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dynabook RZ83は、DVDやブルーレイを使えるモバイルノートPCです。機能が豊富なオールインワンタイプなのにコンパクトで持ち運びやすく、はじめての自分用パソコンにおすすめ。もちろんビジネスシーンや学生生活などにも活用できます。
dynabook RZ83の注目ポイント
光学ドライブ搭載
DVDやブルーレイの再生/書き込みが可能な光学ドライブを標準搭載。さらに有線LANやVGA(D-sub15ピン)に対応するなど、豊富な機能を備えたオールインワンタイプです。
メモリー増設が簡単
底面部のカバーを外せば、簡単にメモリーを増設可能。処理が遅くなってもメモリーを増設することで性能をパワーアップできます。パソコンを長期間使える配慮が魅力。
dynabook RZ83の評価
総合評価: 4.0/5.0
(評者:こまめブログ)
デザイン | ボディには頑丈で質感の高いマグネシウム合金を使用。ブラックの存在感が強い |
---|---|
性能 | 第7世代のCore i7で、パフォーマンスはやや低め、SSDやメモリー容量は十分 |
使いやすさ | 機能/端子がとても充実している。アキュポイントも便利 |
軽さ | 重さは13.3インチの平均よりもやや重め。しかし光学ドライブ搭載なのでやむなし |
画面 | 画面はフルHDのIPSパネルで、高精細かつ色鮮やか。映り込みのないノングレア |
今回はdynabook RZ83の実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。
この記事の目次
※2019年1月16日時点。現在の価格は公式サイトでご確認ください
dynabook RZ83のスペック
現在(2019年1月中旬時点)は2018年春モデルのdynabook RZ83/Fと2018年夏モデルのdynabook RZ83/Jが販売されています。どちらもスペックはほぼ同じですが、2018年夏モデルのほうがラインナップが少なく値段が高め。そのためこの記事では、バリエーション豊富でお得なdynabook RZ83/Fを取り上げています。
dynabook RZ83/Fのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | 第7世代 Core i7-7500U |
メモリー | 8 / 16GB(最大16GB) |
ストレージ | 1TB HDD / 1TB SSHD / 256GB SSD / 512 GB SSD(SATA) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620(CPU内蔵) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ / ブルーレイディスクドライブ |
ディスプレイ | 13.3インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢、ペン/タッチ非対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.0(フルサイズ)×3、VGA(D-sub15ピン)、HDMI、SDカードスロット、有線LAN、ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM 2.0、指紋センサー、セキュリティースロット、ウイルスバスタークラウド 90日版 |
カメラ | 200万画素 |
サイズ/重量 | 幅316×奥行き229×高さ17.2~21.4mm/約1.32~1.42kg |
バッテリー駆動時間 | 11~14時間 |
オフィス | ※別途付属モデルあり |
サポート | メーカー保証1年間 |
※2019年1月16日時点。構成は変更される場合があります
dynabook RZ83のラインナップ
dynabook RZ83には、パーツ構成の異なる複数のモデルが用意されています。購入画面ではパーツを選択できますが、組み合わせを自由に変えられるわけではありません。ストレージの容量に対して、選択できるメモリー容量や光学ドライブの種類、本体カラーなどが決まっています。
ラインナップ
1TB HDDモデル(黒) | |
---|---|
税込10万2384円 | |
1TB SSHDモデル(黒/白) | |
税込11万5344円 | |
256GB SSDモデル(黒/白) | |
税込12万1824円 | |
512GB SSDモデル(黒) | |
税込13万6944円 | |
512GB SSD+16GBメモリーモデル(黒) | |
税込15万2064円 |
※2019年1月16日時点。会員登録後の価格。「黒」および「白」は本体カラー
オフィスを追加すると、上記それぞれの価格に1万7280円~1万8360円加算されます。
なお上記価格は、無料会員登録後のものです。会員登録を行なわないと、4万円程度高くなってしまう点に注意してください。会員登録は公式サイト「東芝ダイレクト」から無料で行なえます。
リンク
東芝ダイレクトトップページ
本体の大きさやデザイン
dynabook RZ83には本体カラーとして、グラファイトブラックとプラチナホワイトの2色が用意されています。今回試用したグラファイトブラックのモデルは重厚感があり、存在感は抜群です。
