Acer Chromebook 11 C732は、11.6インチサイズのChrome OS搭載ノートPCです。標準でLTE機能を搭載している(mopera U接続のみ)点が特徴。さらに「MIL-STD-810G」と呼ばれる耐久基準をクリアーするほどの壊れにくさを実現しています。
Acer Chromebook 11 C732のスペック
OS | Chrome OS |
---|---|
画面サイズ | 11.6インチ |
解像度 | 1366×768 |
CPU | Celeron N3350 |
メモリー | 4GB ※オンボード LPDDR4X |
ストレージ | ・16GB eMMC ・32GB eMMC |
HDD | なし |
グラフィックス | HD Graphics 500(CPU内蔵) |
LTE | 対応(NTTドコモのmopera U接続のみ) ※下り最大450Mbps/上り最大50Mbps |
堅牢性テスト | MIL-STD-810G準拠 |
色域 / 明るさ | - |
幅×奥行き | 302×209mm |
厚さ | 21.3mm |
重量 | 1.26kg |
バッテリー | 12時間 |
自動更新ポリシー | 2024年6月 |
※2021年9月3日時点
本体カラー | オブシディアンブラック |
---|---|
画面の表面 | 非光沢 |
パネルの種類 | ・TN(タッチ非対応) ・IPS(タッチ対応) |
タッチ / ペン | ・非対応 ・タッチ対応 |
光学ドライブ | - |
テンキー | - |
有線LAN | - |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
USB3.1 | - |
USB3.0 | 1 |
USB2.0 | - |
USB Type-C | 2(USB3.1 Gen1、PD/DP対応) |
Thunderbolt 4 | - |
メモリーカード | microSD |
HDMI | - |
VGA (D-sub15) | - |
DisplayPort | - |
Webカメラ | 720p(92万画素) |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
付属品 | ACアダプターなど |
オフィス | なし |
この記事では筆者が購入したAcer Chromebook 11 C732(C732L-H14M)の実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶モデルについて
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶まとめ
Acer Chromebook 11 C732
※2021年9月3日時点
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※本製品はChrome OSを搭載したノートPCです。Windows向けのソフトは利用できないので注意してください。
モデルについて
Acer Chromebook 11 C732には、タッチ対応モデルとタッチ非対応モデルの2種類が用意されています。CPUやメモリーなどに違いはなく、異なるのはパネルの種類とストレージ容量のみです。
価格が安いのはタッチ非対応モデルですが、画面の見やすさはタッチ対応モデルのほうが圧倒的に上。タッチ操作を使わない場合でも、タッチ対応モデルを選ぶことをおすすめします。
モデルの違い
C732LT-F14N | C732L-H14M |
---|---|
IPSパネル | TNパネル |
タッチ対応 | タッチ非対応 |
32GB eMMC | 16GB eMMC |
デザインと使いやすさ
外観について
Acer Chromebook 11 C732の発売はタッチ非対応モデルが2018年で、タッチ対応モデルが2019年。2021年時点においては、外観がかなり野暮ったく感じるかもしれません。
ただしこれは見た目の良さよりも、本体の壊れにくさを重視しているため。米国防総省制定の耐久基準「MIL-STD-810G」のテストや122cmからの落下テストなどをクリアーしているほか、キーボードは最大330mlの水こぼしに耐えるなど、とても頑丈に作られているのです。本体デザインよりも、丈夫さを重視したい人に向いています。
ディスプレイについて
ディスプレイのサイズは11.6インチで、解像度は1366×768ドット。このコンパクトタイプとしては、標準的なスペックです。解像度が低いので、フルHDに比べると1画面あたりの情報量は少なめ。ただし11.6インチのフルHDだと画面がかなり拡大表示されるため、結果的に表示される文字量はそれほど多くはありません。その点を考慮すれば、11.6インチで1366×768ドットは妥当な組み合わせでしょう。
今回使用したタッチ非対応モデルでは、ディスプレイにTNが使われています。映像はやや青みがかっており、コントラストは低め。さらに角度を変えると、画面が見づらく感じます。それでも文章中心の簡単な作業であれば、問題なく使えるでしょう。動画や写真などを楽しみたいなら、IPSパネルが使われているタッチ対応モデルをおすすめします。
キーボードについて
キーボードはテンキーなしの日本語配列で、バックライトには非対応です。キー配列は標準的ですが、キーピッチが実測18~18.2mm程度でキーとキーの間隔がかなり狭く作られています。11.6インチのコンパクトタイプなので、キーボードが小さい点については仕方がないでしょう。
しかし実際に入力したところ、思ったほど打ちづらくは感じませんでした。個人的な好みによるものかもしれませんが、13~14インチのノートPCよりも入力しやすく感じます。タイプ感も比較的しっかりしており、キーを押した瞬間のクリック感はやや固めでストローク感(キーストロークは実測で平均1.38mm)もありました。指を押し戻す力もしっかりとあり、最初からほぼミスなく利用できます。人によって異なるとは思いますが、筆者はこのキーボードと相性がよかったようです。
