
ASUS JAPANは7月3日、16インチ薄型軽量ノートPC「ASUS Zenbook SORA 16 (UX3607OA)」シリーズに、24GBメモリーと512GB SSDを搭載した新モデルを追加発表しました。同日から発売開始で、オフィス付きの「UX3607OA-GL245BES」は標準価格が39万9800円、オフィスなしの「UX3607OA-GL245BE」は標準価格が36万9800円。
CPUはSnapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100、ディスプレイは16インチのOLED 2880×1800ドット(120Hz)、重量約1.2kg、バッテリー駆動時間は最大約22時間。メモリーとSSD以外のスペックは、4月に発売された従来と変わりません。

ASUS Zenbook SORA 16(UX3607OA)

本体カラーはサブリスキーベージュ

日本語配列キーボード
今回追加されたモデルはオフィスなしで36万9800円、従来の48GB / 1TBモデル(オフィスなし)は4月発表時で33万9800円。つまりメモリーとSSDの容量が半減した上で、3万円値上がりしているのです。
では33万9800円だった従来モデルはどうなったかと言うと……

ドン!
13万円の値上がりです(オフィス付き / なしモデル双方とも)。
いや~、厳しいですね。わずか3ヵ月でこの値上がりっぷりは。半減モデルを出したのも、値段があまりにも高くなりすぎちゃって、やむなくという感じではないでしょうか。
背景にあるのはもちろん、いま絶賛進行中のDRAMとNANDの調達難でしょう。AI関連の需要で生産枠が押され、PCメーカー各社は割り当てと価格の両面でツナ渡り状態が続いています。「メモリー半減で価格据え置き」じゃありませんからね。「半減して値上げ」というのを見せられると、いまPC業界がどういう状況にあるのかが察せられて、ちょっと暗い気持ちになってしまいそうです。
余談ですが、筆者自身は48GBモデルを4月に購入済みです。期せずして所有機の価値が上がったわけで、言うなれば含み益が増えたようなものでしょう。もしかして売ったら利益が出ちゃうのかもとか思ってしまいますが、Windows PCは箱を開けた瞬間にショップの買取額が1/5くらいになってしまいますし、ARMモデルを30万円以上出して買う人もごくまれなので、フリマやオークションでも売れない可能性が大です。

筆者所有のASUS Zenbook SORA 16
CPUもメモリーも高速ですが、ARM64ネイティブ対応ソフトが少ないため、正直なところ性能を活かし切れていません。いまのところ「速いブラウザー専用機」として動いています。80TOPSのNPU性能も宝の持ち腐れなのですが、そもそもの使いどころがないため、このまま腐りきってしまいそうで不安です。
そしてなによりテンションが落ちるのが、映り込みがグニャグニャである点です。映り込みが歪むのは光沢ありのグレアパネルの宿命で、ASUS Zenbook SORA 16固有の症状ではありません。しかし薄型のOLEDパネル使用機種は、かなり歪んで見えるとのこと。ふとしたきっかけで映り込みが見えると、テンションが落ちるんですよね。

映像自体やパネル自体に歪みはないのですが、映り込みがかなりグニャグニャしています
せっかく30万円以上出して買ったわけですから、割り切ってこれからは使うべきだなとは考えています。ただそういう背景があるので、メモリーとSSDが半減したモデルで値上がりは厳しいよね~と、当事者として感じてしまいます。