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ROCCAT KHAN AIMO レビュー:ホワイトがカッコイイ高音質ヘッドセット

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ROCCAT KHAN AIMO ホワイトモデル レビュー

ROCCATの「ROCCAT KHAN AIMO」は、バーチャル7.1チャンネル対応のゲーミングヘッドセットです。業界初のハイレゾ音源対応モデルであるほか、LEDによる1680万色のRGBイルミネーションにも対応。ボディは軽量コンパクトで合皮製イヤーパッドのつけ心地もよく、長時間のゲームプレーにも適しています。発売は2018年3月ですが、10月にホワイトのモデルがラインナップに追加されました。

 

ROCCAT KHAN AIMO ホワイトモデル

10月に発売されたホワイトモデル

 

実は発売の1ヵ月前にホワイトモデルをROCCAT Japanさんからご提供いただきまして、この1ヵ月間ほぼ毎日のように1時間以上みっちりとゲームをして、ROCCAT KHAN AIMOの性能を確認していました(お仕事ですよ、お仕事)。

 

ただし筆者は、ゲーミングヘッドセットに詳しいわけではありません。そのためROCCAT KHAN AIMOの音質部分については、十分に検証・表現できていない可能性があります。

 

とは言うものの、これまでロジクール G433というゲーミングヘッドセットを使っていましたので使用経験はあります。そこで今回はROCCAT KHAN AIMOはロジクール G433と比べてどうなのか? という点を中心にレビューします。ゲーミングヘッドセット初心者による解説ではありますが、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

ROCCAT KHAN AIMOの評価

ROCCAT KHAN AIMOの評価

総合評価: 4.0/5.0

(評者:こまめブログ)

デザイン 本体カラーはホワイトとブラックの2色。ホワイトがカッコいい!
装着感 イヤーパッドはとても柔らかく、長時間使っても痛みはない。筆者の愛用品
定位感 斜め方向は45度程度で聞き分け可能。後ろ方向の音がややわかりづらい
付属ソフト イコライザー対応でプリセットも多い。特定の音をブーストできる機能が便利
音質 解像感が高く、音が非常にクリアー。ハイレゾ音源対応

 

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ホワイトのボディがカッコイイ!

ROCCAT KHAN AIMOのホワイトモデルは、ヘッドバンドとハウジング(イヤーパッドの裏側)、アームの3ヵ所が白です。スライダーはシルバーですが、そのほかの部分は黒で、ホワイトとブラックのツートンカラー構成になっています。ゲーミングヘッドセットで白のモデルは珍しく、非常に印象的なデザインに感じました。

 

ROCCAT KHAN AIMOのホワイトモデル

ROCCAT KHAN AIMO ホワイトモデルのデザイン

 

ROCCAT KHAN AIMO ヘッドバンド

ヘッドバンド部分。使い始めのうちは固さを感じましたが、しばらくすると頭になじんできてキツさはなくなりました

 

ROCCAT KHAN AIMO 全体

全体のシルエット

 

合皮製のイヤーパッドは非常に柔らかく、装着時は固さや圧迫感を感じません。フィット感は抜群で、筆者の耳のサイズにはピッタリでした。

 

ロジクールG433と付け比べてみると、つけ心地はROCCAT KHAN AIMOのほうが優れているように感じます。ロジクールG433はイヤーパッドが少し大きくて、耳の根本あたりを圧迫するように感じるんですよね。

 

ROCCAT KHAN AIMO  イヤーパッド

合皮製で柔らかいイヤーパッド

 

通気性については特に問題を感じませんでしたが、これは気温が少し涼しくなってきたからかもしれません。とは言え、少し気温が高い日でも蒸れるようなことはありませんでした。

 

ただ通気性の面では、ロジクールG433で使われているメッシュ素材のほうが優れているのは確か。また合皮は経年劣化によってボロボロと剥がれるのが心配です。とは言え、2~3年使えば買い替えにちょうどいい時期だとは思いますが。

 

使っていて便利に感じたのは、ハウジング部分にボリュームコントローラーが用意されている点です。音量を調整したいときにケーブルをたどる必要がなく、耳に手を当てるような感覚でスグに調整できます。

 

ROCCAT KHAN AIMO  音量調節

右側のハウジング部分に設置されたボリューム調整ツマミ

 

またハウジングとアームにはLEDが内蔵されており、使用時にはゲーミングデバイスっぽく光ります。光の色は、専用のユーティリティーから変更可能です。

 

ROCCAT KHAN AIMO  LED内蔵

ハウジングとアーム部分にLEDを内蔵

 

ROCCAT KHAN AIMO  光の色を変更

専用ユーティリティー「ROCCAT SWARM」でLEDの色を1690万色から選択可能

 

パッシブタイプのノイズキャンセリングに対応するマイクは自動ミュート機能付きで、マイク部分を上げ下ろすことでマイクのオン/オフを切り替えられます。マイクの柄の部分はやわらかな素材でできており、音を拾いやすい/ノイズが入りにくい場所に固定できます。