タイプ音は弱い力でもカタカタと聞こえます。うるさく感じるほどではありませんが、静かな場所では、周囲への配慮が必要かもしれません。指を打ち下ろすようにして入力するとトントンと響くので、周りに人がいる場所では静かに打ったほうがいいでしょう。
インターフェース/機能について
周辺機器接続用のインターフェース類としてはUSB端子が合計で3ポートでうち2ポートがType-C、あとはmicroSDカードスロットとマイクロSIMカードスロット、ヘッドホン端子が用意されています。数も種類も多くはありませんが、コンパクトなエントリータイプとしては十分な構成でしょう。
Type-C端子の機能
USB PD 18W充電 | △ ※低電力 |
---|---|
USB PD 30W充電 | ○ |
USB PD 45W充電 | ○ |
USB PD 65W充電 | ○ |
USB PD 100W充電 | ○ |
映像出力 | ○ |
LTE機能について
Acer Chromebook 11 C732はLTE機能に対応しています。ただし使えるのはNTTドコモの「mopera U」接続のみである点に注意してください。
メーカーの公式サイトには「NTTドコモ spモードならびにドコモ系通信網を利用したMVNO SIMには今後OSの更新で対応予定です」と表記されていますが、その後対応したとの発表はありません。こういう場合はまず、「使えない」と考えたほうがいいでしょう。
本来であれば接続確認を行なうべきところですが、筆者の身の回りはすべてナノSIM端末またはeSIM端末に変更しており、Acer Chromebook 11 C732が対応するマイクロSIMカードがありませんでした。仮にMVNOと契約してSIMカードを取り寄せたとしてもつながる保証がなかったため、今回はLTE周りを検証していません。
最近更新された楽天の直営ショップでもいまだ「mopera接続のみ」と表記されているので、アップデートはされないものと考えたほうがいいでしょう。余っているmopera U回線があるならアリかもしれませんが、この機種のためにmopera Uを契約するほどではないと思います。
ベンチマーク結果
※この部分は非常にマニアックなので、よくわからない人は「▶起動時間の計測結果」まで読み飛ばしてください。
ここからは、Acer Chromebook 11 C732のパフォーマンス (性能)について解説します。ベンチマーク結果は環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがある点をあらかじめご了承ください。
試用機のスペック
型番 | C732L-H14M |
---|---|
CPU | Celeron N3350 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 16GB eMMC |
グラフィックス | HD Graphics 500(CPU内蔵) |
Octane 2.0
Acer Chromebook 11 C732ではCPUとして、2016年リリースのCeleron N3350が使われています。4世代前の格安PC向けCPUで、性能はかなり低め。JavaScritの処理速度を計測する「Google Octane 2.0」の結果は下のほうで、Chromebook全体で言えば「下の下」クラスに相当します。
しかしそれでも、ARM系SoCのMediaTek MT8183よりはやや高めのスコアです。Chrome OSは動作が軽いのでこのくらいでも普通に使えますが、シーンによっては多少モッサリと感じることがあるかもしれません。
ベンチマークスコアの比較
CPU | Octane 2.0スコア |
---|---|
HP x360 13c (Core i7-10510U) |
48847
|
ASUS Flip C436FA (Core i7-10510U) |
48443
|
Acer 712 C871T-A38N (Core i3-10110U) |
44600
|
HP x360 14c (Core i3-10110U) |
43914
|
HP x360 14 (Core i5-8250U) |
34408
|
HP 14a(Pentium N5030) |
21124
|
HP x360 12b (Pentium N5030) |
21081
|
HP x360 14b (Pentium N5000) |
19455
|
Acer 712 C871T-A14N (Celeron 5205U) |
16974
|
Acer CB311 (Celeron N4020) |
16911
|
IdeaPad Flex550i (Celeron 5205U) |
16810
|
Acer Spin512 (Celeron N4100) |
16471
|
Acer 512 C851T-H14N (Celeron N4000) |
16433
|
IdeaPad Slim 350i (Celeron N4020) |
15729
|
Lenovo 300e 2nd Gen (A4-9120C) |
12932
|
Acer 11 C732L-H14M (Celeron N3350) |
12378
|
ASUS C223NA (Celeron N3350) |
11585
|
S330(MT8173C) |
11460
|
IdeaPad Slim 360 (MediaTek MT8183) |
10676
|
Acer Tablet CT100PA(OP1) |
10490
|
ASUS Detachable CM3 (MediaTek MT8183) |
10490
|
IdeaPad Flex 360 (MediaTek MT8183) |
