
製品提供:ギコム株式会社
GEEKOM A5 Proは、AMDのRyzen 5 7530Uを搭載するミドルレンジ(中級向け)のミニPCです。エントリー(入門向け)クラスの機種よりも高性能でありながら、本体がコンパクトである点がポイント。ただし重い処理をバリバリこなせるわけではなく、あくまでも軽い作業をスタイリッシュにこなすための機種です。

GEEKOM A5 Pro 2026
この記事ではメーカーから提供された実機を使って、外観や性能、実際の使い心地などをレビューします。
おことわり
このレビュー記事では、メーカー提供品を10日間程度試用した上で作成しています。長期にわたって試用した際の耐久性については検証していません。あらかじめご了承ください。またミニPCは、ある程度自分でいろいろと解決できる人のためのものです。

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スペック
| 発売日 | 2026年2月 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | AMD Ryzen 5 7530U(6コア、12スレッド) |
| メモリー | DDR4 16GB ※8GB×2 |
| SSD | 1TB M.2 SSD |
| グラフィックス | Radeon Graphics(CPU内蔵) |
| 通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth5.2、有線LAN(2.5Gb)×1 |
| インターフェース | USB3.2 Type-C(DP)×2、USB3.2 Gen2 Type-A×4、HDMI×2、有線LAN×1、ヘッドホン端子、SDカードスロット |
| スロット | M.2スロット×3(ストレージ用×2、Wi-Fi用×1) |
| 付属品 | VESAマウンタ、HDMIケーブル、電源アダプターなど |
| サイズ | 幅112.4×奥行き112.4×高さ37mm |
| 重量 | 約421g ※実測値 |
Windowsのラインセンス
テスト機では、個人利用が可能なリテール版のWindows 11 Proが使われていました。普通はOEMライセンスなのですが、これはこれで正規のライセンスなので問題はありません。筆者はこれまでに7台のGEEKOM製品を検証しており、そのすべてで正規ライセンスが使われています。GEEKOMのミニPCに関しては、正規ライセンスが使われているものと認識してもいいでしょう。

リテール版のWindows 11 Proが使われていました
技適マークについて
無線通信機器に必要な技適マークは、本体底面部にシールとして貼られています。マークの番号は、「総務省電波利用ホームページ」で「A5 Pro」用として登録されているのを確認しました(そのほかの機種と共有)。

GEEKOM A5 Proの技適マーク
関連リンク
PSEマークについて
電源アダプターには「電気用品安全法」の基準に適合していることを表わすPSEマークがプリントされています。ミニPCでは登録事業者として代理店が表記されていることが多いのですが、GEEKOMの日本法人である「ギコム株式会社」と表記されていました。必要な手続きを、自社で正しく行なっているメーカーであることがわかります。

電源アダプターのPSEマーク
システムのフルスキャン結果
検証前にWindows Defenderのフルスキャンを実施し、検知可能な脅威が存在しないことを確認しています。

Windows Defenderのフルスキャン結果
ローカルアカウントで初期設定可能
初期設定時のネットワーク接続設定で「インターネットに接続していません」を選択すると、ローカルアカウントで初期設定を行なえます。Microsoftアカウントで行なう場合は、ネットに接続して初期設定を行なってください。

ローカルアカウントでの初期設定が可能
本体のシリアルナンバーについて
UEFI(BIOS)画面では、「Serial Number」に本体のシリアルナンバーが表示されていました(本体底面部のシリアルナンバーと同じ)。ここが「Default string」だとデバイスを管理する企業向けソフト・サービスでうまく認識されない可能性がありますが、GEEKOM A5 Proでは問題なさそうです。

UEFI(BIOS)画面上でシリアルナンバーを確認
使われているCPUについて

偽装対策済みのCPU-Z Ver.2.19でチェック済み
GEEKOM A5 Pro 2026では、CPUにRyzen 5 7530Uが使われています。CPU偽装対策済みのソフトで、情報が正しく表示されていることを確認しました。コードネームは本来「Barcelo R」ですが、ソフトの仕様上「Cezannne」と表示されるようです。
パッケージ

