ノートパソコンレビュー

VAIO A12 レビュー:ノートPCとしてもしっかり使える2-in-1タブレット

この記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

VAIO A12 レビュー

VAIO A12は、12.5インチの液晶ディスプレイを搭載した軽量タイプの2-in-1タブレットPCです。最大の特徴は、キーボードが使いやすい点。液晶ディスプレイを大きく開いても倒れることがなく安定しており、ヒザの上でも利用できます。本体はコンパクトながら、キーの大きさも十分。タブレットでもキーボードの使いやすさにこだわりたい人におすすめのモデルです。

 

VAIO A12 スペック概要

【主なスペック】CPU:Celeron / Core i5 / i7、メモリー:4~16GB、ストレージ:128GB~1TB SSD、ディスプレイ:12.5インチ フルHD

VAIO A12の注目ポイント

タブレットとしても使える

VAIO A12 注目ポイント

液晶ディスプレイを取り外せば、極薄タブレットに早変わり。向きを変えてキーボード側にセットすることで、さまざまなスタイルでも利用できます。

ノートPCとしても使いやすい

VAIO A12 注目ポイント

2-in-1タブレットでありながら、キーボードが安定している点が大きな魅力。画面を大きく開いても後ろに倒れることがなく、ヒザの上に載せた状態でも利用できます。

ペン入力対応

VAIO A12 注目ポイント

ワコムの技術を採用したペンは、4096段階の筆圧感知に対応しています。手書き入力の反応はよく、メモ書きに向いています。

VAIO A12の評価

VAIO A12 評価

総合評価: 4.0/5.0

(評者:こまめブログ)

デザイン やや厚みはあるがスタイリッシュで質感が高い
性能 省電力重視のYシリーズなので、文書作成中心のビジネス用途には十分
使いやすさ 端子類が非常に多く、LTEにも対応。キーボードの使い勝手もいい
軽さ 12.5型としては平均よりやや重いが、2-in-1としては軽い
画面 フルHDで違和感のない発色。明るさも十分

こんな人にオススメ

  • 👍 タブレットとしても使いたい
  • 👍 キーボードを使う機会が多い
  • 👍 LTE通信を利用したい

今回はメーカーからお借りしたVAIO A12の実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。

 

 

VAIO A12

VAIO A12

税込15万4744円から

※当サイト限定クーポン適用時

※価格や構成は変更される場合があります

VAIO A12 | ALL BLACK EDITION

VAIO A12 | ALL BLACK EDITION

税込22万7904円から

※当サイト限定クーポン適用時

※価格や構成は変更される場合があります

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VAIO A12のスペック

OS Windows 10 Home
Windows 10 Pro
CPU ・Celeron 3965Y
・Core i5-8200Y
・Core i7-8500Y
メモリー ・4GB
・8GB
・16GB
※LPDDR3
ストレージ ・128GB SSD (SATA)
・256GB SSD (SATA)
・256GB SSD (PCIe)
・512GB SSD (PCIe)
・1TB SSD (PCIe)
グラフィックス ・Intel HD Graphics 615 (Celeron)
・Intel UHD Graphics 615 (Core i5 / i7)
ディスプレイ 12.5インチ、
1920×1080ドット、
タッチ対応、光沢
光学ドライブ なし
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac、
Bluetooth 4.1、
LTE (SIMフリー) ※オプション、
1000BASE-T対応有線LAN ※キーボード側
インターフェース (タブレット側) USB3.0 (Type-C) ×1、
microSIMカードスロット ※LTEモデル、
ヘッドホン端子
インターフェース (キーボード側) USB3.0 (フルサイズ) ×1、
USB2.0 ×2、
HDMI、
VGA (D-sub15ピン)、
有線LAN、
SDカードスロット
セキュリティー TPM2.0 ※オプション、
セキュリティースロット、
指紋センサー ※オプション、
カメラ フロント
・207万画素+赤外線カメラ (Windows Hello対応)
・92万画素
リア
・799万画素
・なし
サイズ タブレット時
幅305.5×奥行き199.4×高さ7.4mm
キーボード接続時
幅305.5×奥行き211.9×高さ17~21mm
重量 タブレット時
約607g
キーボード接続時
約1.099~1.209kg
バッテリー駆動時間 タブレット時
約7.7~8.5時間
キーボード接続時
・14.4~15 時間 (ワイヤレスキーボード選択時)
・7.4~8.1時間 (通常キーボード選択時)
オフィス ※標準ではなし、オプションで追加可能
サポート メーカー保証1年間

