
日本HPは2026年の8月下旬、ミニデスクトップPC『HP OmniDesk Mini』の発売を開始しました。販売中のモデルはCore Ultra シリーズ 3(Panther Lake)搭載で、通常価格27万5000円から。10月に発売予定のCore シリーズ 3(Wildcat Lake)搭載モデルは通常価格19万8000円から。HP直販サイトで販売中です。

HP OmniDesk Mini

サイズ感のイメージ
ラインナップ
| 構成 | 通常価格 |
|---|---|
| Core Ultra 5 325 / 16GB / 512GB | 27万5000円 |
| Core Ultra 7 356H / 16GB / 512GB | 29万9860円 |
| Core 3 304 / 8GB / 512GB | 19万8000円 |
| Core 5 315 / 12GB / 512GB | 22万9900円 |
※2026年8月31日時点
スペックのわりに価格が高い印象ですが、これは通常価格つまり「定価」であるためです。HPはいつも発売から1~2週間後に安いキャンペーンモデルを販売するので、いまスグには買わずに値下がりを待つべきでしょう。
キャンペーン価格でどれくらい安くなるかについては、いまのところ不明です。しかしほかのHP製デスクトップPCではキャンペーンモデルで30~35%程度割り引きされているため、仮に同程度の割引率だとするなら、Core Ultra 5 325モデルで18万円前後となるかもしれません。4月に発売されたレノボのYoga Miniが現在17万円前後で販売されているので、そのあたりが妥当なのではないかと思います。
スペック(Panther Lakeモデル)
| OS | Windows 11 Home |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 5 325(8コア8スレッド) Intel Core Ultra 7 356H(16コア16スレッド) |
| メモリー | 16GB LPDDR5X-8533(オンボード) |
| ストレージ | 512GB Gen4 NVMe SSD |
| グラフィックス | Intelグラフィックス(CPU内蔵) |
| 通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 6、有線LAN(2.5Gb)×1 |
| インターフェース | Thunderbolt 4×2、USB Type-A×2、USB Type-C×1、有線LAN、ヘッドホン端子 |
| 生体認証 | なし |
| サイズ / 重量 | 幅130×奥行き130×高さ48mm(容積0.81リットル) / 約0.47kg |
| 電源 | 140W USB-C アダプター |
HP OmniDesk Miniは「HP初のミニデスクトップPC」とのことですが、手のひらサイズのコンパクトタイプであれば、2015年に『HP Stream Mini』という機種を発売しています。そのころは税込みでも2万円台と、価格的にもミニPCクラスでした。もっとも性能はやや低かったのですが。

公式サイトには「HP初のミニデスクトップPC」

2015年発売の『HP Stream Mini』は、いまどきのミニPCに近い製品でした

CPU性能については、Core Ultra 5 325でギリギリミドルハイクラス、Core Ultra 7 356Hで文句なしのハイエンドクラスといったところです。上位モデルと下位モデルの価格差が2.5万円程度であれば、上位モデルを選んだほうがお得な印象ですね。ただし熱対策でパフォーマンスが調整されている可能性があるので、実際の性能については実機に触れてみないとわかりません。
ノートPC向けCPUの性能
| CPU | PassMark CPU Mark Score |
|---|---|
| Core Ultra 5 325 |
19577
|
| Core Ultra 7 356H |
34138
|
| Ryzen 5 7430U |
15148
|
| Ryzen 7 H 255 |
28076
|
| Ryzen AI 9 HX 470 |
36997
|
※スコアはPassMark CPU Benchmarksによる集計値
端子類については十分な構成です。ちょっと気になったのは、製品ページに「2台のPCをシームレスに連携したマルチデバイス環境でのクリエイティブワークにも対応」と書かれている点。たとえばThunderbolt 4で2台のHP OmniDesk Miniをつないで、片方は作業用 / もう片方はレンダリングやエンコード用などのように活用できるのでしょうか? そのあたりは言及されていないため、実際のところはわかりません。

インターフェース構成
大手メーカー製で安心感があるとは言え、16GBメモリー搭載のミニPCで通常価格27.5万円、割り引き後の想定価格で17万円前後は、だいぶお高い印象です。コスパを重視するのであれば、中国ミニPCメーカー製品のほうが有利でしょう。どうしてもHP製にこだわりたい、あるいは超大手メーカーでなければ安心できないという人向けです。大きさにこだわりがないなら、タワー型を選ぶのもアリ。
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