ポイント
- 144Hz対応の大画面
- 高コスパなGTX 1660 Ti搭載
- パーツカスタマイズ対応
GALLERIA GCR1660TNF-Eのスペック
画面サイズ | 17.3インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | Core i7-9750H |
メモリー | 16GB |
SSD | 512GB |
HDD | なし ※オプションで追加可能 |
グラフィックス | GTX 1660 Ti |
幅×奥行き | 398.5×272mm |
厚さ | 28.15mm |
重量 | 約2.7kg |
バッテリー | 約4.4時間 |
※2020年4月9日時点。構成は変更される場合があります
リフレッシュレート | 144Hz |
---|---|
表面処理 | 非光沢 |
パネルの種類 | ※表記なし |
光学ドライブ | - |
テンキー | あり |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | 5 |
USB3.1 | 3 (Gen2×1 + Gen1×2) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | - |
USB Type-C | 1 (USB3.2 Gen2) |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | 1 (Mini) |
Webカメラ | HD (92万画素相当) |
顔認証カメラ | ー |
指紋センサー | ー |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶ベンチマーク結果
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶まとめ
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※2020年4月10日時点
ベンチマーク結果
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ゲーム系ベンチマーク結果
ベンチマークテストや実際のゲームでのFPS (画面の動きの速さを表わす目安)を計測したところ、ほぼすべてのゲームにおいてフルHDで快適と判断できる結果でした。ゲームによっては多少画質を変更する必要があるものの、概ね美しいグラフィックスで楽しめます。
FPSやTPSは高画質で平均100 FPS前後。このままでも動きは十分なめらかですが、リフレッシュレートを144Hzに近づけるなら、画質を低~中あたりに変更する必要があります。
※テストはすべてフルHDで実施
GTX 1660 Tiの目安
- ・中量級タイトルを最高画質でプレー
- ・重量級タイトルを中画質でプレー
- ・FPS / TPSを低~中画質で144Hz
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 6152 / 快適 |
標準品質 | 8410 / 快適 |
軽量品質 | 9950 / とても快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 13895 /非常に快適 / 98.5 FPS |
高品質 | 15423 / 非常に快適 / 120.8 FPS |
標準品質 | 16841 / 非常に快適 / 141.4 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
モンスターハンターワールド:アイスボーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 56.5 FPS / 50 FPS |
高 | 73.9 FPS / 65 FPS |
中 | 79 FPS / 69 FPS |
低 | 89.1 FPS / 81 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 20863 / すごく快適 |
標準品質 | 20883 / すごく快適 |
低品質 | 21614 / すごく快適 |
PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)
簡易描画設定 | スコア |
6 (最高) | 41,080 |
3 | 73,994 |
1 (最低) | 157,141 |
※スコア5,000以上が快適に遊べる目安
リーグ・オブ・レジェンド (LoL) (超軽量級 / DX9)
モード | 平均FPS / 最低FPS |
サモナーズリフト (最高画質) | 198.4 FPS / 154 FPS |
TFT (最高画質) | 206.6 FPS / 157 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
フォートナイト (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 103.5 FPS / 92 FPS |
高 | 128.3 FPS / 103 FPS |
中 | 177.9 FPS / 155 FPS |
低 | 204.5 FPS / 182 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 95.2 FPS / 83 FPS |
