
中国のミニPCメーカーであるGMKtecから、手のひらサイズのミニPC『NucBox G5S』が発売されました。2026年7月時点での価格は3万6999円(クーポン利用時)。スペックはCeleron N5095 / LPDDR4 8GB(オンボード) / 128GB SATA SSDの構成です。

GMKtec NucBox G5S
ミニPCをウオッチしている人ならピンと来ると思いますが、これは2024年に発売された『NucBox G5』の後継モデルです。外観やサイズ、インターフェース構成はまったく同じ。CPUとメモリーを載せ替えた程度と考えていいでしょう。

旧モデルのNucBox G5

ただし、CPU性能は下がっています。CPUとして使われているCeleron N5095(4コア4スレッド)は、2021年にリリースされたJasper Lake世代の格安PC向け低性能タイプ。一時期ノートPCでよく使われていたCeleron N4500(2コア2スレッド)と同じ世代の上位CPUです。ベンチマークスコアの統計では、前モデルで使われていたIntel N97から3割程度ダウンしています。

PassMark CPU Benchmarksによる統計データ。「CPU Mark」が性能を表わします
前モデルが2年前で「性能面でちょっと物足りなさはある」(筆者による実機レビューより引用)レベルでしたので、いまの基準で性能ダウンはだいぶ厳しいかもしれません。使い方しだいではあるものの、利用シーンはだいぶ限定されると思います。

インターフェース構成
スペック
| 発売日 | 2026年7月 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel Celeron N5095 |
| メモリー | LPDDR4-2400 8GB ※オンボード増設非対応 |
| SSD | 128GB M.2 SATA SSD |
| グラフィックス | Intel UHD Graphics(CPU内蔵) |
| 通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth5.2、有線LAN(1Gb)×1 |
| インターフェース | USB Type-C(給電専用)、USB3.2 Type-A×3、HDMI×2、microSDカードスロット、有線LAN、ヘッドホン端子 |
| ドライブベイ | なし |
| スロット | M.2スロット×2(ストレージ用×1、Wi-Fi用×1) |
| 付属品 | 電源アダプターなど |
| サイズ / 重量 | 幅72×奥行き72×高さ44.5mm / 206g |
前モデルの価格は2万円台前半で、セールによっては2万円を切ることもありました。それに対して新モデルは、CPU性能が低下 / メモリー容量が減少(12GB右8GB) / SSDの容量が半減して3.7万円。パーツ高騰によるPCの値上がりが続くなか、仕方がないとは言えPCマニアには厳しい世の中です。
実用的に使えるか否かで言えば厳しいと思いますし、PCマニアのオモチャとしてはちょっと値が張りますしで、個人的には微妙な立ち位置だと思います。極小のミニPCを4万円以内でなんとかしたいと言った限定的なニーズであればなんとか、という感じでしょうか。
関連リンク