9934
|
Acer Spin 311 (MediaTek M8183C) |
9870
|
IdeaPad Duet (MediaTek Helio P60T) |
9676
|
CrXPRT 2
「CrXPRT 2」はChrome OS機器の総合性能の計測する、HTML 5ベースのベンチマークテストです。このテストでも先ほどと同様、Chromebook全体のなかでは低めの結果でした。ごく軽い作業なら問題ないかもしれませんが、動画や画像の加工、あるいは高度なデータ処理などには不向きです。
ベンチマークスコアの比較
CPU | CrXPRT 2 Performanceスコア |
---|---|
Acer 712 C871T-A38N (Core i3-10110U) |
110
|
HP x360 12b (Pentium N5030) |
73
|
HP 14a(Pentium N5030) |
70
|
HP x360 14b (Pentium N5000) |
66
|
Acer Spin512 (Celeron N4100) |
61
|
IdeaPad Flex550i (Celeron 5205U) |
55
|
Acer 512 C851T-H14N (Celeron N4000) |
54
|
Acer 712 C871T-A14N (Celeron 5205U) |
53
|
Lenovo 300e 2nd Gen (A4-9120C) |
43
|
IdeaPad Slim 360 (MediaTek MT8183) |
41
|
Acer 11 C732L-H14M (Celeron N3350) |
40
|
IdeaPad Flex 360 (MediaTek MT8183) |
40
|
ASUS CM3 (MediaTek MT8183) |
39
|
ASUS C223NA (Celeron N3350) |
37
|
GeekBench 5
CPUのマルチコア性能を計測するGeekBench 5では、かなり低いスコアが出ています。これはCeleron N3350が2コア/2スレッドで動作するCPUであるため。マルチコアテストではコアが多いほど有利なため、それが反映されているのです。この結果については、特に意識しなくてもいいでしょう。
ベンチマークスコアの比較
CPU | Geekbench 5 マルチコアスコア |
---|---|
ASUS Flip C436FA (Core i7-10510U) |
3626
|
HP x360 13c (Core i7-10510U) |
3146
|
HP x360 14 (Core i5-8250U) |
2938
|
HP x360 14c (Core i3-10110U) |
2209
|
Acer 712 C871T-A38N (Core i3-10110U) |
1812
|
HP x360 14b (Pentium N5000) |
1503
|
HP x360 12b (Pentium N5030) |
1450
|
HP 14a(Pentium N5030) |
1428
|
ASUS Detachable CM3 (MediaTek MT8183) |
1422
|
IdeaPad Flex 360 (MediaTek MT8183) |
1403
|
IdeaPad Slim 360 (MediaTek MT8183) |
1390
|
Acer Spin512 (Celeron N4100) |
1393
|
Acer Spin 311 (MediaTek M8183C) |
918
|
Acer CB311 (Celeron N4020) |
899
|
IdeaPad Flex550i (Celeron 5205U) |
880
|
Acer 712 C871T-A14N (Celeron 5205U) |
814
|
Acer 512 C851T-H14N (Celeron N4000) |
792
|
Acer 11 C732L-H14M (Celeron N3350) |
530
|
ASUS C223NA (Celeron N3350) |
514
|
Lenovo 300e 2nd Gen (A4-9120C) |
465
|
ベンチマークスコアの比較
CPU | Geekbench 5 シングルコアスコア |
---|---|
HP x360 14c (Core i3-10110U) |
1015
|
HP x360 14 (Core i5-8250U) |
921
|
Acer 712 C871T-A38N (Core i3-10110U) |
826
|
HP x360 12b (Pentium N5030) |
520
|
HP 14a(Pentium N5030) |
511
|
IdeaPad Flex550i (Celeron 5205U) |
461
|
HP x360 14b (Pentium N5000) |
447
|
Acer 512 C851T-H14N (Celeron N4000) |
426
|
Acer 712 C871T-A14N (Celeron 5205U) |
431
|
Acer Spin512 (Celeron N4100) |
397
|
ASUS Detachable CM3 (MediaTek MT8183) |
301
|
IdeaPad Flex 360 (MediaTek MT8183) |
299
|
IdeaPad Slim 360 (MediaTek MT8183) |
292
|
Lenovo 300e 2nd Gen (A4-9120C) |
287
|
Acer 11 C732L-H14M (Celeron N3350) |
272
|
ASUS C223NA (Celeron N3350) |
270
|
PCMark / 3DMark