GEEKOM A5 Pro 2026のパッケージ

箱の中身

付属のVESAマウンタ。本体に取り付けることで、ディスプレイ背面のVESA穴に固定できます

電源アダプターは64.98Wの丸口タイプ
外観
ミドルレンジでコンパクト
GEEKOM A5 Proはミドルレンジ(中級)クラスのミニPCとしては非常にコンパクトです。デスクの上に配置しても、圧迫感がありません。この小ささは、ひとつの魅力であるとも言っていいでしょう。
Ryzen 5搭載ミニPCのサイズ比較
| 機種名 | サイズ | 体積 |
|---|---|---|
| GEEKOM A5 Pro(Ryzen 5 7530U) | 112.4 × 112.4 × 37 mm | 約0.47L |
| MINISFORUMUM750L(Ryzen 5 7545U) | 130 × 126.5 × 50.4 mm | 約0.83L |
| NucBox M6 Ultra(Ryzen 5 7640HS) | 128.8 × 127 × 47.8 mm | 約0.78L |
| ACEMAGIC K1(Ryzen 5 7430U) | 128 × 128 × 41 mm | 約0.67L |

GEEKOM A5 Pro 2026の外観

Ryzen 5搭載のミドルレンジクラスとしては非常にコンパクトです

そのほかのミニPCとの比較。Intel N100 / N150搭載機と同程度

厚さの比較

スマホ(Google Pixel 10 Pro XL)とのサイズ比較
放熱性の高い金属ボディ
GEEKOM A5 Proの筐体(ケース)は、底面部を除いてすべて金属製です。金属製のケースは手触りがよく、エッジのたったデザインで見た目にも高級感があります。さらに金属製のボディーは熱伝導率が高く、内部にこもった熱をある程度放出することが可能です。

金属ならではの硬さと手触りが感じられるケース
インターフェース構成
十分な端子類
GEEKOM A5 Pro 2026は本体がだいぶコンパクトであるため、端子構成はあまり多くありません。それでも十分な構成と言っていいでしょう。ただCPUの仕様上の理由から、USB Type-CがUSB4やThunderboltではなく、USB3.2止まりである点は残念です。なおType-Cに65Wの充電器経由で接続しても電源が入らなかったため、USB PDには非対応と考えられます。

本体前面のインターフェース構成

背面の構成
ミニPCでは珍しいSDカード対応
GEEKOM A5 ProはSDカードスロットを搭載しています。最近のミニPCでは珍しい仕様ですが、デジタルカメラやビデオカメラでは今も広く使われているため、撮影データを直接扱うクリエイティブな作業にとても便利です。

本体左側面にSDカードスロット

デジカメやビデオカメラで撮影したデータを、アダプターなしで取り込めるのは便利です
改造・パーツ交換について
本体の分解方法
GEEKOM A5 Proは、本体カバーを外すことでメモリーやSSDの交換・増設を行なえます。分解は難しくはないものの、ケーブルが引っかかる場面があるので、引きちぎらないように注意してください。

GEEKOM A5 Pro 2026の底面部

底面部のゴム脚の下にあるネジを外して、カバーを取り外します

カバーを外した状態。アンテナ線がつながっているので、引きちぎらないように注意

さらに内部のプレートを外すと、パーツ類にアクセスできます

本体内部
メモリーの増設方法
メモリーは、DDR4-2666 SO-DIMMが8GB×2構成で使われていました。最近はDDR5が主流ですが、メモリーの高騰を受けて、多少値段の安いDDR4を採用しているのでしょう。モジュールを差し替えれば簡単に換装・増設できるので、何年か後にメモリーが安くなった際に増量するのがいいと思われます。