ボディの素材には軽量かつ頑丈なマグネシウム合金が使われています。質感(見た目や手触りの良さ)は高く、安っぽさは感じられません。
大きさは標準的ですが、厚みがありやや重めです。ただしこれは光学ドライブを搭載しているため。DVDやブルーレイを使えることを考えれば仕方がないでしょう。
ノートPCの平均重量
画面サイズ | 平均重量 |
---|---|
11.6インチ | 1.126kg |
12.5インチ | 1.131kg |
13.3インチ | 1.253kg |
14インチ | 1.518kg |
15.6インチ | 2.174kg |
ノートPC全体 | 1.551kg |
※2017年12月~2018年5月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) 50台ぶんの実測値より
画面の色と見やすさ
液晶ディスプレイのサイズは13.3インチで解像度は1920×1080ドットのフルHD。ハイエンド向けのモバイルノートPCとしては標準的なスペックです。スケーリング(デスクトップの拡大率)は標準で150%に設定されており、文字がやや大きく感じました。読みやすい範囲で調整するといいでしょう。
映像の発色は良好で、写真や動画が自然な色合いで映し出されます。コントラスト(色のメリハリ)も高く、とても色鮮やかです。画面は特別明るくはありませんが、作業にはちょうどよく感じました。
液晶ディスプレイの表面は、光沢なしのノングレアタイプです。光沢ありのグレアタイプに比べて、光の映り込みが抑えられる点が大きなメリット。眼が疲れにくいので、長時間の作業にも向いています。
キーボードの使いやすさ
キーボードは標準的な日本語配列で、バックライトに対応しています。本体サイズが小さいため、数値入力に便利なテンキーには対応していません。キーピッチ(キーとキーの間隔)は19mmで十分なサイズですが、縦のキーピッチが16.5mとキーが横長になっています。そのため縦方向への指使いが多少窮屈に感じることがありました。慣れるまではタイプミスがあるかもしれません。
タイプ感は良好です。キーストロークは1.5mmと標準的で、クリック感はやや固め。押下圧(キーを押し込む力)が低いので、軽い力でもサクサクと入力できます。ただしキーを押し切るように強く打つ人には、手応えが少々物足りないかもしれません。
特徴的なのは、キーボード中心に「アキュポイント」と呼ばれるポインティングデバイスが付いている点です。ThinkPadシリーズのトラックポイントと同じタイプで、あちらは赤ですがdynabook RZ83では青いキャップが使われています。
アキュポイントのメリットは、手を大きく動かさなくてもカーソルを動かせる点です。タッチパッドだと手を下方向に若干動かす必要がありますが、アキュポイントならホームポジションのまま操作できます。操作には若干慣れが必要ですが、慣れると手放せない人がいるほど便利な機能です。
端子類の種類と使いやすさ
インターフェース(端子類)は多く、ノートPCで必要とされる機能のほぼすべてに対応しています。モバイルノートPCは端子や機能が少ないものが多いのですが、dynabook RZ83であれば端子が足りなくて困ることはないでしょう。
左側面のインターフェース
- ① 電源コネクター
- ② 1000BASE-T対応有線LAN
- ③ USB3.0
- ④ 光学ドライブ
右側面のインターフェース
- ① ヘッドホン出力
- ② USB3.0
- ③ HDMI
- ④ VGA(D-sub15ピン)
- ⑤ セキュリティースロット ※盗難防止用
前面のインターフェース
- ① SDカードスロット
またメモリー増設が手軽に行なえる点もdynabook RZ83の魅力のひとつです。底面部の小さなカバーを取るだけで、メモリーを交換できます。ただし自分でメモリーを交換/増設するとメーカー保証のサポート外になる点に注意してください。
ベンチマーク結果
ここからは、dynabook RZ83の性能について解説します。テスト機の主なスペックは以下のとおり。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります。あらかじめご了承ください。
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-7500U |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620(CPU内蔵) |
ストレージ性能
dynabook RZ83のSSDはすべてSATA接続で、より高速なPCIe接続SSDを内蔵したモデルはありません。もしかすると本体内部にM.2スロットがあるのかもしれませんが利用できるか不明です。
テスト機で使われていた512GB SSDのアクセス速度は以下のとおり。SSDはHDDに比べてアクセス速度がとても速く、ファイルを高速にやりとりできるほかウィンドウズやソフトが高速に起動します。またHDDよりも衝撃に強いので、モバイル用途向きです。どうしても1TB程度の容量が必要ということであればHDDよりも高速なSSHDを選ぶか、外付けHDDの利用をおすすめします。
ウィンドウズの起動時間は平均13.22秒で、SATA接続SSD搭載機の平均(16~17秒)よりもわずかに速い結果でした。HDDのみの場合だと40秒以上かかることもあるので、快適に使うならSSDがおすすめです。