アプリによる軽めの作業の快適さを計測するPCMarkでは、ARM系(MediaTek系)のCPUを下回るほどでした。ARM系はAndroidアプリとの相性がいいため、その点が影響しているのかもしません。古いCeleronでアプリをゴリゴリ使うのは厳しそうです。
ベンチマークスコアの比較
CPU | PCMark Work 2.0スコア |
---|---|
ASUS Flip C436FA (Core i7-10510U) |
11966
|
HP x360 14c (Core i3-10110U) |
11792
|
HP x360 14 (Core i5-8250U) |
10653
|
HP x360 13c (Core i7-10510U) |
10010
|
HP x360 12b (Pentium N5030) |
9692
|
HP 14a(Pentium N5030) |
9455
|
Acer 712 C871T-A38N (Core i3-10110U) |
9150
|
HP x360 14b (Pentium N5000) |
8714
|
Acer CB311 (Celeron N4020) |
8564
|
IdeaPad Flex550i (Celeron 5205U) |
8249
|
Acer Spin512 (Celeron N4100) |
8191
|
Lenovo 300e 2nd Gen (A4-9120C) |
8064
|
Acer 512 C851T-H14N (Celeron N4000) |
8011
|
IdeaPad Slim 360 (MediaTek MT8183) |
6878
|
IdeaPad Flex 360 (MediaTek MT8183) |
6743
|
IdeaPad Duet (MediaTek Helio P60T) |
6686
|
ASUS Detachable CM3 (MediaTek MT8183) |
6655
|
Acer Spin 311 (MediaTek M8183C) |
6307
|
Acer 712 C871T-A14N (Celeron 5205U) |
6177
|
Acer 11 C732L-H14M (Celeron N3350) |
5518
|
ASUS C223NA (Celeron N3350) |
5195
|
グラフィックステストでは、なぜかそこそこ優秀な結果が出ました。しかし同じCPUを搭載した別機種のスコアが低いことを考えると、なぜスコアが跳ね上がったのか不明です。
ベンチマークスコアの比較
CPU | 3DMakr Sling Shotスコア |
---|---|
HP x360 13c (Core i7-10510U) |
5522
|
ASUS Flip C436FA (Core i7-10510U) |
4648
|
Acer 712 C871T-A38N (Core i3-10110U) |
4243
|
HP x360 14c (Core i3-10110U) |
4172
|
HP x360 14b (Pentium N5000) |
2780
|
Acer Spin512 (Celeron N4100) |
2636
|
IdeaPad Flex550i (Celeron 5205U) |
2538
|
Lenovo 300e 2nd Gen (A4-9120C) |
2269
|
Acer 512 C851T-H14N (Celeron N4000) |
2247
|
HP x360 12b (Pentium N5030) |
2239
|
HP 14a(Pentium N5030) |
2203
|
Acer 712 C871T-A14N (Celeron 5205U) |
2107
|
Acer 11 C732L-H14M (Celeron N3350) |
1873
|
Acer CB311 (Celeron N4020) |
1871
|
ASUS Detachable CM3 (MediaTek MT8183) |
1796
|
IdeaPad Slim 360 (MediaTek MT8183) |
1789
|
Acer Spin 311 (MediaTek M8183C) |
1458
|
ASUS C223NA (Celeron N3350) |
1445
|
起動時間の計測結果
電源オフの状態から電源ボタンを押してパスワード入力画面が表示されるまでの時間を計測したところ、平均で9.22秒でした。Chromebookは10秒前後が平均で、標準よりもやや早い結果です。待たされている感はほとんどありません。
起動時間の計測結果(手動計測)
1回目 | 13.8秒 |
---|---|
2回目 | 13.2秒 |
3回目 | 14.8秒 |
4回目 | 12.0秒 |
5回目 | 12.9秒 |
平均 | 9.22秒 |
LTEも性能も微妙な仕上がり
よかった点
MIL-STD-810Gや122cmの落下テストをクリアーするなど、壊れにくく作られている点が魅力です。そのぶん本体デザインがイマイチですが、この点については仕方がないでしょう。また個人的にはキーボードがとても使いやすく感じました。
気になる点
正直なところ、いまこのモデルを選ぶべきかは微妙です。
まず目玉となるLTE機能についてですが、ドコモのmopera U限定である点がネックです。またCPU性能が現行モデルよりも低く、自動更新ポリシーによるサポート期間は3年を切りました。このようなデメリットがあるなかで、あえてこの機種を選ぶ理由は少ないと思います。絶対にLTEと頑丈さがが必要な人であれば、非常に安ければ買ってもいいかもしれません。でなければ、格安クラムシェルなら▶Acer 712 C871T-A14Nや▶IdeaPad Slim 360をおすすめします。
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