メモリースロットは2基

テスト機ではDDR4-2666 8GB×2が使われていました
SSDの増設・換装
GEEKOM A5 Proでは、ストレージ用M.2スロットとしてPCIe Gen3のType-2280が1基と、SATA接続のType-2242が1基用意されています。今回のテスト機では最初から1TB搭載されていたので、特に容量不足で困る場面は少ないはず。足りなくなってきたらSATA SSDを追加するか、外付けストレージなどを利用するといいでしょう。

Type-2280のPCIe Gen3 M.2スロットと、Type-2242のSATA接続M.2スロットが用意されています
Wi-Fiまわりなど

Wi-FiカードはRealtek製のRTL8852BEを搭載したAzurewave AW-XB547NF
ベンチマーク結果
パフォーマンス設定について
ベンチマークテストはWindows 11の電源プランを「バランス」に設定した上で、UEFI(BIOS)設定の電力モード(Power Mode)は標準の「Normal Mode」で行なっています。
BIOS画面の開き方
電源オン直後にキーボードの「Del」キーを押すと(連打すると確実)、UEFI(BIOS設定)画面が表示されます。

GEEKOM A5 Pro 2026のUEFI(BIOS設定)画面
電力設定の変え方

Mainタブの「Fan Policy Select」から電力モードを選択します
電力設定
| 項目名 | 概要 | 長期電力 / 短期電力 |
|---|---|---|
| Quiet | 性能を抑えることで駆動音を低減する。消費電力が低い | 15W / 20W |
| Normal ※標準 | 性能と静音性のバランスを考慮したモード | 20W / 25W |
| Performance | もっとも高性能だが騒音も大きい | 25W / 30W |
メモリーの割り当てについて
GEEKOM A5 Proのメモリー容量は16GBで、そのうち512MBがグラフィックス専用に割り当てられていました。システムメモリー用には十分な容量ではあるものの、グラフィックス処理でのパフォーマンスがやや落ちる可能性があります。

システムメモリーとしては15.4GB利用可能

専用GPUメモリー(VRAM)の容量は512MB。16GB搭載機では2~3GBの割り当てが一般的で、GEEKOM A5 Proはだいぶ少なめに割り当てられています
統計データとの比較
総合性能では「中の下」
ベンチマークテスト「PassMark PerformanceTest」の総合スコアを統計データと比較すると、上位「37パーセンタイル」とのこと。「50パーセンタイル」でちょうど半分なので、半分よりも下の部類に入ります。(下から0と数えるため)といったところです。「3682」の総合スコアは、平均値の「6059」よりも40%程度低いスコア。グラフィックス性能なども含めた総合的な性能で見ると、PC全体のなかでは「中の下」クラスといったところでしょう。

PC全体の平均よりも低い「中の下」クラス
CPU性能ではミドルレンジ
CPU性能では「44パーセンタイル」で、こちらも低めの結果です。ただし位置付け的には、かろうじて「中の中」といったところでしょう。「14336」のスコアは、平均値「20401」よりも30%低め。残念ながら高性能とは言えない部類ですが、軽めの作業が中心であればこれでも十分ではあります。

