
9/28の16時、GMKtecは『EVO-X5 Pro』を国内向けに発売しました。24時間限定の「スーパー早割価格」で103万9840円から。Mac StudioやNVIDIA DGX Spark、ASUSのゲーミングミニPCなど、これまでにも100万円超のコンパクトPCはありましたが、過去に2万円台のミニPCを出していた中国メーカーからこれほどの機種が出たことは、なにかのしきい値を超えたような雰囲気を感じます。

最安の2TB SSDモデルで103万9840円

上位の4TB SSDモデルは107万1840円
そのほか、細かな仕様もいろいろと明らかになりました。サイズは幅80×奥行き195×高さ221mm(縦置き時)。容量は約3.45リットルで、一般的なミニPC(0.7~1.0リットル)の3~4倍以上です。このサイズ感だとミニPCではなく、コンパクトPCあるいはコンパクトワークステーションと言ったほうがいいでしょう。

インターフェース構成
スペック
| OS | Windows 11 Pro |
|---|---|
| CPU | Ryzen AI Max+ PRO 495(Zen5、16コア/32スレッド) |
| メモリー | LPDDR5X-8533 192GB(最大160GBをVRAMに割り当て可能) |
| SSD | 最大24TB(M.2 2280スロット×3) |
| グラフィックス | Radeon 8065S(CPU内蔵) |
| 通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、有線LAN(10Gb)×2 |
| インターフェース | USB4 V2×2、USB4×2、USB Type-A×4、HDMI、ヘッドホン端子 |
| 電源 | 330W 外付けSCアダプター |
| サイズ | 幅80×奥行き195×高さ221mm |
| 重量 | 2.5kg |
EVO-X5 Proは192GBのメモリーのうち160GBをVRAMとして割り当て可能で、その領域をローカルLLMで使うことを目的としています。公開されたAI性能を見ると、Qwen3-235B-A22Bが生成速度14.54トークン/秒と、快適と言えるか言えないか微妙なレベルで動いているようです。おそらく4bit前後の量子化で130~140GBなったモデルが載っているのでしょう。公式には量子化した320Bのモデルも読み込めるとしているので、ほかの大型モデルでも量子化しだいではなんとか収まるかもしれません。

公開されたAI性能

最大20台をクラスター化可能。ただし処理速度を上げるというより、AIサーバーの同時利用者数を増やす構成と見たほうがよさそうです
以前のニュース記事では価格について「100万円に届くかもしれません」と言及しましたが、予想どおり大台を突破しました。しかもこれは期間限定の「スーパー早割価格」なので、通常の販売価格はここからさらに上がるはずです。
192GB(VRAM160GB)は確かに魅力的な構成ではあるものの、100万円超えは普通の個人が趣味で利用する価格ではありません。業務で利用するとなるとメモリー帯域的に厳しい部分があるのは事実で、ほかの選択肢はいろいろあります。また、これから登場するであろうNVIDIA RTX Sparkの存在も気になります。
そう考えると、これに飛びつくのは考え物かなというのが筆者の正直な感想です。極めてレアなケース、たとえばAMD環境で200B超級の大型モデルを検証する必要があり、なおかつそのために百万円単位の予算があるような場合なら、試してみる価値はあるかもしれません。
関連リンク
GMKtec EVO-X5 Pro AMD Ryzen™AI Max+ PRO 495 ミニPC – GMKtec JP