※2019年3月20日時点。構成は変更される場合があります

スペック上の注意点

  • デジタイザースタイラス (ペン)は別売り

VAIO A12の価格

VAIO A12には店頭販売向けの「標準仕様モデル」と、VAIOストアおよびソニーストアで販売されている「カスタマイズモデル」の2種類が用意されています。

 

おすすめはVAIOストアで購入可能なカスタマイズモデル。LTE対応でさらにCPUやメモリー容量などを変更できる上に、32GB/1年間のデータ通信が可能なSIMカードを無料でもらえるからです。さらに当サイトの限定クーポンを使えば、2~3万円引きで購入できます。

 

価格の目安 (公式サイトのLTE対応モデル)

最安構成
Celeron 4GBメモリー 128GB SSD 15万4744円
Core i5構成
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 20万5504円
Core i7構成 ※PCIe SSD
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD 22万2504円
最強構成 ※ペン+ワイヤレスキーボード
Core i7 16GBメモリー 1TB SSD 36万2364円

※2019年3月20日時点、限定クーポン利用時

 

またバリーエーションモデルとして、ブラックのカラーで統一された「VAIO A12 | ALL BLACK EDITION」も販売中です。このモデルではCPUがCore i7のみですが、機能や性能は標準モデルと変わりません。

 

VAIO A12 外観

VAIO A12 | ALL BLACK EDITION

 

ALL BLACK EDITIONの価格の目安 (公式サイトのLTE対応モデル)

標準構成 ※PCIe SSD
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD 22万7904円
最強構成 ※ペン+ワイヤレスキーボード
Core i7 16GBメモリー 1TB SSD 36万7764円

※2019年3月20日時点、限定クーポン利用時

VAIO A12の本体の大きさやデザイン

VAIO A12の特徴は、液晶ディスプレイを取り外せるセパレート型(分離型)の2-in-1であるにも関わらず、見た目や使い勝手は完全にクラムシェル型のノートPCである点です。一見するとVAIO S13とあまり変わらないように見えます。

 

VAIO A12 外観

見た目は完全にクラムシェル型ノートPC。2-in-1モデルには見えません

 

VAIO A12 デザイン

天板を閉じた状態

 

しかしキーボード上部のスイッチを操作すると、液晶ディスプレイが外れてタブレットとして利用できるのです。

 

VAIO A12 スイッチの操作

キーボード上部のスイッチをスライド

 

VAIO A12 液晶ディスプレイの取り外し

キーボードから液晶ディスプレイが外れ、タブレットとして使えるように!

 

VAIO A12 液晶ディスプレイの固定方法

液晶ディスプレイとキーボードは金属製の部品でがっちり固定されています

 

セパレートタイプの2-in-1は構造上の理由により液晶ディスプレイを大きく開けないのですが(開きすぎるとタブレット側の重みで倒れてしまうため)、VAIO S12は普通のノートPCのように画面を大きく傾けることができます。さらに本体のバランスを考えて作られているので、2-in-1でありながらヒザの上での使用が可能。これはスゴイ!

 

VAIO A12 液晶ディスプレイの最大角度

液晶ディスプレイは最大130度まで開くことが可能。ヒザの上でも利用できます

 

クラムシェル型ノートPCのように使える秘密は、底面部の「スタビライザーフラップ」と呼ばれる部品にあります。液晶ディスプレイの開閉と同時にフタのような構造のパーツが開き、キーボード部分と液晶ディスプレイのバランスを取っているのです。

 

VAIO A12 スタビライザーフラップ

底面部に配置されたスタビライザーフラップ

 

VAIO A12 スタビライザーフラップ

液晶ディスプレイの角度に合わせて、スタビライザーフラップも可動します

 