高 | 97.9 FPS / 74 FPS |
中 | 102.7 FPS / 79 FPS |
低 | 113.5 FPS / 87 FPS |
非常に低い | 113.3 FPS / 93 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 145.6 FPS / 128 FPS |
ウルトラ | 203.1 FPS / 162 FPS |
高 | 239.5 FPS / 206 FPS |
NORMAL | 278.9 FPS / 235 FPS |
低 | 299.2 FPS / 293 FPS |
※レンダースケール100%、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高設定 | 94.9 FPS / 86 FPS |
最低設定 | 143.8 FPS / 143 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。FPS上限はデフォルトのまま
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 48 FPS / 29 FPS |
中 | 77 FPS / 46 FPS |
低 | 81 FPS / 30 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 78 FPS / 57 FPS |
中 | 91 FPS / 74 FPS |
低 | 97 FPS / 76 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
最高 | 77 FPS |
中 | 89 FPS |
最低 | 111 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
CPU性能
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9980HK |
3558
|
Core i9-9880H |
3402
|
Core i7-9750H |
2684
|
GALLERIA GCR1660TNF-E (Core i7-9750H) |
2658
|
Core i7-8750H |
2625
|
Core i7-10710U |
2214
|
Core i5-9300H |
1922
|
Core i7-1065G7 |
1603
|
Core i7-10510U |
1486
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
GALLERIA GCR1660TNF-EではCPUとして、第9世代のCore i7-9750Hが使われています。現在はすでに第10世代の新CPUがリリースされていますが、性能的にはまだまだ十分なレベルです。
CPU性能を計測するベンチマークテストでは、ノートPCとしては優秀な結果が出ました。ゲームはもちろんのこと、動画編集やRAW現像などの重い処理でも活用できます。
3Dグラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 |
23762
|
RTX 2080 Max-Q |
20066
|
RTX 2070 |
19918
|
RTX 2070 Max-Q |
17933
|
GALLERIA GCR1660TNF-E (GTX 1660 Ti) |
15112
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1660 Ti |
14392
|
GTX 1650 |
8513
|
GTX 1050 |
5912
|
MX250 |
3400
|
Iris Plus |
2846
|
UHD |
1335
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
GALLERIA GCR1660TNF-Eで使われているGTX 1660 Tiは、ミドルレンジ (中級)向けのGPUです。ミドルハイ~ハイエンドのRTXシリーズには及びませんが、フルHDでゲームを楽しむには十分パフォーマンスを発揮します。
3D性能を計測するベンチマークテストでは、ミドルレンジ向けとしては優秀な結果となりました。本体の冷却性能などが影響しているのかもしれません。
ストレージ性能
ストレージは512GB SSDです。試用機ではPCIe 3.0 x4接続の超高速タイプが使われていました。一般的なSSDに比べてアクセス速度が速く、ウィンドウズやゲームがキビキビと動作します。
ちなみに注文時のパーツカスタマイズで、ストレージの容量や構成を変更可能です。標準の512GBでも容量的には十分ですが、大量のゲームをインストールしたり動画ファイルを扱ったりするならHDDの追加をおすすめします。
デザインと使いやすさ
落ち着いた外観
GALLERIA GCR1660TNF-Eは、ゲーミングノートPCとしては落ち着いた外観です。本体カラーはつや消しのブラック。ボディの素材はノートPCでは一般的な樹脂 (プラスチック)ですが、安っぽさはまったく感じられません。
17インチとしてはコンパクト