GEEKOM A5 Pro 2026
CPU性能
CPU性能を計測する「CINEBENCH R23」の結果は以下のとおり。PassMarkではCPU性能は「中の中」クラスではありましたが、ここではかなり低めの結果が出ています。シングルコアのスコアは比較的優秀ですが、マルチコアのスコアが伸び悩みました。これは発熱に影響や熱対策で性能が抑えられている際によく見られるパターンです。
ミニPCの性能比較
| CPU | CINEBENCH R23 Score |
|---|---|
| GEEKOM A9 MAX(Ryzen AI 9 HX370) |
2033
20823
|
| GMKtec EVO-T1(Core Ultra 9 285H) |
2172
18282
|
| GEEKOM A8 Max(Ryzen 9 8945HS) |
1830
16639
|
| GMKtec NucBox K8 Plus(Ryzen 7 8845HS) |
1788
16176
|
| GEEKOM A7 Max(Ryzen 7 8740HS) |
1789
15529
|
| GMKtec NucBox M7(Ryzen 7 PRO 6850H) |
1558
13374
|
| MINISFORUM UM773 Lite(Ryzen 7 7735HS) |
1571
12478
|
| GMKtec NucBox M6 Ultra(Ryzen 5 7640HS) |
1752
12130
|
| NiPoGi E3B(Ryzen 7 5700U) |
1246
8311
|
| GEEKOM A5 Pro 2026(Performance) |
1451
7272
|
| GMKtec NucBox M5 Plus(Ryzen 7 5825U) |
1364
6514
|
| GEEKOM A5 Pro 2026(Normal) |
1449
6388
|
| GEEKOM A5 Pro 2026(Quiet) |
1365
5387
|
| GMKtec NucBox G3 Plus(N150) |
793
2723
|
| GMKtec NucBox G10(Ryzen 5 3500U) |
675
2190
|
※「S」はシングル、「M」はマルチ。スコアは当サイトの実機計測結果
グラフィックス性能
グラフィックス機能としては、CPU内蔵のRadeonグラフィックスが使われています。Ryzen 5 7530Uの内蔵グラフィックスは特に非力な「Radeon Vega 7」相当で、グラフィックス性能は期待できません。
実際に3Dベンチマークを行なったところ、最近のミニPCとしてはだいぶ低めのスコアが出ました。同じRadeon Vegaよりも低いのは、グラフィックスコアの数や専用ビデオメモリーに割り当てられた容量が少ないことが影響しているのかもしれません。
ミニPCのグラフィックス性能
| GPU | 3DMark Time Spy Graphics |
|---|---|
| RTX 3050 Laptop平均値 |
4874
|
| GMKtec EVO-T1(Arc 140T) |
3940
|
| GTX 1060 Laptop平均値 |
3685
|
| GEEKOM A9 MAX(Radeon 890M) |
3436
|
| GEEKOM A8 Max(Radeon 780M) |
3016
|
| GMKtec NucBox M6 Ultra(Radeon 760M) |
2363
|
| NucBox M7(Radeon 680M) |
2358
|
| NucBox M5 Plus(Radeon Vega) |
1104
|
| GEEKOM A5 Pro 2026(Radeon Vega) |
988
|
| NucBox G2 Plus(N150,Intel) |
431
|
※スコアは当サイト計測値、平均値はUL Solutionsのデータを参考にしました
ストレージ性能
テスト機では、NVMe PCIe 3.0 x4の1TB SSDが使われていました。最近のミニPCではより高速なGen4タイプが使われていることもあり、総合的なアクセス速度は速いわけではありません。しかしミドルレンジの位置づけと考えれば、これでも十分でしょう。軽めのファイル操作なら、作業をサクサク行なえるはずです。