VAIO A12 スタビライザーフラップ

スタビライザーフラップがヒンジを支えることで、液晶ディスプレイを大きく開いても倒れないようになっています

 

取り外した液晶ディスプレイはそのままタブレットとして使ったり、向きを変えてキーボードにセットすることでさまざまなスタイルで利用できます。

 

VAIO A12 ビューモード

液晶ディスプレイを反対側にセットした状態の「ビューモード」。動画視聴やプレゼン向き

 

VAIO A12 ビュークローズモード

ビューモードから液晶ディスプレイを閉じると「ビュークローズモード」へ

 

VAIO A12 タブレットモード

液晶ディスプレイのみのタブレットモード

 

本体カラーはブラックで、底面部のスタビライザーフラップとキーボード面はシルバーです。スタビライザーフラップの存在感が強いのですが、落ち着いたカラーリングなのでビジネスシーンでも違和感はありません。

 

VAIO A12 本体カラー

ブラックの本体カラー

 

VAIO A12 天板の素材

天板(タブレットの背面)には軽くて丈夫なマグネシウムが使われています

 

VAIO A12 ワンポイント

天板中央のロゴとオーナメント(ヒンジ部分)はシルバー

 

VAIO A12 キーボード面

キーボード面はシルバーで、素材にはアルミが使われています

 

VAIO A12 パームレスト

パームレストはシャープなシルエット

 

VAIO A12 パームレストの段差

接地面とパームレストとの段差はわずか7mm

 

VAIO A12 ベゼル幅

液晶ディスプレイのベゼル(枠)幅は左右14mm、上部15mm

 

VAIO A12 底面部

底面部のブラックの部分には高剛性樹脂が使われています

 

VAIO A12 フォルム

VAIOシリーズではおなじみくさび状のフォルム

 

バリエーションモデルのVAIO A12 | ALL BLACK EDITIONは、キーボード面やスタビライザーフラップなどがすべてブラックで統一されています。デザイン的にはこちらのほうがスタイリッシュです。

VAIO A12 外観

VAIO A12 | ALL BLACK EDITION

 

VAIO A12 ALL BLACK EDITION

通常モデルはキーボード面がシルバーですが、こちらはブラック

 

VAIO A12 ALL BLACK EDITION

底面部のスタビライザーフラップもブラックで、デザインに一体感があります

 

サイズはコンパクトで、A4用紙程度の大きさです。タブレットの状態では非常に薄いのですが、キーボードに取り付けるとやや厚く感じました。とは言うものの、問題なく持ち運べるでしょう。

 

VAIO A12 本体サイズ

キーボード接続時のサイズ

 

VAIO A12 大きさ

大きさはA4用紙よりもわずかに大きい程度

 

VAIO A12 タブレット時のサイズ

タブレット時は奥行きが若干短めです

 

VAIO A12 サイズ感

VAIO A12のサイズ感 ※写真の人物はVAIO株式会社の吉田社長

 

VAIO A12 前面と背面

キーボード接続時の前面と背面

 

VAIO A12 高さ

設置時の高さは実測25mm (キーボード接続時)

 

VAIO A12 厚さ

キーボード接続時は少し厚みを感じます

 

VAIO A12 薄さ

タブレットの高さは7.4mm。この状態では非常にスリムです

 

重さはパーツ構成やキーボードの機能によって異なります。標準キーボードに接続したときは合計1.099~1.14kgで非常に軽いのですが、ワイヤレスキーボードだと合計1.209~1.233kgで、わずかに重みを感じました。これはワイヤレスキーボード側には無線通信のためのパーツとバッテリーが内蔵されているため。少し重くなるぶん、より便利にかつ長時間利用できます。

 

VAIO A12 ワイヤレスキーボードモード

ワイヤレスキーボードではタブレットから取り外した状態でもキー入力やタッチパッドの操作が可能です

 

VAIO A12 重さ

ワイヤレスキーボード接続時は実測1.212kg (左)、タブレット時は実測616g (右)でした

 

ノートPCの平均重量

画面サイズ 平均重量
11.6インチ 1.06kg
12.5インチ 1.095kg
13.3インチ 1.209kg
14インチ 1.582kg
15.6インチ (スタンダード) 2.131kg
15.6インチ (ゲーミング) 2.413kg