フットプリント (接地面積)は幅398.5×奥行き272mmで、B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりもふた周りほど大きめ。一般的なノートPCよりもやや大きいのですが、17インチタイプとしてはかなりコンパクトです。実際のところ今回の検証では、しばらく15インチタイプだと勘違いしていました。
ゲームに有利な17.3インチ
ディスプレイの大きさは17.3インチで、一般的な15.6インチよりもやや大きめです。そのぶん本体が大きいのですが、ゲームではターゲットが大きく表示されるので、プレーをある程度有利に進められるでしょう。解像度は1920×1080ドットのフルHDで、ゲーミングPCとしては標準的です。
144Hzの高リフレッシュレート
リフレッシュレート (画面の書き換え速度)は最大144Hzです。一般的な60Hzの画面に比べて画面のカクつきが少なく、ゲーム画面の動きがとてもなめらか。またわずかな時間ではありますが、描画の遅延が少ない点もメリット。コンマミリ秒の反応で差が出る対戦ゲームに向いています。
ちなみに下の動画は、60Hzと144Hzの画面を5倍スローモーションで撮影したものです。普通の速度なら60Hzでも違和感はありませんが、実際には144Hzのほうがなめらかに動いていることがわかります。
映像は自然な色合い
ディスプレイの映像は自然な色合いです。コントラストも高く、鮮やかかつ印象的な映像でゲームを楽しめます。明るさは十分なレベルでしたが、ゲームによっては多少暗く感じることがあるかもしれません。
ゲームには普通に使えるキーボード
キーボードはテンキー付きの日本語配列です。キーピッチは実測で1.84mm、標準的な19mmよりもわずかに小さいのですが、特に違和感はありませんでした。Enterキー周辺で一部のキーが小さいものの、ゲームにはそれほど影響ないでしょう。
SteelSeries製キーボードを採用
キーボードはゲーミングデバイスブランド「SteelSeries」のものが使われています。RGBバックライト対応で、付属ソフトで色や発光パターンを変更可能。キーマクロの設定にも対応しています。
しっかりとした手応えのタイプ感
キーストローク (キーを押し込む深さ)は平均1.79mmでした。1.8mmあたりを基準に作られているのかもしれません。押した瞬間のクリック感はやや軽めですが手応えはしっかりとしていて、十分なタイプ感が感じられます。
タイプ音は軽い力でもわずかにカタカタと聞こえます。とは言え音は控えめで、周囲に気を配るほどではありません。ただし文書入力の際に強めに叩くとタンタンと聞こえるので、軽めのタッチを意識したほうがいいでしょう。
キーの同時押しは標準レベル
キーの同時押し認識数については、英数字キーの組み合わせで最大8キーまで確認しました。CtrlキーやShiftキーなどを含めると、8~9キー程度のようです。認識数自体は多くありませんが、ゲームでよく使うWASDキー回りはしっかりと反応していたので問題なく操作できるでしょう。
インターフェースは側面に集中
周辺機器接続用のインターフェース (端子)類は十分な構成です。ただし電源ケーブルや有線LANなど繋ぎっぱなしで使うものは側面に配置されており、左右側面部まわりがケーブルでごちゃつきます。
Type-Cはデータ通信のみ
USB PD 18W充電 | × |
---|---|
USB PD 30W充電 | × |
USB PD 45W充電 | × |
USB PD 65W充電 | × |
映像出力 | × |
Type-C端子はデータ通信のみで、映像出力 (DisplayPort)とUSB PD対応機器には対応していませんでした。大きめのゲーミングノートPCなので充電は不要かもしれませんが、ちょっと残念です。
駆動音は大きい
ゲーム中の駆動音 (ファンの回転音や排気音)は大きく感じました。標準設定でゲームをプレーしたときの駆動音の大きさは50dBA前後 (電源オフ時は37dBA)。排気音と回転音が大きく、BGMや効果音が聞こえづらく感じます。感覚的に、エアコンをフルパワーで動作させたときのような大きさです。
キーボード右側にあるボタンでターボモードをオンにすると、音は64dBAとさらに大きくなりました。50dBA程度ならゲーミングヘッドセットを着用すれば気にならないのですが、これほど大きいと着用時でも音が聞こえます。隣の部屋にまで音が聞こえるので、通常はターボモードをオフにして利用するといいでしょう。
大画面&高性能で快適!
よかった点
なんと言っても、ゲームを大きな画面で楽しめる点がポイント。17インチのディスプレイは一般的な15.6インチよりもターゲットを捉えやすく、さらにゲーム画面の迫力が大きくアップします。144Hzの高リフレッシュレート対応ディスプレイは画面の動きが非常になめらかで、特に対戦プレーを有利に進められるでしょう。
気になった点
排気音やファンの回転音が大きい点が残念です。ゲーミングヘッドセットを着用すればあまり気になりませんが、周囲への配慮は多少必要かもしれません。
キャッシュレス決済で5%還元!
ドスパラは経産省が実施する「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象企業です。指定の支払い方法で購入すると、5%の還元を受け取ることができます。詳しくは以下のリンクから、5%還元の受け取り方法をご確認ください。
※2020年4月10日時点
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