
中国のミニPCメーカー・GMKtecの公式サイトにて、2025年のブラックフライデーセールが開催中です。キャンペーンは12/2(火)までですが、期間によって異なる特典が用意されているようです。

11/10~11/18は3つの特典が用意されています
セールでは、15種類のミニPCが割引販売中です。ただしGMKtecは11月に各機種を値上げしたため、これまでのセールよりも値段がやや高く設定されています。値上げの理由は、メモリーやSSDの高騰によるもの。AI需要とメーカーからの供給不足により、PCパーツはいま大きく値上がりしています。それが原因と考えていいでしょう。

PCパーツの高騰により、ミニPCが以前よりも1~3割程度値上がりしています

この状況は、しばらく続くと考えられています。解決は2026年以降という話もあれば、10年間は続くという説もあるそうです。10年はさすがに言い過ぎだと思いますが、値上がりは長期化するかもしれません。これからさらに値上がする可能性があることを考えれば、いまのうちに買っておくのもひとつの手です。
そのような状況のなか、GMKtecは通常モデルに加えて、OSなし&メモリーなし&SSDなしの「ベアボーン」もセール販売しています。Windows PCとして利用するには、別途Windows 11のリテール版とメモリー、SSDが必要なので注意してください。本体そのものは安いものの、これらを別途購入するとOS付きモデルを買ったほうが安い場合があります。

通常のOS / メモリー / SSD付きモデルの値段

自分でOSとメモリー、SSDを用意するベアボーンモデルの値段
ミニPCを丸々一式そろえたい人にとっては、ベアボーンモデルは割高です。しかしOSのライセンスやメモリー、SSDが余っている人にとっては、そのときの支払いを安くすませることができるでしょう。Windows以外のOSをインストールして使う人や、後々にパーツを流用して別機種に乗り換えたい人にも向いています。
ベアボーンは自分でパーツを追加したりOSをインストールする必要がありますが、条件しだいではとてもお得です。ミニPC全体が値上がり傾向のいま、ベアボーンの導入はひとつの手段ではないでしょうか。
それでも、やはり完成品のWindows PCがほしいのであれば、ミドルレンジクラスの機種をおすすめします。

ガッツリ使うのであれば、最低でもこのあたりから


安い機種でいろいろ試してみたい or 遊んでみたい場合は、以下の機種をチェックしてみてください。

先日発売されたばかりの最新機種。Intel N95 / 8GBメモリー搭載で1万円台

M.2スロット×4ポートを搭載したWindows 11 / Ubuntuのデュアルブート対応機。ネットワークであれこれしたい人向け

なおレノボやHPなどの海外大手PCメーカーと比べて安いということは、なんらかの理由で大手のスケールメリットよりもコストを安く抑えているという点は意識してください。筆者としては、ミニPCは基本的にトラブルがあっても自分でなんとかできる or 諦められる人向けだと考えています。