※2018年1月~12月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) の実測値より

 

VAIO A12 軽さ

ワイヤレスキーボード接続時はやや重く感じますが、気軽に持ち運べるレベルです

 

VAIO A12 軽さ

タブレットは非常に軽量

VAIO A12の画面の色と見やすさ

液晶ディスプレイの大きさは12.5インチ。モバイルノートPCとして人気の13.3インチよりもひとまわり小さめです。解像度は1920×1080ドットのフルHD。文字が小さく感じようなら、デスクトップのスケーリング(拡大率)を変更するといいでしょう。

 

VAIO A12 液晶ディスプレイ

画面サイズは12.5インチで、解像度は1920×1080ドット

 

映像の色合いは特別鮮やかではないものの、自然な色に見えます。明るさは標準的で、作業には十分なレベルです。コントラスト (色のメリハリ)もほどほどで、写真や動画、ゲームを楽しむというよりも文書の作成/閲覧に向いています。

 

VAIO A12 映像品質

広色域パネルほどでは鮮やかではありませんが、違和感のない色合いです

 

VAIO A12 ガンマカーブ

i1Display Proによるガンマカーブ。色のバランスは良好です

 

VAIO A12 明るさ

輝度は実測値で345nit。平均値では300nitあたりかもしれません。ハイエンドモデルとしては標準的な明るさです

 

液晶ディスプレイの表面は、光沢ありのグレア仕上げです。光の映り込みが生じるので、気になる人はオプションの液晶保護シート (工場で貼り付けてから出荷)を追加するといいでしょう。

 

VAIO A12 グレア

液晶ディスプレイの表面は光沢ありのグレアタイプ

 

ちなみに液晶ディスプレイの表面には、傷に強いDragontrail Proが使われています。

 

VAIO A12のキーボードの使いやすさ

個人的に素晴らしいと思ったのは、キーボードが使いやすい点です。本体がコンパクトなのに、キーボードのキーピッチは理想とされる19mm。13インチのVAIO S13と同じキーボードが使われています。12.5インチでしかも2-in-1タイプだとキーが小さくて使いづらいものが多いのですが、VAIO A12のキーボードは一般的なノートPCと変わりません。

 

VAIO A12 キーボード

VAIO A12のキーボード。キーピッチは19mmで、バックライトに対応

 

VAIO A12 キーボード

キーボード全体が傾斜しているので、手首を自然な角度にキープしたまま作業できます

 

VAIO A12 ワイヤレスキーボードモード

ワイヤレスキーボードなら、液晶ディスプレイを取り外した状態でも操作可能です

 

キーのタイプ感はかなり軽めです。キーストローク (キーを押し込む深さ)は約1.2mmで、ノートPCの標準である1.5mmよりも浅く感じます。また入力時には、若干のたわみを感じました。入力時のクリック感は軽く、手応えはあまり感じられません。

 

VAIO A12 キーストローク

キーストロークは約1.2mmでかなり浅い

 

タイプ音は、軽いタッチならトストスという感じで控えめです。しかし強めに打つとドンドンと響きました。おそらくこれは、接地面と底面部のあいだのすき間があるため、タイプ音が反響しているためだと思われます。軽いタッチでサクサクと入力する人向きです。

 

VAIO A12 タイプ音

タイプ音は控えめではあるものの、強く打つと響きます

 

タッチパッドは反応はいいのですが、小ぶりでダイナミックな操作には不向きです。ただタッチ操作に対応しているので、ボタンのクリックなどは直接画面を押したほうが操作しやすいでしょう。

 

VAIO A12 タッチパッド

ボタン分離型タッチパッドの大きさは実測で幅80×奥行き44.5mm。かなり小ぶりです

 

ペン入力の反応は良好でした。ペンをすばやく動かしても、遅延は感じられません。書き心地はツルツルとしていて、抵抗は少なめです。筆圧感知は4096段階ですが、本格的なイラスト制作にはややCPUがパワー不足のように感じます (傾き検知には非対応)。とは言えレスポンスは十分なレベルで、ビジネスシーンでメモを取るには問題ありません。

 