 

ROCCAT KHAN AIMO  マイク

自動ミュート機能付きのマイク。取り外しは不可

 

ケーブル部分を除く重量は実測で290gでした(公称値は275g)。ロジクールG433は実測270gで、付け比べてみるとROCCAT KHAN AIMOのほうがわずかに重く感じます。しかし体感的にそれほど大きな差はなく、長時間使うのであれば装着感がいいROCCAT KHAN AIMOのほうが適していると思います。

 

デザインと装着感がいいので基本的にとても気に入っているのですが、ケーブルが長い点が少し気になりました。ケーブルの長さは2.4メートルで、環境によっては取り回しあるいは余分な長さが気になるかもしれません。

 

ROCCAT KHAN AIMO  ケーブル長

ケーブル長は2.4メートル

 

またROCCAT KHAN AIMOはUSB接続のみで、基本的にPCでのみ利用可能です。ゲーム機やスマホ/タブレットでは正常に動作しない場合がある点に注意してください。

音の解像感が高い!

ROCCAT KHAN AIMOでバーチャル7.1チャンネルサラウンドを有効にするには、専用ユーティリティーの「ROCCAT SWARM」をインストールする必要があります。

 

ROCCAT KHAN AIMO ROCCAT SWARM

専用ユーティリティー「ROCCAT SWARM」

 

リンク

ROCCAT SWARMのダウンロード

 

実際にゲームをプレーしてサウンドを確認したのですが、音の解像感が高いのにビックリしました。ロジクールG433では聞こえなかった音が、ROCCAT KHAN AIMOではハッキリと聞こえるのです。

 

たとえば「Fallout 4」(FPSやシューターでなくてスミマセン)でシステムメニューのカーソル音があるんですけど、ロジクールG433では「カッ」という感じの音だったのですが、ROCCAT KHAN AIMOではもっと情報量の多い「プワッ」という音で聞こえるんです。ホントはこんな感じの音だったんだ、みたいな。

 

BGMの再生や音楽視聴についても、ROCCAT KHAN AIMOのほうが断然高音質です。ロジクールG433はどちらかと言うとゲーム用に特化していて、「聞こえればいいでしょ」的な印象。高音域がクリアで足音などもハッキリと聞き取れるのですが、音が荒々しく単に聞こえているだけという感じでした。

 

しかしROCCAT KHAN AIMOは表現力が豊かで、低音域から高音域までがバランスよく聞こえます。個々の音はクリアーで、それぞれはっきりと聞き取れました。しかもDACサウンドカードを内蔵しているので、ハイレゾ音源の再生も可能です。

 

ただし実際にハイレゾ音源を再生したところ確かに通常の圧縮音源よりは音質がいいように感じましたが、DAC内蔵アンプのように息づかいまで聞こえるというほどではありませんでした。まあそれでも、一般的なゲーミングヘッドセットよりも音楽用途に適しているのかもしれません。

 

バーチャルサラウンドについては、ゲーム内で音の発生源の周囲をグルグル回って調べてみました。

 

バーチャルサラウンドのチェック

Fallout 4でエンジン音がうるさいジェネレーター(小)を設置し、その周囲を移動

 

ROCCAT KHAN AIMOでは、音が前後左右のどちらから鳴っているのかがハッキリとわかりました。ロジクールG433でも音が出ている方向はわかるのですが、BGMやほかの効果音が鳴っているとちょっとあいまいに感じます。この点については、ROCCAT KHAN AIMOの解像感の高さが影響しているのかもしれません。

 

上下の高さや音の遠近感までは感じられませんでしたが、これは現在のバーチャルサラウンドの限界なのかもしれません。前後左右の位置はわかるので、特に索敵が重要な対戦系ゲームを有利に進められるでしょう。

 

また筆者は基本的にソロ専ですので、ボイスチャットでの利用についてはチェックしていません。しかし音の解像感が高いので、チャット中にほかの音が潰れて聞こえづらいということは少ないはず。個人的にはマイクが使えるというだけで大満足なのですが、これはロジクールG433でどうしてもマイクが認識されなくて結局そのまま放置したという経験があるためです。

ワンランク上のゲーミングヘッドセット

ということで、今回はROCCAT KHAN AIMO ホワイトモデルのレビューをお届けしました。

 

このレビューを書くにあたって1ヵ月ぶりくらいにロジクールG433を使ってみたのですが、以前は気が付かなかった音の粗さやイヤーパッドの圧迫感を感じるようになってしまいました。値段はROCCAT KHAN AIMOのほうがちょっとだけ高いのですが、ゲームの快適さを重視するなら断然おすすめ。ただ音を聞くだけではなく、ゲームの音を楽しむのに向いています。PC専用ではありますが、ワンランク上のヘッドセットを使ってみたい人はぜひ検討してみてください。

 

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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