX250が使われています。CPU内蔵のUHD Graphicsよりも高性能でベンチマークスコアも高いのですが、ゲームを快適にプレーしたり動画編集を劇的に高速化するほどではありません。UHD Graphicsよりも多少効果が高いレベルです。
ビジネス利用には快適
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
目安:4100
8250
|
Productivity (ビジネス利用) |
目安:4500
6715
|
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
目安:3450
2659
|
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10のテスト結果は上記グラフのとおり。一般利用やビジネス利用には快適に利用できます。ただしGeForce MX250を搭載した試用機でも、コンテンツ制作にはやや不向きという評価です。
高速タイプのSSDを搭載
ストレージは256GB SSDです。試用機ではPCIe 3.0 x2接続の高速タイプが使われていましたが、ライト性能がやや遅めでした。それでもHDDよりは十分高速です。
ウィンドウズの起動は平均18秒
Core i5モデルでウィンドウズの起動時間を計測したとこと、平均18.38秒でした。最近は10秒を切る機種も増えているためそれほど高速というわけではありませんが、ストレスを感じるほどではないでしょう。
起動時間の計測結果(手動計測)※Core i5モデル
1回目 | 20.2秒 |
---|---|
2回目 | 18.8秒 |
3回目 | 18.1秒 |
4回目 | 18.2秒 |
5回目 | 16.6秒 |
平均 | 18.38秒 |
駆動時間は7~10時間程度
バッテリー駆動時間は公開されていません。そこでCore i5モデルを使って最大パフォーマンス時のビジネス作業 (Web閲覧や文書作成、ビデオチャットなど)での駆動時間を計測したところ、7時間1分でバッテリー切れとなりました。バッテリー消費をやや抑えた状態ので動画再生では10時間7分です。
以上の結果を踏まえると、実利用では連続7~10時間程度といったところでしょう。モバイルPCとしては長いわけではありませんが、それでも十分な結果です。
バッテリー駆動時間の計測結果 ※Core i7モデル
テスト方法 | バッテリー消費 | 駆動時間 |
---|---|---|
※公称値 | 小 | ※非公開 |
Modern Office (ビジネス作業) | 大 | 7時間1分 |
Video (動画視聴) | 中 | 10時間7分 |
フル充電までにかかった時間 | - | 2時間7分 |
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
価格について
Vostro 13 5000 (5391)には、パーツ構成の異なる複数のモデルが用意されています。主なモデルのスペックと価格は以下のとおりです。
■主なラインナップ
プレミアムモデル(大容量メモリー・SSD搭載) | |
---|---|
8万7982円 | |
プレミアムモデル(大容量メモリー・SSD・グラフィックス搭載) | |
9万5022円 | |
プラチナモデル(大容量メモリー・SSD・グラフィックス搭載) | |
10万9982円 |
※2020年3月9日時点、20%オフクーポン適用時
ただしVostroシリーズは定期的にセール販売されており、タイミングによって価格が変わることがあります。現在の価格については、公式サイトでご確認ください。
軽量スタイリッシュでお手頃なモバイル
よかった点
13インチタイプとしては軽量スリムかつコンパクトな点が魅力。野暮ったくなりがちな法人向けモデルのなかでは異彩を放つほどスタイリッシュです。値段もお手頃でありながら、パフォーマンス面も十分な仕上がり。コスパの高いビジネスモバイルとしておすすめします。
気になる点
個人的にはキーボードのタイプ感の軽さが気になりました。とは言え、もともと軽いタッチで入力する人なら気にならないでしょう。あとはインターフェース (端子類)が若干少ないように思います。モバイル利用であれば問題ありませんが、デスクに置いて使う際に「あともうひとつUSB端子があれば」と感じることがあるかもしれません。
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