
Amazonは2026年の10月上旬、Kindle端末用の純正クリッカー『Kindle Click』を発表しました。日本での発売は11月11日で、価格は5180円。Amazonの商品ページでは、すでに予約販売が始まっています。

5180円で予約販売中の「Kindle Click」
Kindle Clickは、Amazon製のKindle端末にBluetoothで接続して利用するデバイスです。2024年以降に発売されたKindleシリーズに対応。Amazon側は、Kindle Clickでできることを以下のように説明しています。
Kindle Clickでできること
- 本体を触らずにページをめくる
- 明るさを調整
- スリープへの移行
これだけ見ると、「5000円払ってまで必要か?」と感じてしまいます。フトンのなかで寝転がったまま手を出さずに操作できるのは寒い冬場だとありがたいと思いますが、それで5180円は、なかなかブルジョア的な発想だなと。

本体に触れずに操作するためだけのデバイス
ただし値段に関しては、円安の影響が出ていると思います。米国での本体価格は34.99ドル、仮に売上税率10%の地域なら38.49ドル。デバイスとしては安い部類に感じるのではないでしょうか。ただし、たとえば売上税込み38.49ドルが日本で5180円と考えると1ドル約135円なので、現在155~160円あたりのドル円相場を考慮すると、これでも日本ではだいぶがんばった値段に設定されていると考えていいのかもしれません。
またターゲットについても、ちょっと特殊な層を狙っているのではないかと思います。いままでKindle用のクリッカーを使ったことがない人なら、わざわざリモコンで操作なんて不要に感じるでしょう。しかし世界の「Kindle読書体験最適化界隈」には、サードパーティー製のクリッカーを使っている人たちがいるとのこと。今回の製品は、そうした人たちに「純正」デバイスを届けることが目的なのかもしれません。実際Amazonのプレスリリースでは「純正」の単語が使われていますし。

プレスリリースで使われる「純正」のキーワード ※強調表示はブラウザーの検索機能によるもの
なので、「Kindleでリモコン? そんなのいらねえだろ」と判断するのではなく(筆者もはじめはそう思っていましたが)、一部の熱烈なKindleファンに向けたAmazonからのアンサー製品なのかなと考えると、この商品に関して腑に落ちるかもしれません。
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