起動時間の計測結果(手動による計測)
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
12.7秒 | 12.3秒 | 16.0秒 | 12.5秒 | 12.6秒 | 13.22秒 |
CPU性能
dynabook RZ83はCPUとして、2年前のノートPCでよく使われていた第7世代のCore i7-7500Uを搭載しています。現在主流のCore i7-8565U/Core i7-8550Uと比べると、性能は35~40%程度低めです。
CPUベンチマーク結果
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
---|---|
Core i7-8565U |
|
Core i7-8550U |
|
Core i5-8250U |
|
dynabook RZ83(Core i7-7500U) |
|
Core i7-7500U |
|
※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
とは言え、重い処理に使わないのであれば特に問題はありません。実際に今回の検証で使ってみましたが、ちょっとした作業には快適に使えました。
ただし動画を編集したりRAW画像を現像したり、高度なデータ処理を行なうなどの作業には少し不利です。重い処理を行なう場合は第8世代以降のCore i7搭載モデルをおすすめします。
グラフィックス性能について
グラフィックス性能はCPU内蔵タイプとしてはそこそこ優秀ですが、ゲームを快適に楽しめるほどではありません。ただしドラクエ10などのごくごく軽いゲームであれば、画質や解像度を調整することでなんとかプレーできるでしょう。基本的にはゲームで遊ぶことは考えないほうが吉です。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strikeのスコア |
---|---|
GTX 1050 |
|
dynabook RZ83(HD 620) |
|
※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
ゲーム系ベンチマーク結果
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
|
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---|---|---|
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 1049(設定変更が必要) ※6.320 FPS |
高品質(ノートPC) | 1548(設定変更を推奨) ※9.808 FPS | |
標準品質(ノートPC) | 2175(普通) ※14.395 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 4560(普通) |
標準品質 | 5323(快適) | |
低品質 | 5542(快適) |
※FF14は平均60FPS以上が理想
バッテリー性能
バッテリー駆動時間は公称値では11~14時間ですが、当サイトのテストでは8時間41分という結果でした。メーカーが実施するテスト方法とは異なるためある程度差が出るのは仕方がありませんが、それでもちょっと差が大きすぎる気がします。もしかすると、テスト機固有の問題があったのかもしれません。
BBenchのテストはバッテリー消費が少ないため、実際の利用では駆動時間はもっと短くなると予想されます。逆にPCMark 8のテストはバッテリー消費がとても大きいので、それぞれのあいだを取って6~7時間程度と考えたほうがいいでしょう。駆動時間が長いわけではありませんが、バッテリー残量を意識しながら使えば丸1日はもつはずです。
バッテリー駆動時間のテスト結果
公称値 | 11~14時間 |
---|---|
BBenchによる計測 | 8時間41分 |
PCMark 8による計測 | 3時間52分 |
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
機能は豊富だがCPU性能に不安
ということで、今回はdynabook RZ83のレビューをお届けしました。
光学ドライブ付きで端子類も豊富、さらにメモリー増設が簡単という点は、ノートPCを長期間活用する人にとってはありがたい仕様です。プライベートはもちろん、ビジネスシーンでの利用や学生生活でも活用できるでしょう。そのぶんモバイルノートPCとしてはちょっと重いのですが、持ち歩けないほどではありません。大手国内ブランドのCore i7搭載モバイルノートPCが税込み10万円程度というのも大きな魅力です。
ただ個人的にはCPUが第7世代のCore i7で、パフォーマンスがちょっと低い点が気になります。重い処理を行なわなければまったく問題はないのですが、あとで「やっぱり動画も編集したい」と思ったときにパワー不足に感じるかもしれません。コンセプトはとてもいいので、第8世代CPUへの対応が待たれます。
※2019年1月16日時点。現在の価格は公式サイトでご確認ください
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