VAIO A12 ペン入力

会議や打ち合わせなどでメモを取るには十分な性能

 

VAIO A12 ペン

オプションとして用意されているデジタイザースタイラス (ペン)

VAIO A12の端子類の種類と使いやすさ

インターフェースはとても充実しています。Power Delivery対応のUBS 3.0 Type-Cを備えるほか、SIMカードスロットや有線LAN、VGA(D-sub15ピン)なども装備。12.5インチの2-in-1でこれほどの端子を用意しているものはほかにありません。ビジネスに求められる機能にはひととおり対応している点が魅力です。

 

VAIO A12 左側面

左側面のインターフェース

  • ① セキュリティースロット ※盗難防止用
  • ② USB2.0
  • ③ SDカードスロット

 

VAIO A12 右側面

右側面のインターフェース

  • ① USB3.0
  • ② HDMI
  • ③ VGA (D-sub15ピン)
  • ④ 1000BASE-T対応有線LAN
  • ⑤ 電源コネクター

VAIO A12 タブレット右側面

タブレット側右側面のインターフェース

  • ① 電源ボタン
  • ② 音量調節ボタン
  • ③ microSIMカードスロット
  • ④ USB3.0 Type-C
  • ⑤ ヘッドホン端子

 

VAIO A12 SIMカードスロット

LTEモデルにはタブレット側にmicroSIMカードスロット

 

VAIO A12 Type-C充電

USB Type-C端子からの充電にも対応。5V出力のモバイルバッテリーや充電器など、スマホ用の機器からでも充電できます

 

VAIO A12 電源アダプター

付属の電源アダプター。重量は実測237g

 

VAIO A12 電源アダプター

電源アダプターには、USB3.0端子が付いています

VAIO A12のLTE機能

VAIO A12のLTEモデルなら、SIMフリーのLTE通信が可能です。対応バンドは多く、国内外の主要なキャリアなら問題なく使えるでしょう。MVNOの格安SIMも利用可能です。

 

通信速度は下り最大150Mbpsで、上りは最大50Mbpsです。キャリアアグリゲーション対応エリアなら、最大450Mbpsでのデータ通信に対応します。

 

VAIO A12の対応バンド

LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/38/39/40/41/66
3G 1/2/4/5/6/8/19

 

大手3大キャリアのLTE対応バンド

NTTドコモ 1/3/21/26/28/
KDDI (au) 1/11/26/28/41
ソフトバンク 1/2/3/8/21/28 (※)/41

※VAIO A12はソフトバンクのバンド28には非対応

 

主要MVNOのVAIO A12動作確認状況

サービス名 対応状況 データ通信 テザリング SMS
DMMモバイル 対応 受信のみ
楽天モバイル 未検証
BIGLOBEモバイル 未検証
IIJmio 対応 受信のみ
UQモバイル 対応 ×
NifMo 未検証
OCN モバイル ONE 対応 ×

※2019年3月21日時点。動作確認未検証でも利用できるケースがほとんどです

 

LTEモデルの購入を検討しているなら、VAIO直営ショップでの購入をおすすめします。全モデルでLTEに対応している (対応可能機種)上に、32GBのデータ通信 (有効期間は1年間)を利用可能なVAIOオリジナルSIMを無料でもらえるからです。

VAIO A12のベンチマーク結果

今回のテストで使った機種のスペックは以下のとおり。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります。あらかじめご了承ください。

 

試用機のスペック

OS Windows 10 Pro
CPU Core i5-8200Y
メモリー 8GB
ストレージ 128GB SSD (SATA)
グラフィックス Intel UHD Graphics 615

ストレージ性能

試用機で使われていた128GB SSDはSATA接続で、アクセス速度は以下のとおり。HDDよりは高速ではあるものの、PCIe (NVMe)接続のSSDにはかないません。予算が許すのであれば、爆速なPCIe接続SSDを選ぶといいでしょう。

 

VAIO A12 ストレージのアクセス速度 (Crystal Diskmark)

128GB SSDのアクセス速度 (Crystal Diskmark)

 

