Surface Go 2は、2020年5月発売の10.5インチタブレットです。2018年に発売された前モデル・Surface Goに比べて、画面サイズやスペックなどがアップグレードされました。
この記事では新モデルのSurface Go 2と旧モデルのSurface Goについて、外観やスペック、パフォーマンスの違いなどを解説します。
この記事の目次
- ▶スペックの違い
- ▶デザインの違い
- ▶ディスプレイの違い
- ▶インターフェースの違い
- ▶パフォーマンスの違い
- ▶そのほかの違い
- ▶価格について
- ▶まとめ
※2020年6月17日時点の本体価格。キーボードやマウス / ペンは別売り
Surface Go 2とSurface Goのスペックの違い
まずは、Surface Go 2とSurface Goのスペックの違いから。それぞれの主な仕様は、以下のとおりです。
Surface Go 2とSurface Goの違い
Surface Go 2 |
Surface Go |
|
---|---|---|
発売日 | 2020年5月 | 2018年8月 |
画面サイズ | 10.5インチ | 10インチ |
解像度 | 1920×1280ドット | 1800×1200ドット |
大きさ (本体のみ) |
幅245mm 奥行き175mm 高さ8.3mm |
|
重さ (本体のみ) |
・544g~ (Wi-Fi) ・553g~ (LTE) |
・522g~ (Wi-Fi) ・532g~ (LTE) |
CPU | ・Pentium 4425Y ・Core m3-8100Y |
Pentium 4415Y |
メモリー | ・4GB ・8GB |
|
ストレージ | ・64GB eMMC ・128GB SSD |
|
グラフィックス | UHD 615 | HD 615 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax) | Wi-Fi 5 (11a/b/g/n/ac) |
Bluetooth | 5.0 | 4.1 |
NFC | 対応 | 非対応 |
LTE | 対応モデルあり | |
インターフェース | USB3.0(Type-C)×1 Surface Connect microSDカードスロット |
|
カメラ | IRカメラ (赤外線カメラ) フロント:500万画素 リア:800万画素 |
|
マイク | 遠距離対応デュアルスタジオマイク | シングルマイク |
駆動時間 | ・最大10時間 | ・最大9時間 (Wi-Fi) ・最大8.5時間 (LTE) |
Surface Go 2とSurface Goのデザインの違い
外観的な違いはほとんどありません。大きさもカラーも材質もまったく同じ。細かなディテールが微妙に異なりますが、パッと見ではどちらか判断しづらいでしょう。
Surface Go 2とSurface Goのディスプレイの違い
ディスプレイは前モデルが10インチの1800×1200ドットであったのに対して、Surface Go 2では画面サイズが10.5インチで解像度が1920×1280ドットにスペックアップしています。画面は大きくなっても本体サイズは変わらず、ベゼルがやや細くなりました。
画素密度は217 PPIから220 PPIとあまり変わっていないため、映像の精細さについてはほぼ同じ。しかし解像度が増えたぶん、より多くの情報を表示できます。文書作成などで作業効率が向上するでしょう。
Surface Go 2とSurface Goのインターフェースの違い
周辺機器接続用のインターフェース (端子類)の構成も、まったく変わりません。ただし録音用のマイクがシングル構成からデュアル構成に変わったことで、音質が若干向上しています。前モデルではやや響いたり離れると音が小さくなったりしましたが、新モデルでは音がクリアーで離れていてもしっかり録音できています。
Surface Go 2とSurface Goのパフォーマンスの違い
前モデルのSurface Goでは、CPUとしてPentium 4415Yが使われていました。Surface Go 2ではその次の世代のPentium 4425Yと、さらに上位のCore m3-8100Yが使われています。
CPUの違い
Core m3-8100Y | Pentium 4425Y | Pentium 4415Y | |
---|---|---|---|
使用モデル | Surface Go 2 | Surface Go | |
リリース | 2018年 | 2019年 | 2017年 |
コア/スレッド | 2/4 | ||
周波数 | 1.10GHz | 1.70GHz | 1.60GHz |
最大周波数 | 3.40GHz | - | |
TDP | 5W | 6W | 6W |
内蔵グラフィックス | UHD 615 | HD 615 |
PentiumもCore m3も、基本的には計算性能より省電力性能を重視したCPUです。ノートPC向けCPU全体で見ると、パフォーマンスはあまり高くありません。Surface Pro 7やSurface Laptop 3などで使われているCore i5 / Core i7よりもグッと劣ります。
CPUの性能比較 (マルチコア性能)
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i7-10710U |
2214
|
Core i7-1065G7 |
1619
|
Core i7-10510U |
1486
|
Core i5-1035G4 |
1480
|
Core i5-1035G1 |
1456
|
Core i5-10210U |
1435
|
Ryzen 5 3500U |
1381
|
Core i3-10110U |
918
|
Ryzen 3 3200U |
643
|
Surface Go 2 (Core m3) |
570
|
Surface Go 2 (Pentium) |
378
|
Surface Go (Pentium) |
339
|
Celeron N4000 |
301
|
Celeron 4205U |
293
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
Core m3とPentiumでは、Core m3のほうがベンチマークテストのスコアで1.5倍ほど上回ります。性能的にはだいたい40~60%程度パフォーマンスアップすると考えていいでしょう。少しでも軽い動作で使いたいのであれば、Core m3モデルをおすすめします。
Surface Go 2とSurface Goのそのほかの違い
Surface Goと同時発売のタイプカバーとSurface Go 2と同時発売のタイプカバーでは、色のほかにメディアキー (ホットキー)の並び順が若干異なります。使い勝手についてはほぼ変わりません。
Surface Go 2とSurface Goの価格について
すでに最新モデルのSurface Go 2が発売されているので、スペック面で劣る前モデルを購入する必要はありません。マイクロソフトの公式ストアでも、すでにSurface Goの販売は終了しています。
Surface Go 2の標準価格
CPU | メモリー | ストレージ | 税込価格 |
---|---|---|---|
Pentium 4425Y | 4GB | 64GB eMMC | 6万5780円 |
Pentium 4425Y | 8GB | 128GB SSD | 8万5580円 |
Core m3-8100Y ※LTE対応 |
8GB | 128GB SSD | 10万7580円 |
※2020年6月17日時点
Surface Goの標準価格
CPU | メモリー | ストレージ | 税込価格 |
---|---|---|---|
Pentium 4415Y | 4GB | 64GB eMMC | 5万5000円 |
Pentium 4425Y | 8GB | 128GB SSD | 7万1830円 |
Pentium 4425Y ※LTE対応 |
8GB | 128GB SSD | 8万4920円 |
※2020年6月17日時点
タイミングによってはセールが行なわれていることもあるので、まずは公式サイトをチェックしてみてください。タイプカバーやペンなどを同時購入するなら、まとめ買いキャンペーンがお得です。
Surface Go 2
税込6万5780円~
関連リンク
まとめ買いで純正アクセサリーが20%オフ
通販サイトでは、まだ前モデルのSurface Goが販売されていることもあります。しかし前述のようにスペック面で劣るので、わざわざ選ばなくてもいいでしょう。ただしセールなどで驚くほど安く買えるならアリです。
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見た目ほぼ同じでも中身はしっかりパワーアップ
前述したように、Surface Go 2の見た目はSurface Goとあまり変わりません。しかしディスプレイの解像度が向上しているほか、CPU性能もパワーアップしています。あえて旧機種を選ぶことで予算を抑えるという手もありますが、少しでも快適に使いたいなら新しいSurface Go 2を選ぶべきです。
※2020年6月17日時点の本体価格。キーボードやマウス / ペンは別売り
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