
最強PCスピーカーの最後の1台(?)をゲット
個人的に「最強のPC向けスピーカー」だと思っている『ロジクール Z625 オプティカルインプット対応 スピーカーシステム + サブウーファー(以下、”Z625″)』を購入しました。筆者は2022年11月にも同じスピーカーを購入してからずっと使い続けており、3年半たったいまになって、さらにもう1台買い足したわけです。

3年半振りに買い足したロジクール Z625
楽天やYahoo!ショッピングの公式ショップではすでに売り切れており、もう(普通の手段では新品を)入手できません。もしかしたら、筆者が購入したのが最後の1台だったのかも。販売ページに「在庫限りで終了」と出てから買い足すべきかスルーすべきか迷っていたのですが、もう手に入らないと思うと、我ながらいい買い物だったと思います。

楽天やYahoo!ショッピングの公式ショップでは販売終了
どんなところが最強か?
Z625の発売は、2017年12月14日。いまから8年以上前のモデルです。価格はオープンプライスで、当時の店頭予想価格は1万9880円前後。筆者は2022年に1万8889円で購入し、2台目を2万0790円で購入しています。

サテライトスピーカーが70W×2(RMS:35W×2)、サブウーファーが260W(RMS:130W)の構成
Z625の最強ポイントをひと言でいえば「身体にメチャメチャ響く重低音環境が2万円で手に入る」ことです。
サブウーファーを最大に効かせると、部屋の床が震えます。大げさではなく、本当に震えるのです。30Hz台の超低音も普通に聞くことが可能。一般的なPCスピーカーでは、そもそもこのあたりの音はほとんど出ません。
とんでもなく強い低音は、ゲームや映画などに向いています。爆発音や銃声、地響きのような効果音が、耳だけでなく身体に「ドゥーン!」と響きます。この迫力は、低音をしっかり鳴らせるサブウーファーがあってこそです。

大迫力の重低音を実現する超デカイサブウーファー
もちろん音楽でも、Z625の重低音を楽しめます。たとえば大作系のゲームや映画のサントラなどでは、普通のスピーカーやイヤホンでは聞こえなかった低音が聞こえますし、ヒップホップ系の曲などで見られる「808ベース」の音もズッシリと響いて聞こえました。重低音を意図的に作り込んだ音源で、Z625はPC用スピーカーとしてはあり得ないほどの力強さを発揮するのです。
中~高音域は普通?
サテライトスピーカーもそこそこいいはずですが、中音域から高音域にかけては、個人的には普通な印象です。THX認証を取っているとのことなのでポテンシャルはあるはずなのですが、重低音のインパクトが強すぎて、中~高音域に意識が向きません。

サテライトスピーカー

電源のオンオフやボリューム調整はここで操作

分離型なのでサウンドバーよりはステレオ感がありますが、左右をそれなりに離す必要があります
PCとの接続はUSB変換アダプター経由で
Z625はちょっと古めの機種で、Type-CなどのUSB接続やワイヤレス接続には対応していません。そこがひとつの弱点と言えば弱点です。アナログ接続でも基本的には問題ないのですが、少しでもノイズを減らすことを考えると、デジタルによる接続が好ましいのではないかと思います。

接続端子類

サテライトスピーカー側にもアナログ端子
ただしPC側には光デジタルの端子はないため、USB→光デジタルの変換アダプターが必要です。変換アダプター内蔵のケーブルを使うのもいいでしょう。PC以外でも、やや古めのテレビであれば光デジタルに対応しているものもありますし、PC側からUSB DACにつないで3.5mmステレオジャックやRCAにつなぐのもありだと思います。
PCとの接続を重視するのであれば、USBで接続できる『ロジクールG560』を選ぶのもアリです。こちらもサブウーファー付きで、低音域の迫力は十分。LEDで光る機能はゲーミングっぽいものの、ゲームの音の迫力の面ではZ625のほうが上かもしれません。

ロジクールG560

とにかくデカい
Z625の大きなデメリットは、設置に場所を取る点です。特にサブウーファーがPC向けとしてはデカすぎ。設置場所をサッと変えるなんてムリですし、据え置きで使うことが前提と考えてください。またサテライトスピーカーのステレオ感を活かすなら、デスクの幅もそれなりに必要です(筆者は幅120cmのデスクに設置しています)。

サブウーファーと15.6インチノートPCとのサイズ比較
オジサンは重低音にこだわれ
Z625は、ゲーム系イベントで使われているのを何度か目にしたことがあります。騒がしい会場でも、迫力のある音を聞かせるためでしょうか。その点からも、普通のPCスピーカーではないことがわかるでしょう。
ある一定の年齢にさしかかると――ぶっちゃけて言えばオジサンになると――、中高音域は聞こえづらくなるもの。実際に高い音が聞こえにくくなっている人も、読者のなかには多いのではないでしょうか。しかしそんなお年ごろであっても、低音域の感度は若いころとほとんど変わっていないとのこと。迫力のある音を楽しみたいなら、とりあえずデカいサブウーファーを使ったほうが手っ取り早いと言えるかもしれません。
Z625は、そんな重低音を2万円台で実現するPC用スピーカーでした。筆者はこれまでにさまざまなサウンドバーを試していますが、「低音だけで見れば」10万円クラスのものでも、2万円のZ625にはかないません。いまこれだけの環境を実現するとなると、確実に2万円より高くつくのではないでしょうか。

重低音の面ではコスパ最強のスピーカー
その点などを考慮しつつ、手持ちの機材が故障したときのことも考えて、筆者は今回Z625を買い足しました。いまのところはとりあえずリビングのテレビにつないで、ニンテンドースイッチ2のゲームと映画で楽しむ予定です。
Z625を最強のPC用スピーカーとしておすすめしたいところではありますが、残念ながら販売が終了してしまいました。もし売っているのを見かけたら、前向きに購入を検討してみてください。