1TB SSD(PCIe Gen3 x4)のアクセス速度

内蔵SSDの詳細情報
PCを使った作業の快適さ
PCMark10は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストです。一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれています。
テスト結果の見方
| テスト名 | 概要 |
|---|---|
| Essentials (一般利用) |
ソフトの起動やWeb閲覧、ビデオ会議など一般的な作業を想定。CPUのシングルコア性能が強く影響する |
| Productivity (ビジネス利用) |
表計算とワープロにおいて、中規模クラスのデータを扱うテスト。CPUのマルチコア性能が影響しやすい |
| Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
写真加工と3D製作、動画編集を扱うテスト。CPU性能とグラフィックス性能が強く影響する |
「Productivity(ビジネス利用)」のスコアはあまりにも高すぎるため、なんらかのエラーが生じたか、評価基準の改定が行なわれた可能性があります。その点を除けば、すべての項目で目標値を上回っており、一般的な使い方であれば快適に利用できるでしょう。
PCMark 10ベンチマーク結果
| テスト | スコア |
|---|---|
| Essentials (一般的な利用) 目標値:4100 |
8562
7019
10414
10239
10699
10978
|
| Productivity (ビジネス利用) 目標値:4500 |
13347
4645
8860
9038
10059
9761
|
| Digital Contents Creation (コンテンツ制作) 目標値:3450 |
5040
2751
8694
11832
9826
11280
|
※スコアの目標値はPCMark 10公式サイトによるもの
比較機のスペック(ミニPC)
| ▶NucBox G3 Plus | Intel N150 / 8GB / UHD |
|---|---|
| ▶NucBox M7 | Ryzen 7 PRO 6850H / 16GB / Radeon |
| ▶EVO-T1 | Core Ultra 9 285H / 64GB / Intel Arc 140T |
| ▶GEEKOM A8 Max | Ryzen 9 8945HS / 32GB / Radeon 780M |
| ▶GEEKOM A9 Max | Ryzen AI 9 HX 370 / 32GB / Radeon 890M |
クリエイティブ性能
「UL Procyon」は、世界的にも利用者が多く「デファクトスタンダード」とも言えるアドビ製プロクリエイター向けソフトの快適さを計測します。「PCMark 10」と比べて、より高度で実践的なテストを行なう点が特徴です。
テスト結果の見方
| テスト名 | 概要 |
|---|---|
| Photo Editing | 「Photoshop」と「Lightroom Classic」を利用した、写真の加工・出力に関する総合評価 |
| Video Editing | 「Premiere Pro」を使ったテストで、フルHD (H.264)および4K (H.265)動画の出力にかかった時間からスコアが算出される |
写真加工と動画編集のどちらについても、かなり低めの結果でした。作業はなんとか行なえるものの、快適ではないと判断した方が良さそうです。
クリエイティブ性能の比較
| CPU | UL Procyon |
|---|---|
| GMKtec EVO-T1(Core Ultra 9 285H) |
6264
9816
|
| GEEKOM A9 Max(Ryzen AI 9 HX 370) |
7424
9669
|
| GMKtec NucBox K11(Ryzen 9 8945HS) |
6401
9432
|
| GMKtec NucBox K8 Plus(Ryzen 7 8845HS) |
6053
9484
|
| GEEKOM A8 Max(Ryzen 9 8945HS) |
6557
9483
|
| GMKtec NucBox M6 Ultra(Ryzen 5 7640HS) |
6078
8507
|
| GEEKOM A7 Max(Ryzen 9 7940HS) |
5062
4415
|
| GEEKOM A5 Pro 2026 |
3755
3595
|
※「Photo」はPhoto Editing、「Video」はVideo Editing。スコアは当サイトの実機計測結果
ゲーム性能
FF14ベンチで実際のゲーム性能を計測したところ、最近のミニPCとしては低めの結果が出ました。これはやや重めのゲームですが、軽めのゲームでも同様かと思われます。ゲームについては考えないほうが無難です。