ストレージのアクセス速度

ストレージのアクセス速度の違い

CPU性能

VAIO A12で使われているCPUは、計算性能よりも省電力性能を重視しています。そのため、「Core i5」あるいは「Core i7」であっても、パフォーマンスが高いわけではありません。

 

以下のグラフは、CPU性能を計測するベンチマークテストの結果です。Core i5-8200Yを搭載した試用機では、現在多くのノートPCで使われているCore i5-8250Uの半分程度のスコアとなりました。つまり一般的なCore i5搭載ノートPCに比べて、半分程度のパフォーマンスしか出ないということです。上位CPUのCore i7-8500Yでも、テストは控えめな結果となるでしょう。

 

CPUベンチマーク結果

CPU PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア
Core i5-8250U
8403
Core i7-7500U
5564
Core i3-8130U
5411
Core i5-7200U
4803
VAIO A12 (Core i5-8200Y)
4203
Core i3-7100U
3785
Celeron N4000
1554

※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値

 

繰り返しになりますが、これはCore i5-8200Y / Core i7-8500Yが計算性能よりも省電力性能を重視しているためです。パフォーマンスが低いとは言っても、ネットや文書作成には十分。動画編集や高度なデータ処理を行なわないなら問題はありません。高いパフォーマンスよりもバッテリーのもち時間を重視したい人向けです。

 

またVAIO A12はファンレスで駆動音がまったく聞こえないのも、省電力CPUを使っているためです。CPUの発熱が低いのに加え、VAIO独自の熱設計 / 熱対策が施されています。

 

VAIO A12 マザーボード

VAIO A12のマザーボード

 

VAIO A12 放熱シールド

ステンレスとアルミを使った放熱シールドによって、内部の熱を効率よく排出しています

グラフィックス性能

グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel UHD Graphics 615で、性能は控えめです。Core i5-8250UのIntel UHD Graphics 620であれば軽めの3Dゲームをなんとかプレーできますが、Core i5-8200Yでは厳しいでしょう。基本的にゲームのプレーは考えないほうが無難です(UWPアプリのカジュアルゲームを除く)。

 

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strikeのスコア
UHD 620 (Core i5)
1029
UHD 620 (Core i3)
945
VAIO A12 (UHD615)
705
UHD 600 (Celeron)
360

※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値

バッテリー性能

バッテリー駆動時間の公称値はタブレット時で7.7~8.5時間、通常キーボード接続時で7.4~8.1時間、セカンドバッテリー内蔵のワイヤレスキーボード接続時で14.4~15時間とされています。

 

実際の駆動時間を計測したところ、消費電力の少ないテストで9時間53分という結果でした。公称値よりも短かったものの、これはテスト方法が異なるためです。バッテリー消費の大きいPCMark 8のテストでは約7時間半という結果で、これはなかなか優秀。実運用においても、ほかのモバイルノートPCよりもバッテリーは長もちするでしょう。

 

ちなみにタブレット時のPCMark 8の結果は4時間54分でした。実運用では数時間程度と考えたほうがいいかもしれません。

 

バッテリー駆動時間のテスト結果 ※ワイヤレスキーボード接続時

公称値 14.4~15時間
BBenchによる計測 9時間53分
PCMark 8による計測 7時間24分

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

キーボードが使いやすい2-in-1タブレット

ということで、今回はVAIO A12のレビューをお届けしました。

 

パフォーマンス面は少々残念ではあるものの、テキスト文書主体のビジネスシーンにおいては実用的に使えるレベルです。なにより2-in-1タブレットでありながら、クラムシェル型ノートPCにも劣らないキーボードの使い勝手が大きな魅力。さらにVAIO製品ならではのギミック感やデザインも、好きな人にはたまらないですよね。ビジネスシーン向けの2-in-1タブレットを探している人におすすめです。

 

VAIO A12 まとめ

これだけキーボードがしっかり使える2-in-1タブレットはなかなかありません

 

VAIO A12

VAIO A12

税込15万4744円から

※当サイト限定クーポン適用時

※価格や構成は変更される場合があります

VAIO A12 | ALL BLACK EDITION

VAIO A12 | ALL BLACK EDITION

税込22万7904円から

※当サイト限定クーポン適用時

※価格や構成は変更される場合があります

 

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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