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レノボIdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD) 2021年発売Ryzen 3000シリーズ搭載モデルベンチマーク結果

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レノボIdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD)レビュー

※この記事では2021年に発売されたIdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD) Ryzen 5 3500Uモデルのベンチマーク結果のみ掲載しています。現行モデルについては、以下のリンクからレビュー記事でご確認ください。

IdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD)レビュー:チープだけど安いスタンダードノートPC
レノボの『IdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD)』(以下、"IdeaPad Slim 170 15.6型")は、価格の安さが魅力のノートPCです。性能はあまり高くはないものの、ネットの調べ物やオフィスを使った文書作成には十分。価格は5万円台からで、導入コストを抑えたい人に向いています。

ベンチマーク結果

試用機のスペック

CPU Ryzen 5 3500U
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
グラフィックス Radeon Vega 8(CPU内蔵)

※各ベンチマークテストはWindows 11の電源モードを「最適なパフォーマンス」に設定した上で、電源アダプターに接続した状態で実施しています
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります

CPU性能

CPUとしては、AMDのAthlon / Ryzen3000シリーズが使われています。Ryzenシリーズは4000番台で性能が大きく向上しましたが、3000番台は性能がいまひとつです。CPU性能を計測するベンチマークテストを行なったところ、第11世代のCore i3と同程度のスコアでした。ノートPC向けCPU全体では「中の中」クラス。普段使いや軽めの作業向けです。

 

CPUの性能差 (総合性能)

CPU PassMark 10 CPU Markスコア
Ryzen 7 5800U
19202
Ryzen 7 5700U
18089
Core i7-1185G7
13135
Core i7-11370H
13075
Core i5-11300H
12783
Ryzen 5 5500U
12362
Core i7-1165G7
11723
Core i5-1135G7
11249
Ryzen 3 5300U
9527
Ryzen 5 3500U
7650
IdeaPad Slim 170(Ryzen 5 3500U)
7004
Core i3-1115G4
6750
Ryzen 3 3250U
4441
Athlon Silver 3050U
3351
Celeron 6305
2302
Celeron N4500
2284

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

 

Ryzen 3 3250UやAthlon Gold 3150Uでは、さらにパフォーマンスが落ちると思われます。特にメモリー容量の少ないAthlonモデルでは、ネットの調べ物や動画視聴など、ごく軽めの作業程度と考えたほうがいいでしょう。

グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、CPU内蔵グラフィックスのRadeon Vega 8 (Ryzen 5)またはRadeon Graphics (Athlon / Ryzen 3)が使われます。

 

Ryzen 3000シリーズが登場した2019年では、当時の第8世代Coreプロセッサよりもグラフィックス性能が高いと言われていました。しかし内蔵グラフィックスが大きく進化したいまとなっては、もはやかなり時代遅れの性能です。ゲームはもちろん、クリエイター向けソフトでの効果も考えないほうがいいでしょう。

 

GPUの性能差(DirectX 12)

GPU 3DMark Time Spy Graphicsスコア
GTX 1650
3241
MX450
1996
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
1528
Iris Xe(Core i5+LPDDR4x)
1302
Iris Xe(Core i7+DDR4)
1149
Radeon (Ryzen 7)
1000
Iris Xe(Core i5+DDR4)
977
Iris Plus
812
Radeon (Ryzen 5)
784
Radeon (Ryzen 3 4000~)
619
IdeaPad Slim 170(Radeon Vega8)
540
UHD
407

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

 

GPUの性能差(DirectX 11)

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8513
MX450
4900
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
4734
Iris Xe(Core i5+LPDDR4x)
4059
Iris Xe(Core i7+DDR4)
3420
Radeon (Ryzen 7)
3384
Iris Plus
2880
Radeon (Ryzen 5)
2652
Iris Xe(Core i5+DDR4)
2474
Radeon (Ryzen 3 4000~)
2324
IdeaPad Slim 170(Radeon Vega8)
1606
UHD
1335

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

PCを使った作業の快適さ

PCMark10は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストです。一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれています。

 

Ryzen 5 3500U搭載の試用機では一般利用とビジネス利用の目標値はクリアーしたものの、コンテンツ制作の目標値を下回る結果でした。パフォーマンス的には2~3世代前のノートPCと同程度です。あくまでも軽めの作業用と考えてください。

 

PCMark 10ベンチマーク結果

テスト スコア
Essentials
(一般的な利用)
目標値:4100
Slim 1707025
DX-T79784
IdeaPad9925
Ins16p9667
raytrek9418
Productivity
(ビジネス利用)
目標値:4500
Slim 1705687
DX-T76630
IdeaPad9276
Ins16p8530
raytrek7927
Digital Contents Creation
(コンテンツ制作)
目標値:3450
Slim 1703005
DX-T74840
IdeaPad6814
Ins16p8109
raytrek8486

※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの

比較機のスペック

THIRDWAVE DX-T7 Core i7-1165G7 / 16GB
IdeaPad Slim 560 Pro Ryzen 7 5800H / 16GB / GTX 1650
Inspiron 16 Plus Core i7-11800 / 16GB / RTX 3050
raytrek R5-CA Core i7-10875H / 16GB / RTX 3060

ゲーム性能

Ryzen 5 3500U搭載モデルでゲーム系ベンチマークテストを行なったところ、ごくごく軽い3Dゲームのドラクエ10で画質を落とせばなんとか快適というレベルでした。少しでも重いゲームは、かなり厳しいと思われます。2D描画主体の小中規模タイトルや、ごくごく軽い3Dゲーム、カードゲームやボードゲームなどに向きです。

FF15ベンチ (重い / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 460 / 動作困難
標準品質 766 / 動作困難
軽量品質 990 / 動作困難

※1920×1080ドットの結果。スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:暁月のフィナーレ (やや重い / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 平均FPS
最高品質 1253 / 8 FPS
高品質 1645 / 10.8 FPS
標準品質 1964 / 13.1 FPS

※1920×1080ドットの結果。平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 3893 / 普通
標準品質 5490 / 快適
低品質 5960 / 快適

※1920×1080ドットの結果

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

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