評価とフレームレート ※Normal Mode時
| フルHD 最低画質 | 3359(設定変更を推奨) 平均22.26 fps |
|---|---|
| フルHD 最高画質 | 1558(設定変更が必要) |
FF14ベンチの結果
| 機種 | FF14黄金のレガシーベンチマーク最高画質 |
|---|---|
| EVO-T1(Intel Arc 140T) |
4755
|
| GEEKOM A9 Max(Radeon 890M) |
4299
|
| NucBox K8 Plus(Radeon 780M) |
3923
|
| NucBox K11(Radeon 780M) |
3898
|
| GEEKOM A8 Max(Radeon 780M) |
3840
|
| GMKtec NucBox M6 Ultra(Radeon 760M) |
3212
|
| NucBox M7(Radeon 680M) |
3190
|
| NucBox M5 Plus(Radeon Vega) |
1748
|
| GEEKOM A5 Pro(Radeon Vega) |
1558
|
※スコアは当サイト計測値
熱と騒音について
※環境が変わると、結果が異なる場合があります
高負荷時の音が小さい?
騒音(空冷ファンのモーター音や排気口からの風切り音)を計測したところ、高負荷時ではほとんど気にならない程度ではあったものの、それ以外の場面で排気音が大きく聞こえる場面が多々ありました。電源を入れた直後やWindows Updateの最中のほうが、騒音が目立ちます。これはほかのミニPCには見られない、やや特殊なチューニングです。
駆動音の計測結果
| Normal | |
| 電源オフ時 | 30.6dB |
| Windows Update | 32~37dB(耳を澄ませば軽いモーター音が聞こえる程度。ファイルのダウンロードがあるとファンからの風切り音がハッキリと聞こえる) |
| 軽作業中 ※PCMark 10 |
33.3~38dB(排気音が大きい→小さいを定期的に繰り返す。大きいときはハッキリと聞こえて少し気になる) |
| 高負荷時 ※CINEBENCH R23マルリ |
32dB(排気音が少し聞こえる程度。処理としては重いはずなのに、音が抑えられているように見える) |
| (参考)エアコンの最大出力 | 48~58dB前後 |
高負荷時に電力を抑える?
CPUの温度と消費電力を計測したところ、興味深い結果が出ました。
まずCPUに高い負荷のかかる「CINEBENCH R23」でモニタリングしたところ、消費電力が数秒程度上昇したのに伴ってクロックも上昇、そのすぐあとに電力が20W前後まで下がり、1分を経過すると15Wに固定されました。
GEEKOM A5 Pro 2026の「Normal」モードでは長期電力が20W、短期電力が25Wに設定されています。1分間はその設定どおりの挙動ですが、1分を過ぎると消費電力を極端に抑えています。おそらくメーカー側の熱対策だと思いますが、これがベンチマーク時のスコアの低さにつながっているのかもしれません。

CINEBENCH R23のマルチコアテストを10分間行なった際のCPU温度とCPU消費電力、コアクロックの推移(パフォーマンス設定「Normal」時)
続いてCINEBENCHよりもCPUへの負荷が軽いPCMark 10を試したところ、CINEBENCHのときとは大きく異なる結果が出ました。前半の軽めの作業時にはときどき飛び上がることがありつつも、概ね3~5W程度の消費電力に収まっています。しかし後半の少し重い処理では、20W超える場面が少なくありません。CPUへの負荷状況によって、フレキシブルに消費電力を変えているのかもしれません。そのため、軽い作業時のほうが排気音が目立ちやすいのだと思われます。

PCMark 10を10分間実行した際のCPU温度とCPU消費電力、コアクロックの推移(パフォーマンス設定「Normal」時)
各テストの平均値 / 最大値
| CINEBENCH R23 | PCMark 10 | |
|---|---|---|
| CPU温度 | 58.9度 / 64.8度 | 58.5度 / 78.1度 |
| CPU消費電力 | 15.6W / 25W | 10.7W / 24.9W |
考察とまとめ

必要十分な性能?
筆者の個人の感想として、GEEKOM A5 Pro 2026はミニPCのなかでも特にサイズの小ささにこだわりたい人のための、軽作業用の機種だと思います。
ベンチマーク結果からわかるのは、軽めの作業では問題ないものの、ちょっと重くなるとパフォーマンスがけっこう落ちるということ。筐体が小さいので、内部に熱がこもるのを抑えるためのチューニングかもしれません。PCマニア的にこの配慮にはネガティブなイメージがあるものの、普通の作業だけを行ないたい人にとってはなんの問題もないでしょう。ベンチマークの結果は振るわなかったものの、テストの途中で行なうWebページの確認やダウンロード、ファイル操作にはなんの問題もありませんでした。
以上のように、GEEKOM A5 Pro 2026は性能を妥協してでもこのサイズを選ぶ理由がある人向けで、一般目線でこそ活きる機種だと思います。

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